ヒメサユリ紀行
A鬼が面山(おにがつらやま)・・・1/2


南岳から見た鬼が面山方面。右は浅草岳


2024年6月15日(土)


【高齢者タイムなので参考になりません】

大白川の民宿520〜540六十里越駐車場555〜615六十里峠〜637鉄塔646〜728反射鏡737〜911南岳〜1030鬼が面山(昼食)1120〜1216南岳〜1323反射鏡1340〜1406鉄塔1415〜1448六十里越駐車場

 今回は日程を決めるのにかなり難儀した。それは今年はヒメサユリの開花が早そうだったからである。

 例年なら6月23日頃から28日位が見頃のようだが、今年は積雪が少なく、地元(魚沼市)では水不足で田植えが出来ないという。

 そんなニュースを聞いて、雪が少ないということは雪解けも早く、ヒメサユリの開花も早いに違いないと思い、当初の予定を一週間以上も早めてやって来た。果たしてヒメサユリは咲いているのだろうか。

 そのヒメサユリは、ズバリ、咲いていました。こんな初々しい姫が!

(全体的には2〜3分咲きだろうか。蕾が沢山あった)

 昨日は大白川の民宿へ泊まり、朝5時20分に宿を出発、六十里越駐車場へ5時40分に着いた。車はまだ11台、余裕で駐車することができた。

 実は一番心配だったのがこの駐車場へ車を止められるか?ということだった。
 30台ほど止められるスペースがあるというが、ヒメサユリのシーズンは平日で6時、休日は5時半で満車になると聞いていたからだ。しかし、今日はまだシーズン前だったせいか入山者も少ないようだ。

  六十里峠まで急登で絞られたが、峠からは山の右斜面をなだらかに巻いて行くようになった。

 途中に勢い良く流れている沢があった。帰りには暑くてたまらず頭から水を被り、生き返った思いがした。まさに命の水だった。

 鉄塔、反射鏡とも日陰で休憩。とにかく今日は暑い。熱中症にならないようにこまめに水分補給をして行く。

 カケスやウグイスの声に励まされながら、急登を登って行く。

 道の両脇にツバキの木が多くなって来た。新潟県の「県の木」であるユキツバキ(雪椿)が、まだ数輪咲いていた。

 タニウツギも多くなって来た。タニウツギの花がかわいい。

 足元にはユキザサやチゴユリなどが多くなって来た。


(ユキツバキ)

(タニウツギ)

(ホウチャクソウ)

(ユキザサ)

 花の写真を撮りながら登って行くと、突然、右手に絶景が広がった。雪渓の奥に田子倉湖の水面が光って見える。

 写真ばかり撮っていて全然前へ進まない。

(チゴユリ)

(イワカガミ)

(雪渓の奥に田子倉湖)

(撮影タイム)

 オオカメノキやタムシバの白い花が咲き、さらにムラサキヤシオまで咲いていた。ムラサキヤシオを見るのは久しぶりで嬉しい。

ここは花の山と言われるだけあって、さすがに花が多い。

 そして、ついに稜線へ飛び出した。目の前に絶景が広がる。正面に浅草岳、左手にこれから行く南岳。そして鬼が面山の断崖絶壁。これよ、これこれ!
 この絶景を見て、ヒメサユリを見ればもう言うことなし!


(南岳)

(正面が浅草岳)

 この南岳を登って下った所から待望のヒメサユリ・ロードが始まる。サァ、急いで登ろう。

 南岳からは鬼が面山や浅草岳はもちろん、守門岳や遠くに燧ケ岳なども見えた。



(南岳からの鬼が面山方面をズーム)