【紅葉紀行】
紅葉の遠見尾根をトレッキング・・・1/2


遠見尾根の紅葉


 2024年10月14日(月・祝)

718テレキャビン駅−802リフトを降りた所〜807地蔵ノ頭〜831見返り坂〜905一の背髪〜928二の背髪〜945小遠見山1000〜1030中遠見山1040〜地蔵ノ頭.・分岐〜地蔵の池〜植物園−アルプス平  

 今年の紅葉狩りは遠見尾根である。

 当初の計画では、今日は神城の宿へ泊まり、明日、遠見尾根をトレッキングする予定だったが、明日の天気がイマイチなので今日に変更。朝4時前に家を出た。


 安曇野ICで降り、道の駅で休憩していると、駐車場から爺ケ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳が並んで見えた。今日は最高のトレッキング日和になりそうだ!

 (手前から爺ケ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳)

 テレキャビン駅の駐車場へ7時10分に着いた。駐車場はまだかなり余裕があり楽勝で駐車できた。
 すでに切符を買う人が20人以上も並んでいた。

 テレキャビンに乗ると、昔の苦い思い出がよみがえって来た。それはもう40年以上も前になるが、5月の連休に五竜岳へ登ろうと夜行列車でやって来たが、「点検のため運休」になっていた。
 仕方なく歩いて登ったが、登山道はなくヤブ漕ぎの繰り返しで、本当にひどい目にあった。

 今、テレキャビンから見る斜面はメチャクチャ急登で、「よくもこんな所を登ったものだ!」と我ながらあきれる思いだった。
 私が今までで一番苦く、辛かった山は、この時の遠見尾根である。(その時のレポートは→こちら

 今回は「真っ赤なナナカマドの紅葉を見ることが目的」なので、五竜岳まで行く気はなく、紅葉を見て満足出来ればそこから引き返すという気楽なプランである。

 テレキャビンとアルプス展望リフトを乗り継いで、労せずしてリフトの終点へ8時2分に到着。あの時の苦労がウソのようだ。
 
 地蔵ノ頭へ向かって木段を登って行く。紅葉もまずまずだ。


(地蔵ノ頭へ向かって行く)

(地蔵ノ頭)

(地蔵ノ頭にあった展望図。拡大可)

 展望図によれば、ここから白馬三山や五竜岳が見えるようだが、今日はあいにくガスで展望は利かない。

 遠見山へ向かって行くと、周りの紅葉が良くなって来た。「こうでなくちゃあ〜!!」と一人で吠えた。

 私が持っている地図には載っていないが、地蔵ノ頭から24分ほど歩いた所に「見返り坂」という所があった。ここから振り返って、背後の展望を楽しみなさいということだろうが、今日はガスで展望は利かない。しかし紅葉の中を歩く、まさに「紅葉トレッキング」になって来た。

見返り坂付近

 途中でガスが切れて、右手に白馬三山が見えて来た。
  
(見返り坂・付近)
(一の背髪・付近からの白馬三山。右が白馬岳


(二ノ背髪のピーク)

(ガスが切れてやっと唐松岳が見えて来た)

(正面に五竜岳、貫禄十分だ)

 遠見山へ行く途中には、見返り坂や一の背髪、二の背髪などという小さなピークがある。昔はこんな名前は無かったような気がするが・・・。

 唐松岳がやっとガスから姿を見せた。唐松岳のピークの間に山荘が見えた。五竜も細い目をしっかり開けて見ると山荘が見えた。

 小遠見山の手前に巻道があったが、当然、山頂へ向かって行く。