馬道のコルを素通りして天丸方面へ向かって行く。
歩きながら天丸と大山は、どちらを先に登るかを思案した。その結果、遠い方から先に攻めることにして、天丸分岐を素通りして行く。とにかく今朝、野栗沢から見たあのマッターホルンのような大山を登らずしては帰れない。
少し登った所に倉門山の標識があり、そこから1、2分下った所に大山分岐があった。ここから見える大山が凄い迫力だ! ここからかなり下って行く。帰りの登り返しが思いやられる。下の方で人の声がした。 |
鞍部まで下り、いよいよ大山の登りである。垂直のような岩場にロープがぶら下がっていた。 それを登り切って次の岩を登ろうとした時、ペンキで×印があった。よく見ると左に矢印があった。 その矢印に従って左へ回り込むと、上部にロープがぶら下がっていた。 |
あっけなく岩場を登り詰めた。そこが山頂かと思ったが、これは前衛のピークで奥に2つの岩峰があった。 アカヤシオが咲く痩せた岩尾根を通り、右の岩峰を巻いて行くと、ガレ場のような登りになり、すぐに山頂へ着いた。思わず「ヤッター」と雄叫びを上げた。とにかく今朝、野栗沢からマッターホルンのように見えたあの山のテッペンへ立ったのだ。 |
(山頂の周りはアカヤシオがいっぱい) |
(大山から諏訪山、帳付山方面) |
本日、3つ目のピーク、天丸山を目指して下って行く。天丸山は大山や帳付山より人気があり、知名度もあるようだ。 大山ほどの急坂ではなく、すぐに鞍部へ着いた。ここから見上げる天丸山は垂直のように見える。こんな所が本当に登れるのだろうか? |
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登り切った所が山頂かと思ったが、20mほど先に山頂があった。「ついにやった!これで帳付、大山、天丸を登ったぞ〜!」 とにかく3つのピークに立て嬉しい。もう心残りは何もない。 |
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