【2.マッターホルン編・・・2/2】

マッターホルンのヘルンリヒュッテまで登る

20年前はマジにマッターホルンの山頂へ立つことを夢見ていたが、今はもうそんな元気はない。せめて途中まででも行ってみたい・・長年の夢だから・・・。

そんな思いからフリータイムの日に、ヘルンリヒュッテまで登ることにした。

マッターホルンへの道。

登山道は広く、よく整備されている。

途中で腰を下ろして休んでいると、後から登って来る人が次々と声をかけてくる。最初は何を言っているのか分からなかったが、どうも「具合が悪いのか?」と言っているようだった。

英語の出来ない私は、「ノーノー、アイアム元気!」と言ってガッツポースをして、カメラのファインダーを覗くと安心したように登って行った。

後から聞いた話によると、ヨーロッパでは腰を下ろして休むことはしないそうだ。そのため腰を下ろしていた私は病人と間違えられたらしい。


この辺まで来るとマッターホルンが一層迫力を増す。
左手前から伸びる稜線上に小屋が黒く小さく見える。

ついにヘルンリヒュッテへ到着。ここから見る山頂は凄い。岩壁が垂直に見える。首が痛くなるほど見上げながらコーヒーを飲んだ。


ヘルンリヒュッテからの展望(上の写真)。
右からクライン・マッターホルン、ブライトホルン、ポリュックス、リスカム、モンテローザ

ヘルンリヒュッテからロープウェイ駅のシュヴァルツゼーまで下って来た。

少しでもマッターホルンに近づけたことに満足。

スパゲティーで昼食。

マッターホルンの航空写真。

手前の稜線上にヘルンリヒュッテが見える。

右側の岩壁が、「アルプスの三大北壁」の一つである、マッターホルン北壁。

  
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