JA1ZA局足立区の藤田さん(1958年10月号)
ハムになるきっかけは4年前の新聞の小さな記事
58年1月期の国試に合格、JA1AEQ、JA1YL、
JA6PR、JA0ECとのon air meetingに参加
設備はTXは807シングルで3.5と7Mc、50Mcは
2E26、アンテナは変形ダブレット、RXはBC-312
JA1CLK局大田区の及位さん・JA1CLL局杉並区の湯浅さん(1959年5月号)
多くのYLハムを育てられたJA1LG岩瀬さんが司会する座談会形式でYLのお二人を紹介して
いる。
及位(のぞき)さんはフランス映画「空と海の間に」をご覧になったのがきっかけとか。
新しく誕生した電話級・電信級を記念して作られたハム女子大の卒業で、JA1CLG、
JA1CLH、JA1CLI、JA1CLJ、JA1CFS、JA1CHD、JA0KOのYLさんと同期だそうです。
JA1CLK局は2/24、JA1CLL局は3/3免許。
この他 JA1BRS、JA1BTN、JA1BYW、JA1CDG、JA1CEV、JA1CFN、JA1CGU、
JA1CJHの各局がこのFresh Key欄で紹介されているが、この号で完結した。
JA1YL局新宿区の菅さん(1958年6月号)
OMは有名なJA1CO、設備はRXはHRO、
TXは807シングル 13W入力、アンテナは14Mc用
AWX、OMが勤務先のRXで彼女の交信を
聞いているので電波でうっかりしたことは
話せないとか、Hi
これはアフリカ ケニア VQ4DT(Ex.OZ3HO)のQSLカード
13, Nov. 1960, 7M/cs, RST 459
TX: Homebuilt 150W
RX: SX-28, Ant: "Bi-square"
アフリカ ナイジェリア ZD2GUP
(Ex.G3GUP)のQSLカード
12, Nov 1960, 7mc/s CW ,
Ur RST 459
TX:Two 5B/254m final 100W
RX:Marconi CR100, Ant: G5RV
K8CXによればZD2のプレフィクスは
1960年までで翌年から5Nに替わる。
Fresh Key
1958年6月からFresh Keyという欄ができて、アマチュア局のシャック訪問記事を載せている。
無線と実験誌には
DX Cornerという記事が連載されており、この中はHAMセクションとSWLセクションに分かれて
いまして、HAMセクションはJA1CV大平OMが担当されていたと思います。 今回1956年7月から
1959年12月号までのHAMセクションから、当時どの様な局やSWLが活躍されていたか見ることに
致しました。また赤字のコールサインは当局JA1LZと交信された局、レポートされたSWLの方です。
1956年7月号・・・製作記事ではJA1AD斎藤OMの「Qマルチプライヤーの作り方」、JA1SR
横山OMの「0-V-1オートダインの試作と検討」の記事があり、6AU6-6AR5など懐かしい真空管の
名前がありました。
DXコーナーでは7Mc Fone
呉市の西村さんが4月下旬5球スーパーに短波コンバーターをつけ10m垂直アンテナでS-8以上で受信できた局
のレポートは・・・
JA1EF JA1EO JA1MR JA1PB JA1PG JA1QI JA1QM JA1AEX JA1AGP JA1AHO JA1ALA JA1AMZ
JA1ARG JA1ARW JA1AVB JA2CM JA2CR JA2EM JA2FN JA2GZ JA2KJ JA2MI JA2MR JA2PX
JA2QS JA2RF JA2SH JA2SJ JA2TD JA3BU JA3EY JA3HC JA3JE JA3JS JA3JY JA3OO JA3OZ
JA3PF JA3PI JA3PK JA3SI JA3SW JA3TF JA3TP JA3TT JA3VH JA3VY JA3WG JA4AH JA4CX
JA4DR JA4DS JA4EF JA4FM JA4GD JA4GE JA4HY JA4IO JA4IW JA5BI JA5CB JA5CV JA5DC
JA5DG JA5DN JA5ER JA5FH JA5FN JA5FX JA5GG JA6AW JA6CO JA6GP JA6GU JA6JG JA6KH
