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多文化共生教育資料
ぼくの思い
5年  (ボリビア)
 ぼくは、いたずらをしているとき、とても楽しくて、ひとりぼっちという気がまぎれていました。でも、いたずらをしないときは、ひとりぼっちという気持ちになってしまうのです。AくんやBくんと遊んでいるときは、ちがうけど。
 でも、いたずらを始めたら、気分がとても楽しいのです。たとえば、ある日、はげみ教室に行ったとき、ドアにセロテープをはりつけました。このとき、ぼくは、すごく気持ちがよかったです。
 だけど、今は、もういたずらをしないことをちかいました。いたずらをしたい気持ちは、あります。でも、もうしたくはありません。ぼくの心の中から、いたずらしようとさそってきます。でも、ぼくは、がまんします。
 教室の中にいると、先生の言っていることすらぼくには理解できなくて、ぼくのことをだれも必要とせず、変な子だとまわりから思われているように思えてなりません。教室で、ひとりぼっちだと感じています。ぼくを呼んでくれるのですが、ときどき、何をすればいいのかわからないのです。
 Cさんは、ときどき、先生の言ったことを、通訳してくれます。ぼくは、そのとき、「はい」か「わからない」と返事します。こういう単語しか、知らないのです。
 ぼくは、Cさんに通訳してもらって、ありがたいです。とても感謝しているし、Dさんにもです。Dさんも、ぼくがいたずらをしたときに、通訳をしてくれました。
 先生たちは、Cさんを呼んで、ぼくの通訳をさせてくれました。Cさんは、日本語がわかるので、ぼくに訳してくれるのです。Cさんに、すごく感謝の気持ちをもっています。
 先生たちにも怒られたのですが、感謝しています。
 これからは、がんばって、ぼくの心をコントロールして、いたずらをしないように気をつけます。
 E先生も、勉強のときや、ぼくが怒られているときに通訳してくれて、ぼくは感謝しています。