(1,252m、神奈川県)
毎年、この時期に有志で大山の清掃登山をしているが、昨年に続き今年も新型コロナウイルスの問題で中止になってしまったので、ぶらっと大山を散歩して来ることにした。 新型コロナも下火なったこともあり、大山寺では明日まで紅葉のライトアップをしているという。最後の紅葉を見て来よう。 (写真はヤビツ峠、数年前のもの) | |
最初に驚いたのがヤビツ峠に出来たレストランだった。 ヤビツ峠から大山へ向かって階段を20mも登ると、一昨年前までは無かった建物が・・・。それが「ヤビツ峠レストハウス」だった。 テラスで若い女性が食事をしていたが、寒そうだった。 ここは、「丹沢ビーフカレー」が名物だそうだ! いつかここでビールでも飲んでみたいと思った。 |
25丁目の分岐には霜柱があった。朝方はかなり冷え込んだようだ。
この分岐はケーブルカーで来た人達との合流点であるため、登山者と観光客との合流点でもある。たとえ観光客であっても若い人達が登ってくれるのは嬉しい。
山頂直下の鉄塔の所で昼食にした。 本来ならここから富士山が綺麗に見えるのだが、生憎山頂に雲がかかってしまった。 |
今日は土曜日ということもあって凄い人だ。行列になって下って行く。 14時を過ぎてもどんどん登って来る。 スカートを穿いた女性グループに、「帰りは暗くなってしまいますよ! 途中で引き返した方がいいですよ!」と声をかける。 |
ここで大山の紅葉について一言。
紅葉を見るためにケーブルカーで下社まで来た人が、「上はもっと凄いだろう」と思って山頂を目指す人がいるようだが、紅葉は下社周辺だけで、それより上は紅葉する木はほとんどない。
大山の紅葉は、あくまでも大山寺である。したがって、紅葉が目的なら下社と大山寺を周ればいい。
下社から女坂を下って行く。下る人が多いのに驚く。みんな大山寺の紅葉を楽しみに下っているのだろう。 大山寺といえば、江戸初期に春日局が家光を世継ぎにと駿府の徳川家康に直訴した時、大山寺にこもって祈願してから駿府へ向かったという。 さらに大阪夏の陣の戦勝を謝するため家康の代わりに代参したり、家光が将軍になった後も家光の子授け祈願に参詣したり再三参詣しているという。 尚、当時の大山寺は現在の下社の場所にあったが、明治の神仏分離で現在の場所になったという。 (詳しくは2012年にレポートしています→大山) |
その大山寺の紅葉は最高だった。まずは春日局も祈願したという不動明王にお参りをしてから、しばし撮影タイム。
久しぶりに素晴らしい紅葉を見た。満足、満足。
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