JA6KM JA6LO JA6LT JA6ML JA6MR JA6MY JA6PH JA6PL JA6PU JA6QA JA7CZ JA7GW JA8CJ
JA8ED JA8FF JA9CQ JA9ED JA9EO JA0AN JA0BV
静岡市の海野さんが6C6-76-6ZP1の0-V-2受信機と30mのロングワイヤーで3月下旬夜間に受信できた
局は国内では・・・
JA1AD JA1AM JA1AZ JA1EL JA1GF JA1JA JA1ON JA1RZ JA1AAX JA1AFD JA1AMZ JA1AOU
JA1APH JA1ASG JA1ASJ JA1ASS JA1ATI JA1AVL JA1AVS JA1AWU JA1BAD JA2AZ JA2ES
JA2GZ JA2HD JA2IW JA2JW JA2KC JA2MR JA2OB JA2OT JA2PY JA2QC JA2QL JA2RM JA2RX
JA2SJ JA2TE JA3BU JA3CE JA3CU JA3EY JA3GK JA3HA JA3KS JA3LH JA3LU JA3MB JA3VK
JA4GH JA4JY JA4MZ JA5DN JA5FB JA6LI JA7AZ JA7DI JA7GW JA7HI JA8DR JA8DV JA8SM
JA9BE JA9BY JA9DA JA9EO JA9EY JA0AP JA0ER
外国局は・・・KH6HW W6GXW W7WBQ
富山県の青木さんが7Mc foneでDXを稼いでいるJA局をレポートしている。
JA1EF JA1KA JA1ON JA1QM JA1VY JA1AAX JA1AEW JA1AEX JA1AFI JA1AFU JA1AGU JA1AII
JA1AKP JA1ANR JA1AME JA1AMZ JA1ARG JA1AUS JA1AXJ JA1AZM JA1BAX JA2FN JA2JK
JA2JY JA2KX JA2QF JA2QL JA2TE JA3AK JA3EY JA3LN JA3MP JA4DN JA4EF JA4FZ JA4HM
JA4IO JA5ER JA5EY JA6AK JA6JD JA6MW JA6OM JA7CN JA7EM JA7FH JA7FQ JA7FX JA7GY
JA7HH JA9BY JA9CQ JA9ED JA9EU JA9FC JA0AK
外国局はW6BPM W6FMQ W6SWK W6SXI K6DAC
大阪市の加藤さんはこの時期珍しいSSB局JA1AGU、JA3RGをレポートしている。
14Mc CWではJA1CVの他に堺市の真田さん、藤沢市の河合さん、亀岡市の田名瀬さん、
14Mc Foneで大阪市の加藤さんがJA1EC JA1AEL JA1AKZ JA1AUJ JA3BB JA3OA/1 JA4AA JA4AF
JA4AZ JA4GY JA5AI JA6AA JA6AK JA6CT JA6HK JA6OI JA7HU JA8AA JA8AT JA8CA JA0BR
21Mcでは滋賀県の田中さんのレポートが見受けられた。
この時代はSWLが活躍されておりました感じです。また0-V-1などもまだ使われていたようです。
1956年8月号・・・JA2OW矢橋さん、SWLでは大阪市の加藤さん、日南市の隅本さん、北海道の
山崎さんのレポート。
1956年9月号・・・この月はハム局の交信レポートが多く、JA1BD JA1AVV JA1BAE JA2AT JA2BL、
JA2NX JA3DM JA3TR JA1CV、SWLからは岩手花泉の高木さん、大阪市の加藤さん、この方はこれで
3回連続なので毎月レポートされている様です。この他福岡県の末松さん。
1956年10月号・・・JA1HU伊藤さんが0-V-1でのレポート、伊藤さんはローカルの先輩でいろいろ教えて
頂いたOMさんです。JA1AXV、JA2DA、JA2FW、JA5DF、JA6MW、JA7HLから交信レポート。
SWLレポートでは富山県の青木さん、清水市の宮川さん、能代市の長野谷さんの他に武蔵工大ラジオクラブ。
1956年11月号・・・常連の大阪市の加藤さんのレポート、この月はレポートが少ないためかご担当の
