富良野岳 | 〜十勝岳 | 〜美瑛岳 | 〜美瑛富士 | ・縦走 |
【プロローグ】
もう随分前になるが、十勝岳温泉からD尾根を登って上富良野岳へ出て十勝岳へ登った時、すぐ隣にある花の名山・富良野岳へ日程の都合で登れなかったことが残念でならず、その時、「花が咲く頃に必ず富良野岳を登ろう」と思った。
そしてその後、2回、富良野岳山行を計画したが、いずれも天気が悪くて中止している。そんな憧れの富良野岳へ3回目のチャレンジである。今度こそ天気に恵まれることを祈ろう。
今年は雪解けが早いと聞く。花々も沢山咲いていることだろう。特に私が一番楽しみにしているエゾノツガザクラはもう満開になっているだろうか。
今回は避難小屋2泊で、富良野岳から十勝岳、美瑛岳、美瑛富士まで縦走する予定である。
昨夜は白金温泉の「四季の森ホテルパークヒルズ」へ宿泊。
ホテルの部屋から十勝連峰の主脈が見え、いやが上にもテンションが上がり、ビールを少々飲み過ぎた。
(右から美瑛岳、美瑛富士、左がオプタテシケ山) |
(十勝岳) |
白金温泉430−505十勝岳温泉登山口520〜635上ホロ分岐〜840富良野岳分岐846〜928富良野岳950〜1005富良野岳分岐1020〜1148三峰山1158〜1310かみふらの岳1321〜1342上ホロカメットク山〜1403上ホロ避難小屋 |
朝4時30分にホテルを出発。 途中で道を間違えてしまい10分か15分のロス。それでも十勝岳温泉の駐車場へ5時5分に着いた。 |
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(十勝岳温泉の駐車場) 朝が早いので車もまばら。15、6台ぐらいだろうか。余裕で車を止めることが出来た。 私が準備をしている間に、10人位が登って行った。 |
上ホロ分岐まで40分の所を50分歩いても着かない。もう汗だくだ。休憩して行こう。一服して日焼け止めクリームをたっぷり塗った。 歩き出して1,2分もすると堂々とした富良野岳が姿を見せた。 |
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雪渓が現れた。雪はザグザグなので心配はない。この雪渓の途中に上ホロの分岐があった。(地図を見ると三段山から40分で、登山口からだと1時間10分のコースだった) |
やっと富良野岳分岐へ着いた。コースタイムをはるかにオーバー。やはり荷が重いのは応える。水の無い避難小屋やビールがない小屋へ泊まるのは、もうこれが最後かも知れないと思った。(ちょっと弱気) |
(チングルマ) |
(白:イワウメ、赤:ミネズオウ) |
(ミヤマキンバイ) |
花はネットで見たよりも少ないと思っていたが、下山者の一人から、
「例年ならこの辺はお花畑になるんですけどねぇ・・・。今年は6月が寒かったので開花が遅れているんですよ!1週間か10日早過ぎましたねぇ・・・!」と言われる。まだ蕾さえないものが多い。
それでも、キバナシャクナゲやエゾコザクラなどが目を楽しませてくれる。
しかし、一番期待したエゾノツガザクラには会えなかった。
(キバナシャクナゲ) |
(エゾコザクラ) |
(中央が十勝岳、その左奥が美瑛岳) |
(右端が下ホロカメットク山) |