(1,549m 群馬県)
2014年5月7日(水)
自宅−510高尾IC-(圏央・関越・上信越)-630下仁田IC-(R254・R45)-710浜平登山口730〜926湯ノ沢の頭940〜1030避難小屋1036〜1130三笠山(ヤツウチグラ・昼食)1155〜1237諏訪山1250〜1327三笠山〜1405小屋1410〜1448湯ノ沢の頭1454〜1605浜平登山口 |
今回は一泊二日で、西上州の最奥地・上野村から諏訪山と帳付山を登って来た。
諏訪山は日本300名山であり、関東100名山でもある。この山はミツバツツジとアカヤシオが多く、岩場はピンク色に彩られ、感動の連続だった。
上野村へのアクセス方法は幾つかあるが、私は下仁田ICから湯の沢トンネルを通るルートを選択した。一度は「西上州やまびこ街道(R45)」を走ってみたかったからだ。これが最短時間でもあったようだ。
朝5時前に家を出発。圏央道から関越、上信越と走って行く。今日はGW明けなので高速もガラ空きだ。途中で朝日が昇り、「今日は絶好の登山日和だ!」と思ったが、妙義山も鹿岳もボンヤリとしか見えなかった。
下仁田インターを降りた所に「上野村まで30分」と書かれた案内板があった。南牧村から湯の沢トンネルを潜ればもう上野村だ。R299で秩父を経由するよりはるかに近い。(秩父市から上野村まで1時間30分かかるそうだ)
浜平温泉への道を右手に見送ってトンネルを出た先に「諏訪山登山口」の駐車場があった。先客の車は1台だけ。多摩ナンバーだった。 熊鈴を付け、日焼け止めクリームをたっぷり塗って7時30分に出発。登山口から下って行くと「虎王神社」の鳥居があった。阪神タイガース・フアンの方は是非お参りするといいかも? |
鳥居の前から下り出してすぐに立ち止まってしまった。川の下流へ向かっているからだ!普通、山は川の上流にあるのではないか?
しかし、そこから20、30mも下った所に木の橋があり、それを渡った所に「諏訪山登山道入口」の案内板があってホッとした。
すぐに小さな沢へ出て渡渉。靴を濡らすようなことはない。そこからは沢沿いに登って行く。
朽ちかけた桟橋を渡ったり、壊れた橋もあった。
20分も歩くと砂防堤が現れた。そこを登った所で渡渉。ここも流れが細いので靴を濡らすようなことはない。 小さな滝が連続してくる。桟橋とトラロープが続く。 |
やっと沢から離れ、雪渓がある沢ともおさらばだ。そして、ここからが急登の始まり!と思ったが、実際はジグを切って登り、途中から右へトラバース。
そしてまた沢へ出て、沢沿いに登って行く。沢が涸れると急斜面をジグを切って登り、「このまま稜線へ突きあげるのだろう」と思ったが、また涸れ沢へ出た。
雪渓を左から巻いて行く。稜線が見えているのになかなか着かない。汗を拭きながらやっと支稜へ出た。浜平の大きな標識が目立つ。 ここから諏訪山へは右へ行くと思ったが、標識は左になっている。疲れて頭まで変になってしまったか、と思った。 |
ここはミツバツツジがいっぱい咲いていた。ミツバツツジの写真を撮りながら登って行った。
そして、ついに待望の諏訪山が見えて来た。ヨッシャー!これよこれこれ! 見るからに神が鎮座しそうな岩峰で神々しい。 写真を撮りながら湯ノ沢の頭へ到着。ここが楢原方面との分岐でここから右の主稜を行く。さっき頭が変になったかと思ったのは、この分岐だと思ったからだ。 |
ここからは道がなだらかになり、しかもミツバツツジが群落になって来た。写真ばかり撮っていて前へ進まない。花好きにはたまらない。
この道はピークを登らず全てトラバースしているので助かる。
登山道に落ちたアカヤシオの花びらが目立つようになって来た。この辺はもうアカヤシオが散り出しているが、上の方はまだ期待できるかも知れない。
下ヤツウチグラがだいぶ近づいて来た。
下ヤツウチグラの手前の岩峰にピンク色の花が見える。ミツバツツジかアカヤシオに違いない。これはかなり期待できそうだ!
シャクナゲの木も多くなってきたが、まだ蕾が固い。
途中から小屋が見えた。ボロボロの避難小屋へ到着。ここで小休止。 一服しながらふと周りをみると、何とアカヤシオがピンク色に染まっているではないか。 当初は、来週来る予定だったが、天気が悪そうなので日程を早めて来たのが正解だったようだ。 |
小屋からすぐ小さなピークを登ると、そこもアカヤシオがいっぱいだった。思わず歓声を上げた。 |
左手にピラミダルな山が見えて来た。あれが明日、登る予定の帳付山だ。見るからに登高心が湧いて来る。ネットであれを天丸山という人もいるが、あれは紛れもなく帳付山である。 |
右手にアカヤシオ、左にロープ。その岩場を登って行くと、アカヤシオの群落になった。そして右も左もアカヤシオだらけ・・・!
岩場の両脇がアカヤシオでピンク色に染まって最高だ!
すぐにハシゴが現れた。