爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳−3/3

3日目:2014年9月24日(水)

種池山荘〜(柏原新道)〜爺ヶ岳登山口

種池山荘555〜600鉄砲坂〜605富士見坂〜625石ベンチ〜包優岬〜水平岬〜水平道〜石畳〜713駅見岬〜725ケルン〜746八ッ見ベンチ〜807登山口


 台風が近づいているというので心配だったが、昨夜も満天の星だった。
 この山荘からは日の出は見られないが、爺の右手の空が茜色に染まっているのが見えた。

「そうだ!部屋の窓から鹿島槍を見よう!」、と部屋へ戻って写真を撮った。私が泊まった部屋の窓から、鹿島槍がバッチリ見えた。
 5時55分下山。
 すっかり明るくなった空に屹立する蓮華、針ノ木、スバリを正面に見ながら下って行く。遠くに富士山も見える。富士の左手に見えるのは八ヶ岳だろうか。

(写真:左から蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳)

 鉄砲坂は紅葉のトンネルのようだった。
 5分も下ると富士見坂の案内板があり、富士山が小さく見えた。

 紅葉が見事になって来た。登って来た2日前より紅葉が少し進んだような気がする。写真を撮りまくる。


(紅葉1)

(紅葉2、バックは岩小屋沢岳)

(紅葉3)

 駅見岬からは扇沢の駅が見下ろせた。広い駐車場はまだガラガラだった。

 ケルンがあった。登って来る時は単なる瓦礫の山かと思ってしまったケルンである。私は八方尾根にあるような立派なケルンだと思っていたのがいけなかった。見れば案内板もあった。

 登って来る人が多くなった。中には、「台風が来ると言ってますが大丈夫ですかね?」、と私に聞いてくる人もいた。台風が来ることを知りながら登ることもあるまいと思うのだが・・・。

 登山口へ8時7分着。
 昨日会ったトレラン氏はここを1時間もかからずに駆け下ると言っていたが、山は景色や紅葉を眺めながらゆっくり楽しむに限る!

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