斜面がなだらかになると、左正面に槍穂連峰が薄っすらと見えて来た。しかし、デジカメで撮るのは難しいかも知れない。 |
【越百山から空木岳までのズームは→こちら】
(御嶽山) |
(乗鞍岳) |
シラビソ山(2263m)の標識には、「安平路山1時間、摺古木山1時間」と書いてあった。私が持っている地図では、ここから避難小屋までが50分、そこから安平路までが50分、合計1時間40分となっている。この標識はちょっと怪しいのではないか。 良く踏まれた道を下って行くと、倒木が多くなって来た。迂回したり潜ったりしながら進んで行く。 |
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シラビソ林から抜け出すと、安平路避難小屋とその奥に待望の安平路山が見えた。ネットで何度も見た構図ではあるが、やはりこうして目の当たりにすると嬉しい。 避難小屋は、1週間前に登ったという方のブログに、「ドアが開かなかった」と書いてあったので、飯田市役所へ問い合わせると、「建付けが悪くなっただけで、鍵などを掛けているわけではない」とのことだった。しかし、ここへ泊まるつもりで来た人がドアが開かなかったら一大事である。 我々も交代で開けようとしたが開かない。やっとNさんが開けた。 小屋の中は囲炉裏があり、その奥がフローリングになっていた。二階もあった。ここなら快適な一夜を過ごせるだろう。 後から来る人のためにドアを少し開けておいた。 |
森林地帯の窪地を登って行く。雨が降ればたちまち沢になってしまうだろう。メチャクチャな急登ではないが、それなりにシンドイ。 足元には白い花がいっぱい咲いていた。最初はミツバオウレンかと思ったが、3枚葉ではなく5枚葉である。何だろう? (後で調べたらバイカオウレンだったようだ) |
道が良くなり普通の登りになると山頂の一角へ出た。なだらかに進んで行くと、Nさんが道端に座り込んでいた。そして、そこにポツンと山頂の標識が立っていた。ついに山頂へ到着。9時47分。休憩舎から4時間57分だった。 ここはシラビソとササに覆われて展望は全くないが、ここで昼食にすることにした。途中で雨に降られると昼食どころではないからだ。 |
翌朝(6月17日)は小降りになっていた。傘を差しながら林道を下る。ここは乗用車では腹を擦るかも知れないが、これぐらいの林道なら他にもある。 (一番悪い所でこの程度。やっぱ腹を擦るかな?) ロープがあった所まで来ると、ロープは切られていた。次に通る車はここがゲートだとは知らずに通り過ぎてしまうかも知れない。 摺古木休憩舎からここまで1時間10分だった。 |
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