JA1CVさんが14Mc CWと7Mc Foneのバンド状況をレポートしています。
このうち7.2Mcのアンカバ局JA10AWとJA10WHの交信ぶりをご紹介します。
「JA10WH こちらはJA10AW、よく来てますが如何でしょうか?」
「JA10AW こちらはJA10WH、お呼び出し有難うございます。58で来ています。QRN、QRMありますが
All OKです。ファースト・コンタクトだと思います。今後ともよろしく」
「JA10WH こちらはJA10AW、早速の応答有難うございました。並びにFBなレポート有難うございました。
おたくのシグナル57から59でQSBありますが、混信なく強力に来ています。こちらQTHはJA7管内です。
おたくのQTHはどちらでしょうか?どうぞ」
「こちらはJA10WH、100%オールOKです。こちらJA5管内です。シャックは807シングル807PPでモジっています。
インプット20W、アンテナは20mのロングワイヤー、RXはトリオの9R4といったところです。そちらのシャック紹介よろし
かったらお願いします」
「JA10WH こちらはJA10AW、FBなシャックの紹介有難うございました。おたくの周波数若干変動している
ようですが如何でしょうか?・・・・以下略
当時7100KHz以上のところにUC局がプレフィックスはJA10などを使ってオンエヤしていました。この時期すで
に7100KHzまでのバンドとなっていましたが、かれらUC局は混信の少ないところで悠々とQSOしていま
した。この局は当時の正式局と同等またはそれ以上の設備です。というのは変調機が807PPといった
ところです。変調トランスの入手が困難(高価)で私は807シングルでした。RXもVFOも現在のリグと比べると
QRHがありましたがうまく使用しておりました。
1957年8月号・・・40mバンド 仙台市JA7BEの関谷さんが40mバンドをレポートしている。 7025Kc付近でJA、W局の猛烈なパイルアップのなかからHC2SAを捉まえた交信の様子・・・
「JA7BE DE HC2SA R GE TNX FB QSO UR MY FIRST JA STATION RST 569 IN S-ELENA
NAME
HR IS PELEO」
他にJA1CL JA1EF JA1PK JA1ACA JA1AEQ JA2BL W7JLU K6UYCが呼んだようだが・・・
20mバンド 宮崎市のJA6AK篠原さん、長崎県のJA6HK中尾さん、札幌市のJA8AH三浦さんがレポート
またJA6AK局、JA6HK局、JA1AAT局のシャックの写真、JA1HP局提供のよるDJ3FWのカードの写真を
載せている。
1957年9月号・・・表紙にJA4CZのQSLカード、「あなたもハムになれる」の特集
内容は予算、「最初のTXはこれだ」として807シングルTX、7Mc専用5球スーパーの製作、国試対策、アマチュア
局開局申請手続きなどを特集している。
DXコーナーは次の方がレポートしている。JA1PS JA4AI JA6FB JA6MW JA6SV JA8AH JA8AQ JA0GG
SWLではJA1-1274杉並区の野口(JA1DUH)さん0-V-1と8m垂直アンテナで、JA1-6153遠藤さん、
JA2-1040名古屋市の山本さん、土浦市の宇多さんなど、この頃からSWLのナンバーの記載が見られる。
1958年1月号・・・ 川崎市のJA1AG黒川さんが”ハムの初夢”という短文を寄稿している。
「家に帰ると机の上に分厚い航空便が乗っている。どこからだろうと裏を返せばNatinoal
Hospital of
Tibet, Lhasa、Tibetと、急いで封を切る。数日前の新聞にチベット、ラーサに近代的設備を誇る立派な
病院ができたと出ていた多分そこからだろう。
ドクター黒川、このたびチベット、ラーサに完成いたしました国立病院の外科主任医長に貴下をお招
き致したく、ご家族ご同伴の上ご来任下されば幸いです。我々国立病院関係者一同は博士のお越しを
心よりおまちしております・・・・。
チベット、AC4、ふとハムの知識が頭を横切る。よし行こう。どうせ一生に一度は行きたいと思っていた
所だ。このチャンスを逃がすな!!
