一の越山荘505〜616雄山640〜712大汝山735〜806富士ノ折立813〜911真砂山〜1010別山1017〜1023北峰(昼食)1125〜1152剱御前小舎1200〜1306剣山荘(泊) |
4時半起床、昨夜のうちに作ってもらった弁当を食べ、5時5分に出発。
すっかり明るくなった雄山を登って行く。右手に笠ケ岳、槍、大天井から燕、餓鬼までの稜線が見える。そして餓鬼岳の稜線の奥に富士山まで見えた。
左手には、大日三山や室堂、背後には昨日登った龍王と浄土が見える。今日は最高の登山日和だ。
しばらくすると、背後の龍王岳が朝の陽光を浴びてオレンジ色に輝き出した。その龍王の後ろか薬師も姿を出した。
私はここから穂高が見えるか気になった。それは丹沢・大山のブログで次のように書いたからだ。
「立山と穂高は男の神様、富士山は女の神様で三角関係にある。立山と穂高からは富士山が見えるが、立山と穂高はお互いに見えない」。
これは随分昔に聞いた話をそのまま書いた。
さらに、「富士山の神様のお父さんは、丹沢にある大山で、大山は立山と穂高に対し、『おい、立山と穂高、うちの娘に手を出すな』と言っただろうか」
というようなことを書いた。それで本当に立山から穂高が見えないかを検証したかったのだ。
(昨日テクテク歩いた浄土山) |
(朝日に輝く龍王岳) |
(槍穂をズーム) |
しかし、ここから穂高は見える。ただ、北穂とロバの耳、ジャンダルム、そして左側に前穂は確認できるが、穂高神社の奥社が建つ奥穂高は確認できない。北穂と涸沢岳の陰になっているように見える。と、すれば、やはり立山の神様と穂高の神様は見えないことになるのだが・・・。いつの日か奥穂に登った時にでも検証しよう。
ここから見る奥大日岳のピョコンとしたピークが恰好いい。さらに待望の剱岳が頭を見せた。
展望を楽しみながら30分も登ると雄山の山頂が見えて来た。山小屋のような立派な建物である。薬師と笠の間から黒部五郎も見える。
山頂の建物は、小屋ではなく社務所だった。山頂へは登拝券(500円)を買わないと登れない。せっかくなので登拝券を買って登って行くと、すぐ後から禰宜さんが登って来た。そして、私一人のためにお祓いをしてくれ、お神酒まで出してくれた。これなら500円でも安いと思った。社務所へ戻ると巫女さんが立っていた。AKB48のような若い巫女さんが可愛いかった。(^^)
(右奥から薬師、黒部五郎、笠) |
(雄山神社) |
(可愛い巫女さん) |
雄山から岩礫の道を下って行く。右正面に大汝山、左正面に別山のなだらかな稜線が見え、その奥に地獄の山のような剱岳が見える。 今、大汝山のテッペンの岩に立っている人が見える。あんな岩に登れるのだろうか。 (手前から真砂岳、別山、剱岳) |
大汝山の直下で親子3人の家族連れが下って来た。あの尖った岩に登っていたのはこの親子かも知れない。 山頂には、大きな岩に標識がポツンと立っていた。ザックを置いて登ってみた。簡単に登ることが出来た。ここから見る剱の八ツ峰が素晴らしい。岩峰の一つ一つが手に取るように見える。剱はまさに鎧を纏った岩の殿堂だ。 今日は剣山荘までなので時間はたっぷりある。大汝のテッペンは貸切である。ここでのんびりして行こう。気が付けば後立山連峰がズラリと並んでいるではないか。鹿島槍が本峰しか見えないので分かりにくいが、白馬と旭が一段と目を惹く。 |
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富士ノ折立の標識は、岩塊の手前のなだらかな所にあった。縦走路は左へ下って行くので、うっかりすると山頂を巻いてしまう。 | |
ここから5、6分で山頂へ着いた。 山頂には「富士ノ折立」と書いた板切れが1枚あるだけだった。 狭い山頂に3人のカメラマンが三脚を広げていたが、生憎、剱岳方面にガスが流れ出してしまった。 |
大走からの道を左手に見送って真砂岳を登って行く。 | |
途中にトウヤクリンドウが咲いていた。砂礫の中のオアシスのようでホッとするものを感じる。 |
ここから見る別山はでかい。ここから鞍部まで下って登り返すことになる。 | |
立山を振り返る |
ここから5分ほどで北峰である。北峰の方が6mほど高いが来る人は少ない。私は北峰のケルンの後ろで湯を沸かす。剱を見ながらのラーメンは最高だ! 北峰から祠がある所(南峰?)へ戻り、剱御前をめざして下って行った。 |
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