1日目:自宅〜爺ヶ岳登山口〜 2日目:冷池山荘〜鹿島槍ヶ岳〜種池山荘(泊) 3日目:種池山荘〜爺ヶ岳登山口 |
1日目:2014年9月22日(月)
自宅−425相模原愛川IC−630安曇野IC−708爺ヶ岳登山口駐車場725〜810八ッ見ベンチ〜ケルン〜855駅見岬905〜石畳〜水平道〜水平岬〜包優岬〜1023石ベンチ1028〜富士見坂〜鉄砲坂〜1126種池山荘(昼食)1155〜1248爺ヶ岳南峰1258〜1317中峰〜1425冷池山荘(泊) |
8月上旬に日本二百名山を完登してから、しばらくは山へ行く気もしなかったが、1ケ月以上も経つとやはり山の虫が騒ぎ出した。
そこで、のんびりと北アルプスを歩いて来ようと思い、爺ヶ岳と鹿島槍を2泊3日で行くことにした。
6月に開通したばかりの相模原愛川ICから圏央道に乗り、中央、長野道を飛ばして行った。近くにインターが出来たことや道路が空いていたこともあって、爺ヶ岳登山口の駐車場へ予定より1時間半も早く着いた。
心配していた駐車場も若干の空きスペースがあった。
私が準備をしている間に、もう下って来る人がいた。種池山荘からだという。
7時25分発。緑の橋を渡った所に登山口がある。最初は扇沢沿いに進み、すぐにジグを切って登るようになった。沢からどんどん遠ざかる。
この道を登るのは何年ぶりだろう。思えばもう35、6年も前に仲間3人とガスの中を登って以来だ。
それにしても良く整備された道だ。この道は種池山荘、冷池山荘の現オーナーがツルハシやスコップを持って独力で切り拓いたというから凄い。
私はテレビのドキュメンタリー番組で、柏原さんが道を付ける際、藪を漕いでポイント、ポイントの高い木に登ってシーツをぶら下げ、それを対岸の山から見てコースを選定したというのを観た記憶がある。それにしても、この藪を単独で切り拓くには血が滲むような苦労があったに違いない。心から敬意を表したい。
その柏原新道を登って行く。足元の石や岩にも鉄杭で固定してあり、安全で歩きやすく今では北アルプスの入門コースと言われているそうだ。
東斜面へ出ると、ミヤマアキノキリンソウが最後の花を咲かせていた。また、オヤマリンドウも咲いていた。
45分ほど歩くと「八ッ見ベンチ」があった。ここからは針ノ木岳やスバリ岳が良く見えるが、八ヶ岳も見えるのだろうか。 (写真:左奥が針ノ木岳、右がスバリ岳) |
「石畳」を過ぎた時、真っ赤に色づいたナナカマドがあった。思わず歓声を上げた。紅葉も段々良くなって来た。右に花、足元や頭上は紅葉、左手にはアルプスの稜線という最高の景観だ! | |
「水平道」、「水平岬」、「包優岬」の案内板を過ぎると、道端で休んでいるご夫婦がいた。座るのにちょうど手頃な石が5、6個あり、そこに「石ベンチ」との案内板があった。私もこの石ベンチで休憩。 さっきまでバッチリ見えていた針ノ木とスバリに、いつの間にか雲がかかり出した。 |
「鉄砲坂」の案内板がある坂道が、胸付八丁だ。紅葉を見ながら登って行くと、三角屋根の種池山荘が近づいて来た。種池山荘11時26分着。登山口からちょうど4時間だった。 | |
小屋の庭先にあったベンチで昼食にした。 針ノ木岳や岩小屋沢岳方面には雲がかかり出したが、立山や別山がバッチリ見えた。 (右が岩小屋沢岳、左が針ノ木岳) |
爺ヶ岳南峰を登りながら、同じようなガレの鷲羽岳を思い出した。 左手に鹿島槍がチラッと見える。本来なら優美な双耳峰が見えるはずだが、信州側がガスって南峰(主峰)しか見えない。やはり鹿島槍は北峰と南峰の双耳峰でなければ価値がない。 【画像の上にマウスポインタを乗せると本来の双耳峰が見られます】 |
爺ヶ岳の南峰には3人の先客がいた。ここから中峰に大勢の登山者がいるのが見えた。 | |
一旦分岐まで戻り、トラバース道を進んで行く。真っ赤に染まった高山植物が綺麗だ。これは何んという植物なんだろう。 (家に帰ってから調べた結果、ウラシマツツジというらしい) |
(中峰の山頂) |
(冷池山荘が見える) |