氷ノ山−2/2

 氷ノ山越、8時35分発。
 ここからは稜線歩きになり、すぐに「ブナの原生林」の標識があった。ブナはもう落葉して冬支度である。
 氷ノ山には、薄っすらとガスがかかっていた。

 登山道はブナの根っこが張り出した登りになった。根っこを踏まれてブナさん、かわいそう!

 「氷ノ山まであと1km」の標識を過ぎ、手前のボッテリした山を登ると、やっと氷ノ山を正面から見上げるようになった。しかし、ガスが一層濃くなってクッキリとは見えない。


(山頂の避難小屋がボンヤリと見える。手前の岩塊がコシキ岩)

 わずかに下って、いよいよ本峰の登りになった所に「コシキ岩」という岩塊があり、そのテッペンにさっきの御仁が立っていた。ヨシ!私も登って行こう!

 早速、私もコシキ岩を登って行ったが途中で諦めた。岩場の下りがヤバそうなので潔く引き返した。
 (私は直登して行き詰まってしまったが、別のコ−スがあったようだ。しかも反対側へ下れるそうだ)

 山頂の手前で、犬連れのご夫婦に追い越された。大型犬を連れていれば、熊が出ても怖くないだろう。

 三角屋根の避難小屋が見えて来た。そして、下って来る人がいたので驚いた。朝早く東尾根から登ったのだろうか。

 山頂へ、9時47分着。小屋の中には7、8人がいた。なぜこんなに大勢いるのか解せない。私も端っこに座わらせてもらって一休み。

 (写真は避難小屋と、その前に立つ標識)

 10時3分下山。
 ここからは、今までとは一変してクマザサが覆う道になった。すぐに木道になったが滑りそうで怖い。

 30分も下ると、開けた所へ出た。そしてそこに神戸大ヒュッテがあった。ここは休憩するには絶好の場所だが展望は利かない。
 ヒュッテからはクマザサが刈り払われ、道幅も広くなった。神戸大の学生達が刈ったのだろうか。

 すぐにブナ林が現われ、ブナの落ち葉を踏んで行く。氷ノ山が見えないかと時々振り返って見るが、氷ノ山は見えなかった。

 30分も下った時、真っ赤な紅葉に歓声を上げた。太いドウダンツツジが真っ赤に色づいていた。「やはり紅葉はこうでなくっちゃあ〜!」
 写真を撮りながら下って行くと、「天然記念物、ドウダンツツジ群生地」という標識が立っていた。


(見事なドウダンツツジの紅葉)

 ここからまたブナ林の広い尾根道を下って行く。ブナの黄葉が良くなってきた。昨日、駐車場で「紅葉は期待できない」と聞いたが、このブナの黄葉は見事ではないか。


(ブナの黄葉もいい)

 そのブナの黄葉が良い所にベンチがあった(写真左)。あのベンチでのんびりとブナの黄葉を見ながらくつろぐのも良いだろうなあ〜、と思った。そして、ベンチなど一つもなかった上蒜山とはエライ違いだと思った。

 ベンチの先に小さくて可愛い避難小屋があった。ここで昼食にしよう。

 ここから見る西側の尾根の紅葉が見事だったが、モヤがかかってクッキリしないのが残念だった。
 私が食事をしていると、犬を連れたご夫婦が下って来た。「ワンちゃんも登山をするんだからエライなあ〜」。

 ここからは鬱蒼とした杉林になり、木製の階段になった。急斜面の所は段差があるため飛び跳ねるように下って行った。ここを登るのは大変だろうと思った。

 林道まで30分の所を13分で着いた。ここに東尾根登山口があり、駐車場やトイレもあった。
 ここから林道を下って行く。左手に氷ノ山国際スキ−場のゲレンデを見ながら下り、福定親水公園の駐車場へ戻った。駐車場着12時10分。

 これで今回の遠征は無事終了。
 帰りは和田山ICから春日JCTへ出て、舞鶴若狭道で吉川JCTへ向かった。舞鶴若狭道は片側2車線なので飛ばせる。吉川JCTからは中国道・名神、中央周りで帰って来た。