紅葉紀行 〜涸沢〜 1/2

上高地〜パノラマコース〜涸沢〜横尾〜上高地


涸沢の紅葉。もう遅いかと心配したが間に合った!!



2022年10月12日(水)
明神池畔〜横尾〜涸沢ヒュッテ(泊)

山のひだや445〜明神館〜555徳沢608〜625新村橋〜755中畠新道分岐〜1202屏風ノ耳分岐(昼食)1230〜1318屏風ノ耳1325〜1407分岐〜1540涸沢ヒュッテ(泊)〜本谷橋〜横尾

 今年の紅葉狩りは涸沢である。

 涸沢といえば「日本一の紅葉」ともいわれ、その紅葉を涸沢ヒュッテのテラスで、名物のおでんで一杯やりながら愛でることが今回の目的である。

 しかし、山小屋の予約が遅かったこともあって、もう紅葉は遅いかも知れない、と思いながら出掛けて行った。

 昨日は上高地の明神池畔にある「山のひだや」さんへ宿泊。この宿は若い頃の定宿だったので懐かしかった。

 宿を朝4時45分に出発。まだ真っ暗でヘッデンを着けて歩いて行く。

 明神館の前に、「熊目撃情報」の立て看板があった。
 (写真は帰りに撮ったもの)
 昨日、タクシーの運転手から「熊が出た」とは聞いたが、先月の29日に明神から徳沢間で目撃されたという。

 熊は黎明期が一番活動的になるという。暗い道を歩きながら、「熊はこの時期は山麓の方へ降りているから大丈夫だろう」と、自分に言い聞かせながら歩いて行く。

 5時30分、ヘッデンが無くても歩けるようになって来た。
 もうすでに5、6人に追い越される。河童橋付近に泊った人達だろうか。

 徳沢には色とりどりのテントが張られ、黄葉した大きな木が目を引いた。今年初めての黄葉に感激! 涸沢はもっと凄いだろうなぁ〜!と期待が膨らむ。

 徳沢から20分弱で新村橋を渡って行く。

 天気は上々、正面の岩稜がすさまじい。

 橋を渡って林道を10分程歩き、「奥又白谷登山口」の標識に従い左の林道へ入って行く。

 この道は3回下っているが登るのは初めてである。下りと登りでは大分感覚が違う。

 奥又白の分岐を過ぎると、岩がゴロゴロした急登になって来た。心臓をバグバグさせながら登って行く。

 もう何人に追い抜かれただろうか。時間は過ぎるが足が動かない。

 車で「あおり運転」というのがあるが、登山道でおしゃべりをしながら近づいて来るのは、「あおり登山」といいたい。何回あおられたことやら・・・?

 やっとコル(写真の右の窪んだ所)が見えて来た。しかし、余りにも急登でウンザリだ!
 
 このコースは、「パノラマコース」といわれているが、名前から展望が良いルンルン・コースのようなイメージがあるが、ここは「アクロバット・コース」とか、「バリエーション・コース」とかに名前を変えた方がいいのではないか。

 やっとの思いでコル(分岐)へ着いた。もうメロメロだった。予定より1時間以上も遅れてしまった。
 近くでダウンして寝込んでいる人もいる。

 ここで昼食にした。余り食欲はないが、無理してでも食べなくてはいけない。オニギリを水で流し込んだ。

 ここにはデポしたザックが幾つかあった。私もここへザックを置いて空身で屏風ノ耳へ向かって行った。

 今まで屏風岩など興味が無かったので知らなかったが、屏風ノ頭の手前のピークを屏風ノ耳というそうだ。今回はその屏風ノ耳へ行くことも目的の一つだった。

 登って行くに従い、穂高連峰が並んで見えて来た。


(左が奥穂、右が涸沢岳)

 さらに登って行くと北穂が全容を現し、その右に南岳、槍ケ岳も姿を現した。バンザ〜イ!


(左から奥穂、涸沢岳、北穂、南岳、槍ケ岳)


 屏風ノ耳が大分近づいて来た。

 ピークには先行者が一人いた。お互いに写真を撮りあった。

 ここは360度の展望だった。槍も穂高連峰もバッチリ見えるが、私の好きな前穂高北尾根のピークが重なってしまい、並び立って見えないのが残念だ。

 いづれにしても、こんないい展望ならもっと早く来れば良かったと思った。

 下る途中から見た登山道の紅葉が綺麗だ。

 分岐でザックを回収して涸沢へ向かって行く。この辺の紅葉が素晴らしい。

 涸沢は上から見る限り大した紅葉ではなさそうだ。ここの紅葉を楽しんで行こう。

 目が覚めるような紅葉が続く。