A鬼が面山
(おにがつらやま)・・・2/2
いよいよ、ここからがヒメサユリ・ロードの始まりである。しかし前回来た時はここから鞍部がヒメサユリでピンク色に染まって見えたが、今はその面影はない。よく目を凝らして見ると、わずかに花が咲いているのが分かる。
急いで下って行く。と言ってもここは両側が絶壁で足場が悪い。慎重に下りながら、「姫、お目通りを!」と最初のヒメサユリに近づいてご対面。
ここからは各自気が済むまで撮影タイム。
ヒメサユリはまだ2〜3分咲きだろうか。蕾が沢山ある。とにかく咲いてて良かった。
鬼が面山の山頂には立派な標識が立っていた。前回来たときは標識がなく、ここで食事をしていた数名の方に、「ここが鬼が面山の山頂ですか?」と訊いたところ、「そうだと思いますよ!」と言われたのを思い出す。
前回は最後まで山頂を確認できなかったが、これでやっと確認できた。
当初の予定では北岳まで行く予定だったが、時間がかなり遅れていることに加え、メチャクチャ暑くてブッ倒れそうなので北岳は諦めることにした。
山頂から北岳側へ少し下った日陰で昼食にした。とにかく今日は暑くてシンドイ。
食事をしている時に浅草岳方面から単独行が登って来た。彼は浅草岳までピストンで駐車場からここまで2時間、ここから浅草岳まで2時間で登ったという。我々はここまで来るのに4時間以上もかかっているというのに・・・。若い人は元気で羨ましい。
「我々はねぇ、金と暇はあるが体力がなくてね・・・」、と言って笑った。
さて、ぼちぼち下るとしよう。
鬼が面山の山頂へ戻る途中に、ゴゼンタチバナやアカモノが群落で咲いていた。
(ゴゼンタチバナ)
(アカモノ)
鬼が面山からの下りで、ヒメサユリと浅草岳に別れを告げる。「さらば〜!また来る日まで!!」
鬼が面山へ戻る