オーナーのひとりごと  VOL.32
緊急出撃?初めての冬の餘部 '10.2.20 山陰本線・餘部

 餘部には何度も通いながら、冬の時期にはまだ行ったことがありませんでした。先日、所用で和田山まで行くことになり、足を延ばせば餘部は遠くないので、初の冬の訪問を敢行しました。
 ここ数日の寒波で、現地は3〜4センチぐらいの積雪。翌日には溶けてしまいましたが、念願の雪景色が楽しめました。宿泊はいつもの川戸屋さんで、シーズンのカニをたっぷりと賞味。また、今回はJR利用でしたので、余命少なくなってきた「はまかぜ」に乗り鉄して帰ってきました。

■■雪景色■■
  
到着した日までにかなり雪が降ったようで、3〜4cmの積雪がありました。翌朝も未明に少し降ったものの、ときどき射す日差しのおかげで、ほとんど溶けてしまいました
 
 すっぽりと雪に覆われた里の風景もいいものですが、雪に埋もれてしまって一面の雪の原では面白みがないので、私としてはこのぐらいがちょうどよい感じ。
 また、雪の中を歩く装備を持ち合わせていませんので…
 
■■架け替え工事の状況■■
   
 今年秋の完成に向けて工事は順調のようです。橋桁は一部を除き繋がりました。現在は桁上面の施工に移ってきている 気がします。
 駅のほうは、山側斜面の切削と土止めも終わり、線路敷設の準備もほぼ出来ているように見えました。
   
 鎧側の橋桁は、旋回させてトンネル前の橋台と繋げるため、まだ中央部の桁とは繋いでありません。
 ちなみに、旋回はほんの少しで、角度を合わせたらスライドさせて位置合わせをするらしいです。
 
 
■■今回のおまけ=餘部の話題その他■■
 香美町では、公式サイトにライブカメラの映像をUPしていますが、餘部にも設置することになりました。当初は小学校の屋上の予定だったそうですが、新橋に隠れて現在の橋が見えないため、再検討するとのこと。
 また、山陰海岸がジオパークに認定されたため、遊歩道等の整備も進められており、鎧駅から山を越えて餘部に降りる旧道の整備が行われているそうです。途中には展望台なども設置されるらしく、難ルートといわれた「鎧海側俯瞰」の撮影場所に手軽に行けるようになるという情報もあります。
 右の写真は、鎧側の斜面を上がっていく道の途中に掲出されていた看板(里山ふれあい森づくり)です。新橋の完成に併せて作られる道の駅や記念館とともに、周辺の観光地化が進められていくことでしょう。
▲東港に行くと防波堤に一羽のカモメ…そっと近づいてパチリ ▲巨大魚の看板は未だ健在!? でも鉄橋と絡めては撮れなくなった

 
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