(1,286m、群馬県)
自宅−520高尾IC−(県央・関越)−本庄児玉IC−(R462・R71)−723中央登山口740〜810西御荷鉾山820〜841投石峠〜933東御荷鉾山945〜1020投石峠〜1038中央登山口-オドケ山登山口1051〜1110オドケ山(昼食)1130〜1147オドケ山登山口-赤久縄北登山口1215〜1233赤久縄山1250〜1258赤久縄北登山口 |
今日は西上州の御荷鉾山である。
御荷鉾山は、『その山容の美しさから「美顔」、東・西御荷鉾山・オドケ山の三山の「三株」がなまって「御荷鉾」となったされる』という。
その三山を「御荷鉾スーパー林道」を使えば4時間弱で登れてしまうので超楽チンハイクである。
まずは関越道の本庄児玉ICで降り、R462で神流(かんな)町をめざして行く。この道を走るのは初めてだ。
神流町からR71に入り、今度は「湯ったりアイランド」をめざして行く。「御荷鉾スーパー林道」に出た所で右折して行くと、広い駐車場があった。しかし車は一台もない。ちょっと気抜けしてしまったが、ここが中央登山口だろうと思って車を止めた。
御荷鉾山が西上州の名山だとはいえ、ミツバツツジもアカヤシオも終わってしまった今は登る人もいないのだろう。
御荷鉾連山の主峰は西御荷鉾山である。その山頂へここから30分で登れてしまう。
出発しようと思った時、登山口の脇にトイレがあり、その脇に大きな鉾のモニュメントがあるのに気がついた。そもそも御荷鉾山は、昔、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の折、この山を越えるとき鉾を担われた伝説から、山名に”鉾”の字が当てられたという。その鉾と不動明王を写真に収めてから出発。 | |
桧の植林の中を登って行く。 10分ほどで針葉樹を抜け出し、パ〜と開けた草の斜面へ出た。そして階段になった。この斜面には初夏にはニッコウキスゲやユリなどが咲くのだろうが、今はただ階段の両脇にウマノアシガタとスミレぐらいしか咲いていない。 |
実はこの草の斜面には、大の字が刈り込まれていたのだが、登山道からは見えなかった。
ウイキペデアによると、『これは昔麓の村で疫病が流行し、西御荷鉾山の不動尊に平癒祈願したところ疫病が治まったため、大願成就を記念してかり出されたとのこと』、とある。
すぐに稜線が見えて来た。稜線分岐にはまだミツバツツジが咲いていた。分岐から右手の岩混じりの道を登って行く。 登り切った所に大きな不動明王があり、その奥が開けた山頂だった。山頂へ8時10分着。ちょうど30分だった。こんなに早くテッペンへ着いてしまい少々インチキくさいようで気が引けた。 |
右下に林道が見えるようになると、すぐにスーパー林道へ飛び出した。そこが東・西御荷鉾山の鞍部の投げ石峠である。 投げ石峠は、『昔、御荷鉾山に棲んでいた鬼を弘法大師が退治したとき、鬼が石を投げて逃げた。この石を投げたところを投げ石峠と呼び、石が落ちたところを鬼石と呼ぶようになった。鬼石神社の社殿の下には今も鬼が投げた石があるとのこと』。 今朝、来るときに通って来た鬼石(おにし)町には、そんな伝説があったようだ。 |
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さほど広くない山頂には、大きな不動尊があった。その不動尊の前にあったベンチで一服。周りは咲き出したばかりのヤマツツジがいっぱいだ。 この東御荷鉾へ登って来る途中から、西御荷鉾の写真が撮りたいと思っていたが、その山容を見ることが出来なかった。帰りは絶対に西御荷鉾の写真が撮りたい! | |
下り出してすぐに、その西御荷鉾が見えた(写真)。樹間からではあったが、その美しい山容をやっと見ることが出来た。 さらに下って、2つ目のトラバースが終わった所からも西御荷鉾が見えた。 |