紅葉の遠見尾根をトレッキング
・・・2/2
小遠見山の山頂には先客が8人いた。山頂からは鹿島槍、五竜、唐松、八方尾根の奥に白馬三山までバッチリだ。周りのトレッカーも皆んな満足そうだ!
小遠見山山頂
(鹿島槍は北峰しか見えない)
(正面が五竜岳)
鹿島槍は、本来北峰と南峰の双耳峰だが、ここからは重なって北峰しか見えない。
ここで引き返すトレッカーも多いようだ。ここを少し下った巻道の所に、「ここから先は登山装備が必要です」との標識がある。
私は登山装備をしているので、もう少し先まで行ってみることにした。
小遠見を下って中遠見山へ向かって行くと、さっきまでガスがかかっていた鹿島槍のカクネ里が見えるようになって来た。
鹿島槍のテッペンから流れ落ちる沢のような所である。黒っぽく砂のように見えるが、あれが実は氷河なのである。長野県で初めて氷河と認められたそうだ。
綺麗な紅葉が目にしみる。
途中で足がつってしまい、しばらくわめいていたが、小遠見山から30分で中遠見山へ着いた。
(まさに紅葉トレッキングである)
(中遠見山の山頂)
(中遠見山からの展望.。右手前が大遠見山。右手奥には唐松岳や白馬岳も見えた)
時間があれば大遠見山の途中まで行ってみようか、という思いもあったが、紅葉は期待できそうもないので、ここで引き返すことにした。
中遠見山から見る小遠見山の紅葉もいい。
写真を撮りながら登って行き、巻道との分岐まで来た時、また足がつってしまった。今度は両足である。さっき薬を飲んだのだが・・・。とにかく痛くてわめいていた。
痛みが治まってから、軽い食事を摂って出発。
地蔵の沼へ寄って行くことにした。池付近の紅葉は全体に少し遅れているようだが、真っ赤なカエデを見ることが出来た。
リフトには乗らず、高山植物園を下って行く。
この時期は花がないので寂しいが、ここには北海道の礼文島にしか咲かない「レブンアツモリソウ」や、「ヒマラヤの青いケシ」が咲くという。
実は今年、レブンアツモリソウを見に行く予定だったが天気が悪そうなのでドタキャンした経緯がある。わざわざ礼文島まで行かずとも、ここへ来ればレブンアツモリソウを見られることを知った。来年はレブンアツモリソウを見に来よう!
鹿島槍・五竜のTOPへ戻る