「全国で最後の原発新規立地点」として狙われている山口県・上関原発建設計画は、
賛否をめぐる攻防が二十一年を経過しました。
2003(平成15)年春には、上関原発炉心予定地も含まれる地元四代正八幡宮の神社地の売却を拒否していた宮司が神社本庁によって解任され、新たに土地売却に積極的と見られる宮司が山口県神社庁より派遣されるという事態が起こっています。
このことに対して、地元四代地区の住民で四代正八幡宮の氏子有志の皆さんが、
別記のとおり神社本庁、山口県神社庁に「もとの宮司さんが帰ってこられるよう、
神社地が売り払われないよう」と願い、起ち上がっています。
私たちも、この地元氏子有志の皆さんの思いを受け止め、その願いがかなうよう、
広範な賛同署名運動で「支援」していこうということになりました。
皆さんのご協力をどうかよろしくお願い申し上げます。
2003(平成15)年12月
〈呼びかけ〉 原発に反対する上関町民の会
上関原発を建てさせない祝島島民の会
原発いらん!山口ネットワーク
原水爆禁止山口県民会議
皆様へ
突然のお願いで失礼します。
「一進一退」を繰り返している上関原発計画は、国の電源開発基本計画に組入れられて2年半、推進側の取り組みは地元での「運動」の崩壊・分裂の動きを内包する「停滞」とも相まって一切進むことが出来ていません。
そこで、推進側は別紙のとおり炉心予定地の神社地を中国電力に売り渡すことで、「劣勢」を挽回しようとたくらんでいます。
神社地を、「開発」とりわけ原発のために売り払うなど信じられないようですが、現実に動きが進んでいるのも事実です。
私たちは、今までご協力をいただいた広範な皆様からの賛同もいただき、このたくらみを何とかくい止めたいと、署名運動を始めることにしました。
勝手ながら、目標を第一次集約1月31日で1万名、第二次集約2月29日で合計10万名と大きく立て、全力を傾けていく決意です。
どうか趣旨をご理解いただき、ご協力いただくようお願いいたします。
署名は、神社本庁あてと山口県神社庁あての二種類となっています。署名用紙にお名前と住所をお書きください。また年齢制限等一切ございませんので、できるだけ多くの署名をお願いいたします。
※ 集った署名は以下にお送りください
〒742-1403 山口県熊毛郡上関町大字室津670-7 上関町民の会
なお、署名用紙等が不足の場合コピーしていただいても結構ですし、下記までご連絡いただければ必要部数を送らせてもらいます
2003(平成15)年12月15日
上関原発を建てさせない祝島島民の会
〒742-1401 山口県熊毛郡上関町大字祝島
TEL 0820-66-2121 FAX 0820-66-2138 祝島漁協
TEL 0820-66-2506 FAX 0820-66-2538 山戸
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