憧れの天狗池からの槍ケ岳・・1/3


天狗池からの槍ケ岳。風がなければ湖面に槍が投影する



上高地〜槍沢ロッヂ(泊)〜天狗池〜槍ケ岳〜槍ケ岳山荘(泊)〜上高地

2015年9月28日(月):1日目

上高地〜槍沢ロッヂ(泊)

自宅−445相模原愛川IC−(圏央・中央・長野)−松本IC−730沢渡−(タクシー)−807上高地〜850明神900〜945徳沢(軽食)1000〜1055横尾1110〜1247槍沢ロッヂ

 今回の目的は、紅葉の天狗池から槍ケ岳を見ることにあった。
 紅葉だけなら涸沢の方が素晴らしいかも知れないが、私は長年天狗池からの槍が見たいと思っていた。それが紅葉の時なら最高だろうと・・・。

 天狗池は湖面に槍が写る”逆さ槍”で有名だが、生憎、風があって湖面が波打ち、すっきりした逆さ槍は見られなかったが、私は充分満足だった。

 今回は天狗池が目的なので、槍のテッペンまで行くかどうかは天気とその時の気分で決めよう! そんな思いで出掛けて行った。

 沢渡の駐車場(1日、600円)へ車を止め、相乗りタクシーで上高地まで行った(一人、1050円)
 運転手の話によると、先日のシルバーウイークは、帰りのバス待ちが5時間で、最後尾は河童橋まで並んだという。タクシー待ちは2時間だったそうだ。

 途中、大正池でタクシーを止めてもらい、朝の澄んだ空に並び立った穂高の写真を撮った。そして、つい明日もこんな天気であってほしいと願ってしまう。
(写真右は大正池からの穂高)


 バスよりも安く、しかも早く上高地へ着いたので、今日の予定に余裕が出来た。
 のんびりと河童橋へ向かい、ここでも穂高の写真を撮った。
 明神でコーヒータイム。と言っても自販機の缶コーヒーである。

 徳沢で軽く昼食を摂って行く。

 横尾へ向かって歩いて行く途中、道端にバカでかいアザミが咲いていた。どうもフジアザミのようだが、それにしてもデカくて化け物のようだった。

 横尾へ着くまでに、2、300人とすれ違った。ほとんどの人が涸沢から下って来たに違いない。
 横尾にも大勢の登山者がいた。これらのほとんどが涸沢へ向かうのだろう。

 それに比べ、槍へ向かう人は極端に少ない。やはり、この時期の槍は穴場のようだ。

 ポツンと一人で歩いていると、眼の前に猿がいた。熊でなくて良かったと思った。そして、「オイ、そこをどいてくれ!」と猿に道を空けてもらった。


 槍沢ロッヂへ12時47分着。
 到着早々、外のベンチでビ−ルタイム。これが最高に旨い!まさに至福のひと時だ!

 15時を過ぎると急に寒くなった。談話室へ引っ越して山談義。7、8人の中に75歳の方が2人いた。1人の方は「80歳まで山を登る」という。私もそうありたいと思った。

(いよいよ明日は天狗池へ)