富良野岳 〜十勝岳 〜美瑛岳 〜美瑛富士 ・縦走
(1912m)
(2077m)
(2052m)
(1888m)

(北海道・十勝連峰)

(R237の美瑛町付近から見た十勝連峰。今回縦走する峰々)



【プロローグ】

 もう随分前になるが、十勝岳温泉からD尾根を登って上富良野岳へ出て十勝岳へ登った時、すぐ隣にある花の名山・富良野岳へ日程の都合で登れなかったことが残念でならず、その時、「花が咲く頃に必ず富良野岳を登ろう」と思った。

 そしてその後、2回、富良野岳山行を計画したが、いずれも天気が悪くて中止している。そんな憧れの富良野岳へ3回目のチャレンジである。今度こそ天気に恵まれることを祈ろう。

 今年は雪解けが早いと聞く。花々も沢山咲いていることだろう。特に私が一番楽しみにしているエゾノツガザクラはもう満開になっているだろうか。

 今回は避難小屋2泊で、富良野岳から十勝岳、美瑛岳、美瑛富士まで縦走する予定である。

 昨夜は白金温泉の「四季の森ホテルパークヒルズ」へ宿泊。

 ホテルの部屋から十勝連峰の主脈が見え、いやが上にもテンションが上がり、ビールを少々飲み過ぎた。

(手前:右から美瑛岳、美瑛富士、左がオプタテシケ山)
(右:十勝岳)

2016年6月30日(木)

十勝岳温泉・登山口〜富良野岳〜三峰山〜上ホロ〜上ホロ避難小屋(泊)


(富良野岳)

白金温泉430−505十勝岳温泉登山口520〜635上ホロ分岐〜840富良野岳分岐846〜928富良野岳950〜1005富良野岳分岐1020〜1148三峰山1158〜1310かみふらの岳1321〜1342上ホロカメットク山〜1403上ホロ避難小屋


 朝4時30分にホテルを出発。

 途中で道を間違えてしまい10分か15分のロス。それでも十勝岳温泉の駐車場へ5時5分に着いた。朝が早いので車もまばら。15、6台ぐらいだろうか。余裕で車を止めることが出来た。

 私が準備をしている間にも、10人位が登って行った。

 今日は最高の天気だ!急いで準備を済ませ、5時20分に出発。

 今日は荷物が重い。避難小屋は水の確保が難しそうなので2泊3日分の飲み水と炊事用の水を背負っている。そればかりではない。大切なビールに日本酒(笑)、さらに冬山用の下着やアイゼン、毛糸の帽子まで背負っているのである。

 上ホロ分岐まで40分の所を50分歩いても着かない。もう汗だくだ。休憩して行こう。一服して日焼け止めクリームをたっぷり塗った。

 歩き出して1,2分もすると堂々とした富良野岳が姿を見せた。
 雪渓が現れた。雪はザグザグなので心配はない。この雪渓の途中に上ホロの分岐があった。(地図を見ると三段山から40分で、登山口からだと1時間10分のコースだった)

 ここから富良野岳をめざして登って行く。もう下山者がいて驚いた。単独の女性で、「今朝、駐車場を出て、かみふらの岳から周って来た」という。そして、「9時から仕事なので!」と言い残して下って行った。凄い健脚だ!

 私は、以前、D尾根の300段の階段を気合を入れて登ったのを思い出す。あの頃はまだ若かったなあ〜!

 小さな沢を渡ると階段(名物の?)があった。

 岩がゴロゴロした急登をわずかに登ると、また階段になり、道端に咲いたばかりのハクサンイチゲがあった。

 やっと富良野岳分岐へ着いた。コースタイムをはるかにオーバー。やはり荷が重いのは応える。水の無い避難小屋やビールがない小屋へ泊まるのは、もうこれが最後かも知れないと思った。(ちょっと弱気)


(分岐からの展望、右から三峰山(黒い山)、上富良野岳、上ホロカメトック山、十勝岳、奥に美瑛岳)

 大きな荷物を分岐に置き、アタック・ザックに水と弁当を入れ、名物の富良野岳の階段を登って行く。荷物が軽いと本当に楽チンだ!

 道端に咲いているチングルマやハクサンイチゲ、イワウメなどを見ながら登って行くと、黄色のメアカンキンバイがあった。しかし、花びらを良く見るとメアカンキンバイではなく、ミヤマキンバイだった。(メアカンキンバイは美瑛岳、美瑛富士で沢山見ることが出来た)



(チングルマ)

(白:イワウメ、赤:ミネズオウ)

(ミヤマキンバイ)

 花はネットで見たよりも少ないと思っていたが、下山者の一人から、
「例年ならこの辺はお花畑になるんですけどねぇ・・・。今年は6月が寒かったので開花が遅れているんですよ!1週間か10日早過ぎましたねぇ・・・!」と言われる。まだ蕾さえないものが多い。


 それでも、キバナシャクナゲやエゾコザクラなどが目を楽しませてくれる。

 しかし、一番期待したエゾノツガザクラには会えなかった。

 振り向けば、十勝岳の奥に美瑛岳がスッキリと見えるではないか。明日はあの十勝岳と美瑛岳に登れると思うと嬉しくなった。
 
 ついに富良野岳へ到着。先客にシャッターを押してもらって記念写真をパチリ。

 展望は抜群だが、山座同定は出来ない。近くにいた方が、「今日は北海道の半分が見えますよ!ほら!あれが雌阿寒岳ですよ!」と教えてくれたが、私には分からなかった。

 ここから見る十勝岳もいいが、それよりもピラミダルな下ホロカメットク山が目を引く。ここで展望を楽しみながら昼食にした。


(中央が十勝岳、その左奥が美瑛岳)

(右端が下ホロカメットク山)