アカヤシオのトンネルだった。

仙人ケ岳 (せんにんがたけ)・・・1/2

(662m 群馬県・栃木県)

松田湖とアカヤシオ



2023年4月2日(日)

岩切駐車場〜猪子峠〜犬帰り〜仙人ケ岳〜生満不動尊〜岩切駐車場

相模原ICー721太田桐生IC-(R218)〜743岩切駐車場755〜827猪子峠〜947猪子岳1000 〜1030維ノ岳1035〜1041犬帰り〜1115ランチタイム1145〜1200宗の岳〜1224知の岳1230〜1245熊の分岐〜1320仙人ケ岳1330〜1402熊の分岐〜1445生満不動尊〜1530岩切P

 5月の中旬に友達とアカヤシオを見に袈裟丸山へ行く約束をしているが、アカヤシオが大好きな私は、それまで待っていられなくなった。

 そこで、「どこか早くアカヤシオが咲く所はないか?」と調べたところ、「ありました!」、それがこの仙人ケ岳だった。

 この山は、群馬県(桐生市)と栃木県(足利市)の県境にあり、標高が662mということもあって3月下旬から4月上旬にアカヤシオが咲くという。それに起伏に富み、鎖場まであるというから楽しみだ。早速、仲間を誘って日帰りで行くことにした。とにかく早くアカヤシオが見たい。

 太田桐生ICから22分で岩切駐車場へ着いた。

 すでに7、8台が止まっていたがまだ2,3台分の空きスペースがあり、スンナリと止めることが出来た。路駐を覚悟していたのでラッキーだった。

 車を止めて出かける準備をしていると、隣の家の旦那さんが出て来たので、Aさんが挨拶し、
「ヤシオは咲いてますかね?」と尋ねると、
「ヤシオならここに咲いてるよ!」と言って庭のアカヤシオを見せてくれた。私はその満開のアカヤシオを見て、思わずガッツホーズ。今回はドンピシャだ。

(写真は駐車場の隣に咲いていたアカヤシオ)

 旦那さんは、さらに、
「家のヤシオはもう盛りを過ぎちゃったが、山のヤシオは今がちょうどいいんじゃないかな」と言う。
 今日はかなり期待出来そうだ。

 駐車場から2,3分歩いた所に、生不動コースの登山口があった。帰りはここへ降りて来ることになる。

 我々は真っすぐトンネルを目指して緩やかに登って行く。道端の桜やヤマブキが綺麗だ。

 トンネルの手前、右側のガードレールが切れた所(ロープが張ってある)から山道へ入って行く。

 薄暗い針葉樹林帯を進んで行く。こんな所は一人では歩きたくないと思った。

 猪子いのこ峠まで32分も掛かってしまった。
 ここはトンネルの両側、つまり群馬県側の道と栃木県側の道が合流する地点でもある。

 ここから緩やかに登って行く。左手下には山桜が白く見える。

 最初のピークで水分補給。今日はロングコースなので水分をしっかり摂って行こう。

 次の急斜面を登っている時、待望のアカヤシオがお出迎え。

「ヤッター」と歓声を上げ、後ろにいる仲間達に、「ヤシオがお出迎えだぞ〜!」と声をかけると、今、私達を追い越して行った若者2人(写真左)も、振り返って、「そうですね!」と言う。

 ここから小さなピークを幾つも登ったり下ったりを繰り返す。その度にヤシオが多くなって来た。

 右手に松田湖が見える。湖畔の周りにある桜とヤシオのコラボがいい。


 ピークから急降下し、露岩を越え、次のピークを登り上げたところが猪子いのこ岳だった。やっと着いた。峠から1時間20分だった。



 山頂の周りはヤシオがいっぱいだった。まさにヤシオだらけである。感激!

 ここから下るコースがアカヤシオのトンネルだった。写真でうまく表せないのが残念である。