潜龍院跡から下って民家の間を抜けると、狭いT字路へ出た。案内や標識がなく、本来は左へ下るようだが、私は間違えて右の坂を登って行った。 民家の間や裏を通って行くと、右手後方に待望の岩櫃山がそびえ立って見えた。 「これよ!これこれ!これが見たかったのよ・・・!」そう、これが見たくて、わざわざ密岩通りを選んだのである。平沢登山口からの往復ではこの景観は見られない。 |
民家の脇を抜けて行くと、「密岩登山口」へ着いた。このコースは観光パンフによると、『断崖絶壁を鎖をつたって登ったり、細い岩の架橋(天狗の懸橋)を渡ったりする、登山気分の味わえるコース。中・上級者向け』といから楽しみだ。 |
コルの直下はクサリの連続になった。だが、クサリを使わずとも登れる。 (写真の中央に小さいハシゴがある) 汗だくでコルへ着いた。ここで水分を補給していると、女性2人(オバさん)も登って来た。 |
(天狗のかけ橋) |
(迂回路も嫌らしそう?) |
しかし、後から登って来たご夫婦は四つん這いになって渡っていた(写真右)。 架け橋を越えると目の前にクサリがぶら下がっていた。そのクサリを登ると正面に、ドガーンと山頂が見えた。山頂に立っている人や、クサリに掴まって登っている人まで見えた。 |
クサリ場のトラバースを越え、さらに回り込んで行くと、標識が立った所にザックが2つデボしてあった。ここが山頂へ登る基部のようだ。 2本あるクサリを登って行く。そのままテッペンまで登れるが、途中から左のハシゴでも登れるようになっていた。 |
山頂には若いご夫婦がいた。旦那さんに写真を撮ってもらった。 山頂はまさに360度の展望だった。遠くに見える白くなった谷川連峰が目を引いた。浅間山も薄っすらと白い。榛名や妙義は雪はないようだ。 山頂は狭いが、ご夫婦が降りて貸切になったので、ここで昼食にした。といってもコンビニのオニギリだが・・。 |
隣のピーク(東、沢通り側)では、テッペンに座り込んでいる人達が見えた。私も早くあのピークへ行きたい。 |
|
|
沢通りを下って行く。 右手に今朝歩いた尾根通りが見え、そこを歩いている登山者の声が聞こえて来た。 |
![]() |
![]() | ![]() |