(1189m、群馬県)
下仁田温泉550−(R45)−道の駅「オアシスなんもく」−711新高畑橋・駐車場(笠丸登山口)725〜816地蔵峠828〜915笠丸山(山頂・西峰/おやつタイム)1000〜1015東峰〜1125登山口〜1139新高畑橋駐車場 |
昨夜は仲間達と下仁田温泉・清流荘へ泊まり、今日はいよいよアカヤシオで有名な笠丸山である。上野村の開花情報によれば「見頃は週末」とのことで、まさにドンピシャである。
今日は天気も良く文句なし。あとは花付が良いことを祈ろう。
まずは、下仁田駅近くのコンビニで買い物をしてからR45を南下して行く。
湯の沢トンネルを出た所で左折、「やまびこ荘」の横を通ってスーパー林道を登って行く。当初の予定では上野村の藤沢バス停から行く予定だったが、橋が壊れて通行止めと知って急遽変更した。
スーパー林道は全舗装で助かった。ただ埃ぽいのが難点だ。この道は上野村役場によると「マイクロバスは通れるが、大型バスは通れない」とのこと。
朝が早かったこともあって登山口へ一番乗りだった。車さえ止めればもう安心だ。車から降りると寒くてたまらず、急いでヤッケを着こむ。
そして、ゆっくりと準備を始める。今日は時間はたっぷりある。準備をしている間にも2台の車が入って来た。
ここは 登山口の桜が満開で綺麗だ。 |
駐車場からしばらく林道を歩いて行くと、仲間達が道端の山菜を取り始める。今日はこのまま行くと、9時ごろ山頂で昼食になってしまうので、のんびり行こう!
途中で朽ちかけた標識があり、林道から沢沿いの登山道へ入って行く。しかし、すぐに林道へ出た。そこが林道終点になっていた。
ここからも沢沿いに登って行く。やっと芽吹いたばかりの淡い新緑に朝日が差し込んで来る。実に爽やかな朝だ。 やがて、沢を一跨ぎして隣の尾根をトラバースしながら進んで行く。 |
足元にはニリンソウやエンゴグサ、ネコノメソウなどが咲いていた。しかし、今日の目的はこれらの花々ではない。あくまでもアカヤシオである。昨日はアカヤシオ紀行の前哨戦として稲含山を登って来たが、アカヤシオは少なく、しかも花付がイマイチだった。今日こそ感動の連続でありたい。
約50分で地蔵峠へ着いた。途中で追い越して行った群馬県内の方がちょうど出掛ける所だった。 | |
ここには、大きなナラの木の根元にお地蔵さんが祀られていた。 早速、お参りしようと柏手を打って礼をすると、神社仏閣に詳しいYさんから、「お地蔵さんは柏手は打たないよ」と言われる。なるほど確かに神様ではないからなあ・・・、と納得。 |
ここから2、3分も登ると、樹木の間から槍のように尖がった山が見えた。「お〜!笠丸だ〜!」と歓声を上げた。 この辺はミツバツツジがポツン、ポツンと咲いているが、ミツバツツジも今年は裏年で花付が悪いようだ。 小さなピークを登ると、正面に笠丸山がバッチリと見えた。思わずテンションが上がる。 ピークを下り出すと待望のアカヤシオが現れた。しかし、期待したほどの群落ではない。 |
大きな岩を巻きながら登るようになった。例年ならここはアカヤシオのトンネルになるそうだが、今はホツン、ポツンと咲いているだけだ。 笠丸山が大分近づいて来た。あれをどうやって登るのだろう。 |
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登り詰めた所は、一人がやっと立てるようなヤセ尾根で、右の本峰と左の東峰の分岐になっている。立ち止まらずに右へ曲がると、もう山頂は目の前だ。 (写真:正面が山頂) |
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ここも例年なら、『ピンクのアカヤシオをはじめ、ヒカゲツツジ、ムラサキヤシオ、ミツバツツジなど、花飾りをつけた菅笠のように』なるそうだが、今はその面影はない。慰め程度に咲いているだけだった。 |
その慰め程度の花を見ながら山頂へ立った。 ここで昼食にしようと思ったが、まだ9時を回ったばかりである。水分補給とオヤツタイムにした。 |
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山頂からの山座同定が難しかった。 そもそも二子山(写真:奥のピーク)を鹿岳と思ってしまったことが混乱の始まりだった。両神山を妙義山だと思ったり・・・。本当にいい加減な山座同定だった。 |
(東峰へ向かう途中のアカヤシオ) |
(東峰の祠) |
(東峰のアカヤシオ) |
今年のアカヤシオは花付が悪く裏年だったようだが、これも自然なので受け止めるしかない。来年は見事なアカヤシオが咲くに違いない。
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