富 山 (とみさん)

(350m、千葉県)


伊予ケ岳から見た富山(右が北峰、左が南峰)


伊予ケ岳からの続き

2013年2月10日(日) 
富山中前〜伏姫籠穴〜北峰〜南峰〜福満寺

天神社〜1014富山中前・駐車場1018〜1032伏姫籠穴1042〜1102林道終点1107〜1130稜線鞍部〜1140富山北峰1208〜1218南峰〜1254車道〜1302駐車場

 伊予ケ岳から下って天神社の駐車場でシャツを1枚脱ぎ、一服してから富山へ向かった。

 約10分で富山中学校前の駐車場へ着いた。4、50台も置けそうな広い駐車場はほぼ満車で、やっと一番奥のトイレの脇に1台だけ止めることが出来た。ラッキー!
 バス停には「伏姫籠穴ふしひめこもりあな入口」の案内版があるので分かりやすい。
(案内板の反対側が無料駐車場)

 富山中学校を正面に見ながら歩いて行く。民家の梅が満開だ。
 中学校から右手へ進んで行く。道端にはスイセンがいっぱい咲いていた。

 道は次第に狭く林道のようになって来た。だらだらした登り坂で、右に小さな沢を見ながら歩くようになると「伏姫籠穴入口」が見えて来た。

 ここは「南総里見八犬伝」のゆかりの地だという。南総里見八犬伝といえば映画かテレビで観たような気がするが、どんなストリーだったかは覚えていない。

 この籠穴は、「里見家の娘の伏姫と愛犬八房が籠って暮らし、そこで伏姫が八房の子を身籠ったという」。せっかくなので行ってみることにした。

 立派な門を潜り、階段を5、6分ほど登ると、その籠穴があった。普段は籠穴へは入れないそうだが、ちょうど掃除をしているオジさんがいたので入れてもらうことが出来た。しかし私には単なる洞窟でしかなかった。

 林道まで戻り、富山を目指して行く。20分も歩いた時、正面に電波塔が建ったボッテリした山が見えた。あれが富山に違いない。

 林道終点まで来ると車が1台あった。登り坂の林道歩きで一汗かいてしまい、ここで一本立てて行く。

 ここからは、いきなり階段になった。が、すぐに終わったのでホッとしたものの、また階段になった。ここは段差があるので気合を入れて登って行く。
 階段はまだまだ続く。

♪〜階段は続く〜よ〜 どこまでも〜 ♪

 やっと階段がなくなった。そこから2、30mで稜線鞍部へ出た。ここは北峰と南峰の分岐になっている。まずは左側の北峰へ向かって行く。
 稜線は信じられないほど平らな道だった。その平らな道を2、3分も行くと東屋があり、「里見八犬士終焉の地」の標柱があった。ここが山頂かと思ったが、その奥にボッテリした山が見えた。

 階段を5分も登ると開けた所へ出た。電波塔の右が標識や三角点がある山頂で、左が展望台やベンチがある遊園地?になっていた。まずは山頂(北峰)へ行った。山頂には先客が2人いた。伊予ケ岳で一緒になった町田から来たというご夫婦だった。

 展望遊園地には、ざっと5、60人がいた。ここは山頂直下まで車で来ることも出来るので、散歩気分で来る人もいるのかも知れない。

 展望台からは富士山が、ボンヤリと見えた。


 私はベンチでランチタイム。コンビニのオニギリ1個を食べ、テルモスのお湯でコーヒーブレーク。帰りに豪華な海鮮料理が食べたいので簡単に済ませる。

 さて、南峰へ行こう。
 一旦、鞍部の分岐まで戻り、そのまま直進して行く。なだらかな道を2、3分も行くと、右手に石組があり、奥に石段があった。「南峰の登りか?」と疑問に思いながら石段を登ると観音堂があった。(石組は仁王門の跡だった)
 登山者がいたので訊いてみると、左手が南峰だという。

 その南峰は電波塔と古ぼけた東屋があり、親子4人がベンチで休んでいた。山頂の標識は壊れ、展望は全く利かなかった。


(仁王門跡から石段を登る)

(観音堂)

(南峰の標柱とベンチ)

 ここから、また階段の下りになった。ここは階段登りに来たようなものだが、良いトレーニングにはなった。

 階段がなくなってホッとした。

 途中にスイセンが咲いていた。山の斜面一帯がスイセンだらけである。まるで栽培している畑のようだ。何でこんな山の中にスイセンが咲いているのか不思議だった。香りが一面に漂う。


 福満寺の仁王門の前を通って車道へ出た。車道を歩くこと8分で駐車場へ到着。

 「さあ、後はウマイものでも食って帰ろう!」と、道の駅「富楽里とみやま」へ向かったが、駐車場は満杯、10分以上も待ってやっと止めたが、今度は人混みで食堂へ入れず、諦めて「海ほたる」へ向かった。

 その海ほたるも渋滞で入れず諦め、結局は家でカップメンを食うハメになった。


(道路沿いにあった菜の花畑)

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