(980m、群馬県)
自宅−510高尾IC−(県央・関越・北関東)−太田藪塚IC−(R315-R68-R66-R343)−720大滝登山口730〜830水場〜(カッコソウ)〜900雷神岳神社〜907鳴神山(桐生岳)920〜925仁田山岳〜938椚田峠〜(カッコソウ)〜1010昼食1040〜1055こつなぎ橋〜1110大滝登山口 |
鳴神山へカッコソウを見に行くことにした。
カッコソウは、世界でも鳴神山にだけしか自生しないという貴重な花で、ぜひ一度は見てみたいと思っていた。
そのカッコソウが先週見頃だったと知って、急遽、出掛けることにしたのだが、果たしてまだ間に合うだろうか。
関越道の高坂SAでSさんと6時に待ち合わせ。お互いに早く着いたので6時ジャストにSAを出発することが出来た。今日は土曜日なので駐車場が少ない大滝登山口へ1分でも早く着きたい。
北関東自動車道の太田藪塚ICで降り、渡瀬川を渡り、桐生市内を抜けて桐生川沿いに走って行く。R343へ入ると一車線の山道になったが、この時間帯に下って来る車はない。
路肩駐車が目立つようになると、すぐに大きな鳥居があった。ここが大滝登山口らしい。 私が持っているガイドブックには15台程度止められる駐車場があると書いてあったが、実際は駐車場はなく、路駐するしかない。我々も何とか隙間をみつけて路駐することができホッとした。 |
鳥居の脇に、「鳴神山ハイキングコース」という標識があった。今日はまさに「低山ハイク」である。
まずは樹徳高校山荘の前を通って杉林の中へ入って行く。
7、8分で大滝(不動滝)が見えて来た。滝の下まで行って写真を撮った。滝の脇には不動明王が安置され、宝永六年と読み取ることが出来た。 | |
沢沿いに林道のような広い道を登って行く。 右手の沢が涸れると、ガレ場のようになって来た。 途中で小休止。今日は時間は全く気にすることはない。コースタイム3時間の所を今日中に降ればいいのだから・・。写真撮影や休憩時間は無制限である。 |
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大きな岩にしめ縄があった。そこが水場で不動様が祀られていた。 水の流れは細く、淀んでいるように見えた。飲むには勇気がいるかも知れない。 |
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途中で下山者に会った。単独で下って来たオジさんが、「花が綺麗に咲いてますよ!」と、嬉しいことを言ってくれた。もう遅いかと心配していたので嬉しい。早くカッコソウが見たいと心が逸る。 岩や石がゴロゴロした登りになった。とても低山ハイクとは思えない。 |
しばらくすると、峠のような鞍部が見えて来た。そして、その鞍部の手前に無数の看板が見えた。そこが待望の”カッコソウのお花畑”だった。早速、撮影開始。ここは群落とはいえないが、初めて見るカッコソウに感激!
実は私が持っているガイドブックには”カッコ
これはカッコ
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カッコソウは、普通のサクラソウより花が大きく、葉の形状も違うようだ。とにかくこの花は180万年前から始まった氷河時代を生き延びて、今、地球上にこの鳴神山にしか無いというから驚く。
お花畑を一周して鞍部へ立つと、そこが肩の広場で十字路になった分岐でもあった。 そこから2、30mほど先に鳥居が建ち、右手に雷神岳神社があった。これはナルカミ岳神社と読むそうだ。 鳥居からは岩場を登って行く。簡単なロープ場もあった。 |
石祠が並ぶ山頂には5、6人の先客がいた。鳴神山は双耳峰でこの桐生岳がテッペンである。 ここは360度の展望だ。遠くに富士山が見えた。男体山や日光白根山、皇海山は山頂部に雲がかかっていたが、東京スカイツリーや筑波山も見ることが出来た。 |
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このカッコソウは、環境省によるレッドデータの評価は「絶滅危惧種・A類」だそうで、これは、10年後の(あるいは3世代後の)絶滅の確率が50%以上の危機的状況にあることを意味するそうだ。何とか絶滅せずに生息してほしいと願うばかりである。
カッコソウの花畑から、そのまま下って行った。
途中で昼食を摂り、コツナギ橋へあっという間に着いた。ここに3、4台止められる駐車スペースがあった。
大滝登山口まで来ると、観光バスで来た2、30人が体操をしている所だった。やはりカッコソウを見に来たのだろう。その団体さんに、「カッコソウは見頃で群落で咲いてますよ〜!」と声をかけてやると、一斉に歓声が上がった。
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(ヤマブキソウ) |
(ヒイラギソウ) |
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