【紅葉紀行】
剣の峰(けんのみね 1429m)〜角落山(つのおちやま 1393m)

(群馬県)



鼻曲山の下りから見た角落山塊。右が剣の峰、中央が角落山。
左は雨坊主山(あめんぼうずやま)だと思う。



霧積温泉P〜剣の峰〜角落山・往復

2017年10月27日(金)

自宅−530相模原IC−(圏央・関越)−610高坂SA625−松井田妙義IC−(R51−R18−R56)−740霧積温泉P750〜810林道〜845鼻曲山分岐〜952剣の峰1005〜1102女坂分岐〜1151角落山1220〜1252女坂分岐1257〜1355剣の峰1400〜1515霧積温泉P

 今年の紅葉狩りは、浅間山の東方に広がる「角落つのおち山塊」の剣の峰と角落山である。

 角落山は、「角を切り落とされた鬼が逃げ込んだという伝説から名付けられた」という。まさに鬼が逃げ込むような急峻な山だ!

 剣の峰は、数年前に鼻曲山へ行った帰りに登ったことがあり、紅葉が素晴らしかったのを覚えている。また、その時見た三角錐の角落山が格好良く、ぜひ登ってみたいと思った。

 そこで今回、Sさんを誘って、霧積温泉から剣の峰、角落山をピストンすることにした。

 関越道の高坂SAで待ち合わせ。
 霧積温泉へ7時40分着。すでに車が5、6台止めてあった。ほとんどの人は鼻曲山へ向かい、角落山塊へ行く人は稀なようだ。

 駐車場周辺の紅葉は少し早過ぎたようで、色付きがイマイチだった。ちょっと気落ちしながら、ホイホイ坂を登って行く。

 10分も歩いた時、クルミほどの大きさの実が沢山落ちていた。これ何んだろう? ヤマナシ(別名:山リンゴ)かな?
 先週の台風で落ちてしまったようだ。
 対岸の紅葉が少しずつ良くなって来た。上へ行けばもっと期待できそうだ!
 20分ほどで林道へ出た。すぐに金湯館へ行く林道と分かれて山道へ入って行く。

 紅葉は、1週間前の台風で色付いた葉は落ちてしまい、残った葉がやっと色付き始め、いわば2番紅葉のようなもので、4分か5分程度だろうか。若い紅葉を見ながら登って行った。

 鼻曲山分岐には、「剣の峰1.5Km、角落山2.5Km」とあった。

 ここから剣の峰までが紅葉が素晴らしい所だが、やっと色付いたばかりの紅葉を眺めながら登って行った。

 最初の鎖場が現れた。ここが「親泣かせ」だろうか。それとも「人泣かせ」だろうか?

 紅葉が良くなって来た。ここは赤いモミジよりも黄色いモミジの方が多い。山全体が黄色く、我々の身体も黄色く染まってしまいそうだ。



 剣の峰の頂稜の一角にある露岩から、浅間隠山がドガーンと見えた。そして鼻曲山の右手に雪を抱いた浅間山がバッチリ見えた。そういえば浅間山は2,3日前に初冠雪があったとテレビで報じていた。


 眺望を楽しんでから、山頂へ向かって歩き出すと、目が覚めるような紅葉があった。そして足元にはリンドウが咲いていた。


(浅間隠山)

(鼻曲山と浅間山)

(目が覚めるような紅葉)

 剣の峰の山頂には、くたびれた標識だけが立っていた。私は2回目の登頂ということになる。

 ここから見る角落山(写真右)は独特の山容をしている。逆Sの字に渦を巻いているようにも見えるし、噴火口跡のようにも見える!

 あの窪みへ鬼が逃げ込んだのだろうか?
(実際は崖になっていて窪んでいない。)