夜も更けた。ロビーのあかりが美しい羽田空港。JAL ”City of Nara”が静かに出発を待っている。
皆が見送りにきてくれている。彼がいる、あいつも。なつかしいハム友達、感激の握手、サヨウナラ!!
手を振りながら飛び立った我々は広い海原を目の下に見て、遠く富士山に別れを告げた。
もうインドに入ったようだ。コースは北にとっている。遠くにヒマラヤ連峰が白く光っている。あれは
カンチェンジュンガ。美しいブータンを横に見てネパールに入る。そうだ休暇を利用してネパールにも来よう。
ラサール飛行場に着いて驚いた。チベットなんて電気もロクににない所だと思っていたのに何と素晴らし
い空港。ネオンこそないが落着いた街並、街外れの丘の中腹にある大きな病院。これか、さすが立派な
ものだ。院長はじめ多くの人達がニコヤカに出迎えてくれる。とても丁重だ。
やがて住居に案内される。オウ、既にたのんでおいたコリンズKWS-1、75A4のコンビが私を待っていた。
アンテナは4エレメントのロータリー・ビーム、すごい。
早速JAのハムに無事安着を伝えなければ・・・・ビームを北北西に向ける。ノイズは皆無といいたい位。
これならどんな弱いシグナルだって聞こえるぞ。ダイヤルを握る。この感触!!・・・・SK
DJ2YL DE JA8AA
浜の奴やってるな。BK DE AC4AG、JA8AAが飛び出してきた。TKS UR RST 599・・・・素晴らしい。
全くすごい。バンド中皆こちらを呼んでいる。世界一のDXer W1FH、W6AMもいる。VP8BK、いつもJAに
いたときは振りやがったくせに
・・・・JA1AA、JA1CR、イルイル!! 良い気持ちだ。JT1AAもこんな気持ちだったろう。どれゆっくりや
るかと思ったら机の上のベルがけたたましく鳴り出した。ウルサイと止めた途端、目が覚めた。
ああ、ざっと100カントリーは新しく増えたのにと苦笑する。・・・・のどかな初春の午後だった。」
1958年2月号・・・この時期になると6mバンドのDXレポートも出てくる。
一宮市の栗原さんはVK4LK VK4NG W6AAD W6CIO W6DYD K6BQQ K6VIJ W7DRS W7ERA
W7JXY
W7VPT K7AXR W9DSP W0QIN W0WVR K0AKJ VE7AQQ
JAで活躍している局としてJA2AH JA2AQ JA2GR JA2IFをレポート
10mと15mバンドでは能代市の長野谷さん、20mバンドでは高知県の井上さん、西宮市の林さんは
6AK5-6SQ7の0-V-1でも朝方のアフリカ、ヨーロッパ方面がよく聞こえたとレポート
40mバンドではカルフォルニアのK6DVがワッチした局としてLZ1AH LZ1KDC LZ1KNB LZ1KSV UA4DE
UA4LE UA6AK UA9KOA UB5IF UB5NV F6AG ZS6U JA5AI JA8AE JA9BY
またパナマ運河を航行中のJA4LL/MMと交信、7000-7050KcではJAのFoneによるQRMがひどい
とのレポート、なおこのJA4LL局は最近上映のアニメ映画「崖の上のポニョ」に登場してアマチュア
無線家の関心の的になっているようだ。
東京・北区のJA1BAD吉田さんのシャックの写真も掲載されている。
1958年10月号・・・
香川県のJA5AF大塚さんがWA-VK-CAの受賞を賞状の写真とともに紹介している。
Cycling ExpeditionのタイトルでJA1CG高橋さんとJA1AJC原沢さんが川口市から霞ヶ浦まで2日間で
150kmの自転車旅行を紹介。持参は3A5の50Mcポータブル、途中で半田付けがはずれてJA1IN宅で
修理したり、土浦市内でダブレットを張りCQを出したらVK4NGが呼んできた・・・等
名古屋市のJA2AAN浅井さんのレポートです。
