【紅葉紀行】
平標山たいらっぴょうやま(1,983m)〜仙ノ倉山せんのくらやま(2,026m)・・・ 1/2

(群馬、新潟)


平標山から前仙ノ倉山へ向かう途中で見た紅葉。


平標山駐車場〜平標山ノ家(泊)〜平標山〜仙ノ倉山〜平標山〜松手山〜平標山駐車場

2025年10月7日(火)

(コースタイムは参考になりません)
1108湯沢IC−(R17)−1130平標山駐車場1200〜1332平元新道登山口1336〜1530平標山ノ家(泊)

 今年の紅葉紀行は群馬県と新潟県の県境にある、谷川連峰の最高峰の仙ノ倉山である。仙ノ倉山は日本二百名山でもある。

 9月下旬に登ったという方のレポートがネットに載っており、「仙ノ倉山はすでに紅葉が始まった」とあったので、もう遅いかも知れないと思いながら出掛けて行った。

 今日は、平標山ノ家泊まりなので、ゆっくりと家を出た。
 途中、谷川岳PAで昼食を摂った。
 関越トンネルへ入るまでは時々小雨がパラつくような天気だったが、トンネルを出ると青空が見え、思わず歓声を上げてしまった。

 平標駐車場へ11時30分着。紅葉シーズンなので車が止められないのでは、と心配したが止めてあったのは数台だけだった。

 (写真は駐車場にあるトイレ)

 近くに止めてあった車の方に、「紅葉はどうでしたか?」と訊くと、
「紅葉はまずまずだったが、稜線へ出たら強風雨で吹き飛ばされそうだった!」という。

 さらに、今下って来たばかりだという方に訊くと、
「松手山の上で子熊を見た」という。それに、「天気が悪いので七合目で引き返して来た」という。


 子熊がいたということは近くに母熊がいたはずである。我々も注意して行こう。

 12時ジャスト出発。トイレの脇から入って行くと、すぐに林道へ出た。そこにあった案内に従い直進して山道へ入って行く。

 道は左側の沢沿いに登って行く。右側に時々別荘が見える。前に来た時はあの別荘の前にある林道を下って来たはずだが・・・。


 20分も樹林帯の中を歩くと林道へ出た。やはり林道の方が歩きやすい。

 さらに1時間ほど歩いてやっと「平元新道入口」へ着いた。

 ここには道祖神があり、『満天の星降るごとし登山小屋』と刻まれていた。

 ほっと心が和むような気がした。

 いよいよここからが本格的な登山である。急登の階段を登って行く。

 ここには熊がいるので怖い。熊鈴をストックにぶら下げて、ジャラジャラならし、時々、ウォーと大きな声を出しながら登って行く。

 最初は元気に登って行ったが、次第に遅れ始める。

「平標山の家20分」の標識付近で霧雨が降って来た。

 その霧雨も次第に雨粒が大きくなって来た。

 途中で、小さな秋を見つける。ナナカマドの実だ!

 やっと小屋へ着いた。時に15時30分。平元新道入口からコースタイム1時間15分のところを2時間もかかってしまった。

 小屋は、左手が有料で右が避難小屋、その奥がトイレである。

 まずは避難小屋で着替えを済ませ、ストーブがある部屋でビールで「カンパイ〜!」 

 私はこれを楽しみにしんどい登りを頑張って来たのである。

 雨が少し強くなったようだ。一足早く着いてラッキーだった。

 この小屋はご主人のこだわりで、今でもランプの宿である。風流でいい。
(トイレは電気が点いていた)

 明日は晴れることを祈りながら眠りについた。