(1,650m、長野)
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2007年2月24日(土)
相模湖駅557−談合坂SA645−諏訪IC−(R152)−杖突峠展望台(休憩)−杖突峠P920〜1011登山口・避難小屋1020〜1111東峰1130〜〜1150西峰(昼食)1252〜1311東峰1320〜1343登山口・避難小屋1407〜1440駐車場P |
今月の初めにSさんから、「守屋山へ行って来ました。360度の展望で、日本百名山が32座見えるそうです。私達は27座し か分かりませんでしたが、ぜひ天気の良い日に登って下さい」とのメールを頂き、山頂から撮った槍穂や八ケ岳 などの写真が添付してあった。
私はその写真を見た瞬間、「何が何でも行くぞ!」と吠えた。そして、どうせ行くなら仲間を誘って行こうと思い、早速連絡すると全員(6人)が参加を表明。山行日は2月24日(土)と決定した。
今朝は今年最高の冷え込みと思われるほど寒く、空には満天の星が輝いていた。これなら槍が見えるに違いないと思うと、胸が高鳴った。
家を4時40分に出発。近くのコンビニまで歩いて行き、弁当を買い、Kさんの車に乗り込む。途中でMさんを乗せ、相模湖駅前でNさんを拾って行く。
談合坂SAへ予定より15分も早く着いた。今日はとにかく寒いが、雨上がりの澄んだ空を見上げるだけで、最高の登山日和であることが分かる。今日は槍・穂高が見られるかと思うと無性に心がうずく。
勝沼まで行くと正面に南アルプスがズラリと並んで見えた。思わず歓声を上げた。いつもは自分で運転しているので余り展望 を楽しんではいられないが、今日は助手席なのでカメラを構えてさかんにシャッターを押した。
(左の写真:右から北岳、間ノ岳、農鳥岳)
続いて甲斐駒ヶ岳が見えて来た。(写真右:拡大できます)
北岳に比べると雪は少ないが、それだけ躍動感を感じる。山頂の左手にある丸いコブのような摩利支天が、何とも個性的だ。甲斐駒を見るたびに、もう一度「黒戸尾根」を登ってみたいと思う。
甲斐駒の右隣に並ぶ鋸岳も見事だ。一度歩いたことがある三角峰から最高点までの岩峰が手に取るように見えた。
右手前方には八ヶ岳が大きく見えて来た。
諏訪ICで降り、R152で高遠方面へ向かって行く。しかし、1台の車が付いて来ない。杖突峠の茶屋(展望台)で遅れた車を待つ。茶屋は自販機以外はすべて 閉まっていた。(トイレは車イス用だけが使用可能だった)
遅れた車とやっと合流し、そこから5分ほど登った所にある駐車場へ向かった。
広い駐車場にはすでに10台ほどの車があった。すぐ近くで15、6人の団体さんが準備をしている最中だった。
とにかく寒い。気温−3度。その寒さの中で急いで準備を済ませ、9時20分に出発する。
近くにバンガロのような、神社のようなケッタイな建物が3棟並んで建っていた。良く見ると資料館と書いてあった。その資料館の前の舗装された林道を20mほど進むと左手に登山道があった。危うく見過ごすところだった。
ここから一気の登りになった。雪の着いた急斜面である。霜柱や残雪が凍ってアイスバーンになっている所もあった。
団体さんはほとんどの人がスパッツを着けていたが、ここはスパッツよりもアイゼンを着けた方がよさそうだ、と思いながら、一歩一歩登って行った。
周りは明るいカラマツ林で、紺碧の空が覗いていた。早く槍が見たいと心がはやる。
ツルツルした急斜面を10分も登るとなだらかになり、雪も少なくなって来た。しかし、風は肌を刺すように冷たい。林道を横断すると、また雪が多くなった。
仲間の2人がなかなか来ない。途中でアイゼンを着けているらしいので、我々もここでアイゼンを着けることにした。
ザクザクというアイゼンの音が小気味よい。雪山の感触を味いながらゆっくりと登って行った。
左手に守屋山が見えて来た。山は平凡だが、樹氷が綺麗だ。まるで桜の花が咲いているように見える。
再び林道へ出ると、左手に「近道」の表示があった。一瞬躊躇したが、アイゼンがない人がいたのでそのまま林道を行く。
すぐに登山口の標識が立った広い一角へ出た。そこに避難小屋や簡易トイレなどがあり、団体さんが揃ってアイゼンを着けていた。10時11分着。我々もここで一服タイムとした。
林道がここまで延びているので、雪さえなければここまで車で入ることが出来る。避難小屋を覗いて見ると、真ん中に七輪が置いてあり、両側に2人ずつくらいなら寝られそうだった。ここへ一泊して登るのも悪くないと思った。
ここからは本格的な雪山になった。積雪は10センチから20センチぐらいだろうか。久しぶりの雪山のような気がする。
前の団体さんのペースが遅いので、付かず離れず登って行く。
次第に樹氷が見えるようになって来た。見事な樹氷に写真を撮りまくった。
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