「予備免以来何度も40mと6mの試験電波を出しBCIも出ず好調そのものが、本免許となった日6mで
早速JA2GR局と交信中、何となくおもてが騒がしい。QRXで耳をすますと隣の映画館の中らしい。
ワイワイガヤガヤピーと口笛などもまざっている。”どうしたんだ” ”変な声が入る” よく聞くとトーキーT発生
である。40m用のアンテナが映画館の屋根の上を借りて張ってあるのである。こちらの謝る声も聞き入
れられず、40m用のアンテナはちょん切られてしまった。7Mcではなくて50Mcだと言っても相手は素人、
いくら説明してもぬかに釘である。テスト電波で入らず本免で入るなど全く人を馬鹿にした話だと、よく
調べてみると偶然にもその前日に映画館の映写機のアンプの一部を変えたとかで、やっと納得できた。
対策としてアースの取り直しやらフィーダーを同軸にするやらでどうにか使えるようになったがとにかく人さ
わがせな話」
私がラジオ作りのきっかけとなったのは寺澤春潮氏の著書で
「太郎のラジオ・・・」という本を父親から買って貰ったのが
始まりです。その本に載っていた6C6-76-6ZP1と12Fによる
並4を親父と作りましたが、うまく鳴らないで近所のラジオ屋
さんで直して貰いました。
その後同じシリーズの「太郎の短波ラジオ実験」という本を
入手して短波に興味を持つようになったという訳です。
この本をご覧になった方も多くおられると思います。
それらの本を又見たくなって横浜市立図書館と神奈川県立
図書館を探したのですが、見つからず残念でした。その代わり
「無線と実験」という雑誌が1956年版から揃っておりました
ので、それを閲覧して1950年代の昔に戻った次第です。
当時はラジオ関係の雑誌はおなじみのCQ誌の他に無線と実験、
ラジオと音響、ラジオ技術、初歩のラジオ、電波科学などが
有りました。内容はアマチュア無線もありましたがラジオ、
オーディオ、テレビ等の製作記事が多かったようです。
今はこれらの雑誌のなかには廃刊になったり、またCQ誌以外は
アマチュア無線関係の記事が無くなったりで寂しくなりました。
1961年1月号・・・
川口市でオンエヤしていた頃の私(JA1LZ)のレポートです。
7McのCWで最近コンタクトできたものは、アジアではHL4KAQ、これは北鮮らしく或いは
アンカバーかも知れない。UA0AG、UA0YE、このUAの後の2字初の字がYになっているものは
Zone23のものであるということを聞いたが・・・・・・
UL7KBF、VU2XG、ヨーロッパではUA1KAQ、UA3BS、UB5MF、このUB5とは夜半0015に
コンタクトしたが、ヨーロッパは真夜中を過ぎないとルートが開けないようだ。
LZ2KSK、DL7AA、DJ2SX、DJ2VKM、OH3NU、SM3CPK、SM5BKO、YU3NBQ、ZC4KV、
ZC4PC、ZD2GUP、ZD2JKO、ZS6MY、VQ4DTなどできた。
QSOの様子を日をくって眺めてみると・・・・
○月○日、磁気嵐が予報されてJJYではU、Wを報じている。勿論Condxはよくない。ローカル
からアフリカが入感しているという話を聞いたので、朝っぱらからねむい目をこすりながらワッチ。
7005kcくらいのところでZD2GUPのCQをみつけた。579で受かる。こちらのは459という。
夏ごろアフリカをよくねらっていたときはZSなどよく聞かれたが、ZD2というのは初めてである。
このあとZD2JKOがどこかとQSOしているので待ちかまえて呼ぶ。0450ごろQSOを終わる。
日曜日のせいかJAのQRMが多くなる。このようにアフリカがよく入ってくるときは慨して
ヨーロッパの状態は悪く、AFだけが浮かび上がってくるからまことに都合が良い。
○月○日、JJYはW。 0400にVQ4DT、また7020kcでVQ2CZがJAとQSO。どちらにしようかと
思ったがVQ4を呼んで559。こちらが459、QRNがひどい。
