諏訪山−2/2

 ハシゴの途中にヒカゲツツジが咲いていた。ヒカゲツツジとアカヤシオのコラボがいい。

 ついに下ヤツウチグラが全容を現した。期待した通りアカヤシオも見える。
 いよいよ最後の登り、と思って登り詰めて行くと右へトラバース。そしてハシゴがありロープが連続する。

 ロープで登っている時、頭上に大きな祠が見えた。そして、その祠の裏側へ突き上げた。ついに下ヤツウチグラ(別名:三笠山)へ到着。時に11時30分。

 この山頂は、群馬県のHPによると、『諏訪山は「上ヤツウチグラ」ともいう。山頂の北にある岩峰は「下ヤツウチグラ(別名・三笠山)」と呼ばれ、三笠山刀利天王の祠が祭られている』と書いてある。つまり、ここは下ヤツウチグラというのが正しいようだ。

 ここで昼食にした。下ヤツウチグラのテッペンで昼食なんて最高だ。しかも私一人で貸切である。
 帳付山はピラミダルで格好いい。明日はあのテッペンへ立てるかと思うと嬉しい。天丸山や大山はここはらは良く分からなかった。

 諏訪山も目の前にある。ボッテリした山容で余り魅力は感じないないが、あれが今日の最終ターゲットである。とは言え、どこが山頂かよく分からない。


(下ヤツウチグラの山頂)

(ピラミダルな帳付山)

(諏訪山)

 標識に「諏訪山まで723m」と書いてあった。「何〜んだ。あと0.7Kmか!それなら楽勝だ!」と思ったが、その時ここからコースタイムの2倍もかかろうとは夢にも思わなかった。

 さて、ぼちぼち出掛けるとしよう。

 今度は祠の前から下って行く。下の方から熊鈴の音が聞こえて来た。

 アカヤシオのトンネルを下り、ロープがぶら下がった所で登山者に会った。今日、初めて人に会った。駐車場に止めてあった多摩ナンバーの方だろう。その方が登って来るのを待った。

 ロープを下ってからもアカヤシオは続く。もうアカヤシオはゲップが出るほど見て来たが、それでも写真を撮りまくった。

 諏訪山は、とにかく山頂が分かりにくい山だ。山頂かと思ってピークを登り切ると、さらにピークがあった。シャクナゲの木が多くなって来たが、蕾は全くない。

 道が急登になった。ボッテリした山にこんな急登があるとは驚きだ。

 その急登を登り切った所が山頂かと思いきや、そこに小さな祠がポツンとあった。そして40、50mほど進むと三角点があり、その奥に標識が立った山頂があった。
 山頂から西へ2、30mほど行った所から、下ヤツウチグラが見えた。ということは下ヤツウチグラからもこの頂上が見えることになる。帰りに確認していこう。

 今日はミツバツツジとアカヤシオをお腹を壊すほど見て、明日登る予定の帳付山の写真も撮った。もう心残りはない。後は気を付けて下ろう。

 下ヤツウチグラへ向かってアップダウンを繰り返している時、足が吊りそうになった。筋肉がピクピクして痛い。痛みが止まるまで休んでいた。
 やっと痛みがとれたので、恐る恐る歩き出した。とにかくこの山塊には私一人しかいないので、のんびりも出来ない。

 再び下ヤツウチグラへ立った。723mを往復するのがこんなにシンドイとは思わなかった。

 ここからの下りは、ロープやハシゴ場を上から見下ろすと、真っ逆さまに見えた。

 避難小屋へ下る途中から初めて天丸山と大山を確認することが出来た。明日は楽しみだ。(天丸山、大山は→こちら)

 避難小屋からはルンルン気分で下って行った。もう危険な所はないからだ。ミツバツツジが登って来る時は逆光だったが、今は午後の日差しを浴びて一層綺麗に見える。たまらず写真を撮った。

 駐車場へ着くと私の車だけがポツンとあった。16時5分、やっと着いた。

 今日の宿、不二野屋へ着くなり、ビールを飲みながら一人で反省会。今日は予想以上に時間が掛かってしまったからだ。でもまだ歳のせいだとは思いたくない。
 今日は花がいっぱいで写真ばかり撮っていた。何しろ今日だけで250枚も撮ったのだから・・・。時間が掛かり過ぎたのは写真を撮っていたからだ。そう思うと気が楽になった。「女将さん、ビールもう1本!」

帳付山へ続く