御荷鉾山 (みかぼやま)

(1,286m、群馬県)



赤久縄山からの展望、左が西御荷鉾山(手前がオドケ山)、中央が東御荷鉾山


2014年5月24日(土)
西御荷鉾山〜東御荷鉾山〜オドケ山〜赤久縄山


自宅−520高尾IC−(県央・関越)−本庄児玉IC−(R462・R71)−723中央登山口740〜810西御荷鉾山820〜841投石峠〜933東御荷鉾山945〜1020投石峠〜1038中央登山口-オドケ山登山口1051〜1110オドケ山(昼食)1130〜1147オドケ山登山口-赤久縄北登山口1215〜1233赤久縄山1250〜1258赤久縄北登山口


 今日は西上州の御荷鉾山である。
 御荷鉾山は、『その山容の美しさから「美顔」、東・西御荷鉾山・オドケ山の三山の「三株」がなまって「御荷鉾」となったされる』という。
 その三山を「御荷鉾スーパー林道」を使えば4時間弱で登れてしまうので超楽チンハイクである。

 まずは関越道の本庄児玉ICで降り、R462で神流(かんな)町をめざして行く。この道を走るのは初めてだ。
 神流町からR71に入り、今度は「湯ったりアイランド」をめざして行く。「御荷鉾スーパー林道」に出た所で右折して行くと、広い駐車場があった。しかし車は一台もない。ちょっと気抜けしてしまったが、ここが中央登山口だろうと思って車を止めた。

 御荷鉾山が西上州の名山だとはいえ、ミツバツツジもアカヤシオも終わってしまった今は登る人もいないのだろう。
 御荷鉾連山の主峰は西御荷鉾山である。その山頂へここから30分で登れてしまう。

 出発しようと思った時、登山口の脇にトイレがあり、その脇に大きな鉾のモニュメントがあるのに気がついた。そもそも御荷鉾山は、昔、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の折、この山を越えるとき鉾を担われた伝説から、山名に”鉾”の字が当てられたという。その鉾と不動明王を写真に収めてから出発。
 桧の植林の中を登って行く。

 10分ほどで針葉樹を抜け出し、パ〜と開けた草の斜面へ出た。そして階段になった。この斜面には初夏にはニッコウキスゲやユリなどが咲くのだろうが、今はただ階段の両脇にウマノアシガタとスミレぐらいしか咲いていない。

 実はこの草の斜面には、大の字が刈り込まれていたのだが、登山道からは見えなかった。
 ウイキペデアによると、『これは昔麓の村で疫病が流行し、西御荷鉾山の不動尊に平癒祈願したところ疫病が治まったため、大願成就を記念してかり出されたとのこと』、とある。


 すぐに稜線が見えて来た。稜線分岐にはまだミツバツツジが咲いていた。分岐から右手の岩混じりの道を登って行く。

 登り切った所に大きな不動明王があり、その奥が開けた山頂だった。山頂へ8時10分着。ちょうど30分だった。こんなに早くテッペンへ着いてしまい少々インチキくさいようで気が引けた。

 山頂からは展望がよく利いた。しかし私が見たいと思っていた稲含山は見えない。北西方面が樹木に覆われていたからだ。秩父や多摩方面はバッチリ見えるが、私にはサッパリ分からなかった。

 さて、次は東御荷鉾山へ行こう。投げ石峠へ向かって下る所にも不動尊と祠があった。この山がいかに信仰の山であるかが伺える。

 杉の植林地を下って行く。10分ほどで落葉樹の中を下るようになり、道も階段になった。新緑がまぶしい。


 右下に林道が見えるようになると、すぐにスーパー林道へ飛び出した。そこが東・西御荷鉾山の鞍部の投げ石峠である。

 投げ石峠は、『昔、御荷鉾山に棲んでいた鬼を弘法大師が退治したとき、鬼が石を投げて逃げた。この石を投げたところを投げ石峠と呼び、石が落ちたところを鬼石と呼ぶようになった。鬼石神社の社殿の下には今も鬼が投げた石があるとのこと』。
 今朝、来るときに通って来た鬼石(おにし)町には、そんな伝説があったようだ。


 さて肝心な東御荷鉾山への道であるが、投げ石峠から林道がY字路になり、右が舗装されたスーパー林道で、左がダートになる。私はそのダートの道を50mほど進んで、「ちょっと怪しい」と思って引き返す。そしてスーパー林道を100mほど下った所に、標識があった。標識といってもご覧の通り柱だけが立っていた。


 ここから急登を登り出すと、すぐに「熊出没注意」の文字が目に留まる。こんな所にも熊が出没するとは驚きだが、とにかく注意しながら行こう。

 急登をジグを切って登ると、すぐに尾根をトラバースするようになった。ここは手前のピークを2つ巻いて行く。2つ目を巻いた鞍部に標識があった。

 ここからが本峰の登りで、岩混じりの道を登って行く。所々に、盛りを過ぎたミツバツツジが咲いていた。

 山頂か?と思うと、まだ先があった。この山は東西に長いのだ。

 斜面がなだらかになり、馬の背のような尾根を行くと、奥に山頂が見えた。これで東・西御荷鉾山をゲットした。


 さほど広くない山頂には、大きな不動尊があった。その不動尊の前にあったベンチで一服。周りは咲き出したばかりのヤマツツジがいっぱいだ。

 この東御荷鉾へ登って来る途中から、西御荷鉾の写真が撮りたいと思っていたが、その山容を見ることが出来なかった。帰りは絶対に西御荷鉾の写真が撮りたい!


 下り出してすぐに、その西御荷鉾が見えた(写真右)。樹間からではあったが、その美しい山容をやっと見ることが出来た。
 さらに下って、2つ目のトラバースが終わった所からも西御荷鉾が見えた。

 スーパー林道へ出ると日差しが暑かった。投げ石峠手前の分岐まで来ると、ウロウロしていたご夫婦から、「登山口はどっちですか?」と聞かれる。このご夫婦も私と同じようにダートの道を行ってしまったという。ここは要注意!

 ここから中央登山口まで林道を歩いて行く。途中に尾崎喜八の石碑があった。
 中央登山口へ10時38分着。駐車場には4台の車があった。

 さて、次はオドケ山と赤久縄山である。