(2,363m、長野県) 193座
2011年6月15日(水)
飯田IC1230−R153−R256−R8(大平街道)−1322東沢林道通行止め1332〜(途中ヒッチハイク)〜1425摺古木自然休憩舎(泊) |
この山は中央アルプス南部にある日本二百名山である。この山は
安平路山とは、「江戸時代の山師、安平により拓かれたことに由来する」という。
この山へ登るには、
飯田ICで降り、県道8号線の大平街道を走って行く。林道同然のうねった道で1車線の所も多い。所々に石仏などがあり、いかにも旧街道の趣があった。
飯田峠からわずかに下って行くと、民家が1、2軒現われて来る。ここが大平宿である。この大平宿は、昭和45年に集団離村して無人の里となったが、飯田山岳会などが中心になって保存活動を起こし、今は農村生活を体験できる場として維持されているという。しかし人影は全くなく、廃墟のようで薄気味悪い。 「摺古木山」の標識(写真)に従って右手の東沢林道へ入って行くと、左手に旧学校とキャンプ場らしいものが見えた。 |
東沢林道は悪路で名高いが、しばらくは舗装されている。舗装からダートのガタガタ道になってしばらくすると、ロープが張られていた。ロープは簡単に外れるが、命がけの運転はしたくないので潔くここへ車を置いて行くことにした。 飯田ICからここまで52分。大平宿から2.6kmだった。 (写真の左側にロープが張られている。右はUターンスペース) |
休憩舎には車が3台と、帰り支度をしていたバイクの青年がいた。こんなに車で来ているなら私達も車で来れば良かったと思った。帰りの林道歩きが思いやられる。 バイクの青年は、シャクナゲの花を写真に撮るため、摺古木山を一周して来たが、シャクナゲはツボミばかりで一輪しか咲いていなかったと言った。 |
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休憩舎の周りにはスズランが満開に咲いていた。我が家のスズランはとっくに終わってしまったが、ここは1770mもあるので今がちょうど見頃である。 |
2011年6月16日(木)
摺古木休憩舎450〜547分岐552〜630展望台640〜700摺古木山708〜818白ビソ山〜846避難小屋855〜909水場〜947安平路山1025〜1058避難小屋1103〜1135白ビソ山1140〜1232摺古木山1245〜1310分岐〜1355摺古木休憩舎 |
今日はいつ雨が降って来るか分からないので、雨具のズボンを穿き、4時50分に休憩舎を出発。ストックと缶ビールを持って登山道を登って行き、最初の沢で缶ビールを浸して行く。もちろん帰りに回収するが、キンキンに冷えることは間違いない。
ここはイワカガミとマイズルソウが多い。マイズルソウはまだ蕾だが、イワカガミは道端を赤く染めている。私は未だに「イワカガミ」と「コイワカガミ」の区別がつかないので、全て「イワカガミ」ということにしておく。
(イワカガミ) |
(イワカガミの群落) |
(マイズルソウ) |
ある一角に、キバナノコマノツメの群落があった。コマノツメとは、葉を駒の蹄にたとえたことによるもので、この花だけは私にも判別できる。 分岐へ5時47分着。ここからは展望台コースと直登コースがあるが、迷わずシャクナゲの群生地がある左手の展望コースを行く。 |
10分も行くと沢を登るようになった(ここが最後の水場)。沢を登って枯れ沢を詰めて行くと尾根道になり、待望のシャクナゲが現われて来た。しかし、まだ蕾が固い。 しかし、登るに従って咲き出した花もあった。日当たりが良いせいだろう。昨日の青年は「一輪しか咲いていなかった」と言ったが、たった一晩でこんなに違うものだろうか。それとも彼が気付かなかったのだろうか。 それにしても、この蕾が一斉に開いたらさぞかし見事だろうと思った。来るのが1週間早過ぎた。 |
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(恵那山) |
(南アルプス・深南部) |