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	多文化共生教育資料
	日本の友だちに分かってほしいこと
	４年　　（ブラジル）
	前、体育の時間に、二人の男子とけんかをしました。そしたら、一人の男子がもう一人の男子とないしょ話みたいに、 「○○君って、悪いこといっぱいするやん。外国人の人達ってみんないっしょじゃない。」 と話していて、私はそれを聞いたとき、心が傷つきました。私が、みんなに分かってほしいことは、人は一人一人ちがっているっていうことです。 　だれかが悪いことをしていても、その子と同じ国の人みんなが、そんなことするんじゃないよ。悪いことをする子もいれば、やらない子もいる。私は、私です。ちがう人といっしょにしてほしくはありません。だから、それは、やめてください。悪いことをしていない子たちが、それを聞いたら、ぜったい心が傷つくと思います。私は、今も、とっても悲しいです。 　でも、私は、自分がもっと強くなれば、そんなことであんまり心が傷つかなかったのにって思いました。でも、自分が強くなることが、むずかしいです。がんばろうと思っても、悪口を言われたら、やっぱり心が傷つきます。 　私が、みんなに分かってほしいことは、みんなともっともっと友だちになりたいということです。そしたら、学校でのけんかも少なくなるかもしれません。 　私は、このように、自分の思っていることや、心が傷ついたことを書いているけど、まだまだ心は、くやしい気持ちです。でも、だからといって、私は、いつまでもくやしがっていても、前には進みません。だから、みんなでちがう国の人たちとも仲よくしようよ。私は、思います。どうして、わたしの心が悲しくならなきゃいけないの？もし、私のかわりに、あなたの心が傷ついていたら、どういう気持ちですか？。○○小学校の子どもたちは、みんな仲間だから、周りの子の心を傷つけていいのかな。 　この小学校には、いろんな国の子たちがいて、とっても楽しいなあって思います。でも、悪口を言われると、ちがう国の子たちのどこが気に入らないのと思います。どうすれば、みんなが仲間って分かるようになるんだろうって、考えるときがあります。私は、日本がすきです。だから、ちがう国の子たちにも、日本は楽しい国なんだよって分かってほしいです。どうすれば、ちがう国の人や、同じ国の人が、もっと日本のことが好きになるのかなということを、いっしょに考えたいです。