○月○日、JJYはU、まだ回復していない。しかしOH2、DJ2がJAの相手になっている。めっきり
朝のJAが増えたようである。28Mcからおりてきたものと思われる。0515にPY7がCQを出して
いたのでコールしたがZD2DCPにさらわれる。ここはエモノが2つ現れてしまったが、アフリカ
専門の線にそってZD2DCPをいただく。QRNになやまされながら559-569でできる。
○月○日、依然としてJJYはWを放送している。朝受信を始めると同時にZS6MYが強く入って
おり、ちょうどCQの終わったあとらしかったのでコールする。579と569でコンタクト。
ヨーロッパは全然入感ない。ただJA1AEAがEX4FUとやっているのが聞こえる。あと呼んで
みたがNG.。
○月○日、0500におきる。今日はヨーロッパがよい。QRNもない。YU2HM、UR2BU、UO4AM、
SP9AF、OH3NMなどにまじってZS6MYも入感。 0600、CN8KEがUAとやっていたのでコール
したがとどかなかったようだ。0610、PY1LVをローカルがつかまえる。
○月○日、空中状態はやや回復したもよう。LZ、DL1がよく入る。アフリカはねばったがNG。
○月○日、0540、VU2XJが聞こえた、そのあとLZ2KSKとJA1BKのQSOの間にわりこんで
ラウンドになる。0600、OH3NUとQSO。 0655、CX4IKが7002kcでCQ。しかしこれは
CX1KBに横取りされる。
○月○日、ローカルがしきりに呼んでいるので聞くとZS1KS、しかしふられたらしい
ー・−・−
以上のような調子で南米は夕方入感するとのことであるが、やはり多少感度は低くても朝方の
ほうがよいらしい。しかしいくら呼んでも知らん顔でCQをだし続けているのにはがっかりする。
北米ではW6以外ではテキサスのK5KBH、イリノイのW9WNV、VE7AAなど。 オセアニアでは
KH6IJ、DU1DRなどとコンタクトできる。
また受信だけできたものににはDU7SV、VQ2CZ、ZS1KS、CX1KB、CX4IK、PY1LV、LJ、
CX2TF、I1MQ、F8VA、F8BQなどでヨーロッパ方面がぼつぼつシーズンオフになってきている。
寒い朝などは早起きはまことにつらいものであるが、苦労のしがいはあるものということである。
このページの引用した文献・情報は
@誠文堂新光社発行「無線と実験」1956年7月〜
1959年12月号
A松本 強氏のホームページ「がらくた修理の部屋」
Rev.2022. 4. 20
JA1XK局中野区の近藤さん(1958年9月号)
新聞社にお勤めで一級技術士の資格を所持、
設備はTXが6AU6-6AQ5-807シングル、変調は
807によるレファレンスシフト方式で声の大小にかか
わらず一定レベルになる優れもの、アンテナは10m
のホイップである。
JA1WN局板橋区の小保方さん(1958年7月号)
東京教育大学で物理学を専攻している学生さん
QTHは交通量の多い池袋の通りに面している。
6mバンドのみのライセンス、TXは6C4-6AQ5-6AQ5、
6W、8.4Mcの水晶を6テイ倍、RXはクリコン+6球スーパー
JA1CHC・JA1CHD局中野区の三宅さんご夫妻
(1958年12月号)三宅氏は戦前からJ3EU、JA3EUで
活躍されたOMさん、XYLさんはハム女子大の第1期
卒業生とか、10月21日に本免許。
設備はTX6AG7-2E26、変調トランスはプシュプル用の
ものを使用している。
JA1CJH局品川区の春日さん(1959年4月号)
JA0LZの内山さんこれをお読みですか?・・・で
始まる。同郷の上伊那のご出身のようです。
新設検査の時VFOのフラツキで不合格になって、
それからいろいろ工夫して6AU6のクラップ発振
による安定度の高いVFOの2号機を製作した
ことが紹介されている。