オーナーのひとりごと  VOL.40
雪の「白」とSLの「黒」 = 冬の北びわこ '11.1.30 & 2.6 北びわこ号

 今年も冬の北びわこ号が走る時が来ました。この冬は、日本海側を中心に大雪に見舞われ(被害に遭われた皆さんにお見舞い申し上げます)、滋賀県北部もかなりの積雪。軟弱者の私は、寒いところや雪の中での撮影は苦手なのですが、思い切って出かけてみました。今回は、最初の日曜にC56、後の二週にC57が登場となり、日曜を二回つぶしての出撃でした。

 ■■C56-160■■ 

▲木ノ本駅にて(1号の回送前)
     
       ▲田村駅にて(1号)  
             ▼田村駅跨線橋から(3号の返し)  
       
▼田村駅にて(3号)

 1月30日はC56が登板。この日の湖北は、前日までの雪で平野部分でも40pはあろうかという積雪で、空模様も雪が降ったり晴れ間が覗いたりと、めまぐるしい展開。道路も雪に埋もれているところがあって、駅撮りに徹しました。1号を田村駅で待っていると、先行の列車が雪のせいか遅れており、そのため対向の列車にしっかりとかぶられ、後追いの1枚のみ。また木ノ本駅まで行って回送までの写真を撮っていると、一眼レフがとうとうお釈迦になり、動画用のコンデジでの撮影を余儀なくされるというアクシデントが発生しました。
 気落ちしてしまって、午後の3号は光線状態が良くないにもかかわらず、田村駅でのリベンジ。煙をかなりサービスしてくれたのが、なぐさめ?でした。戻りの回送も田村駅の跨線橋から、撮ってみました。


 ■■C57-1■■
 急遽中古のデジ一を購入し、中古とはいえ今まで使っていたものよりはるかに新しいので、説明書を懸命に読んで練習を兼ねた出撃になりました。
 2月6日からはC57の出番。さすがは"貴婦人"、人気があるので前週より沢山の撮り鉄が集まっていました。先週より雪が少なくなっていましたが、ぜひ雪野原を行く姿を撮りたかったので、まずは最も北の終点の木ノ本まで先行。そして駅で回送を見送り、虎姫駅近くの姉川堤防に移動。天気が良ければ、雪を被った伊吹山を背景にして撮れるのですが、この日は気温が高くなったためか朝から霧が濃く、あきらめて鉄橋間近で3号を撮りました。その後、どこで回送を撮ろうかと移動を始めたとたん、伊吹山がぼんやり姿を見せ始めたので、そのまま居残ってなんとか撮影できました。

▲高月〜木ノ本間(1号)
  ▼長浜〜虎姫間<姉川橋梁>(3号の返し)
    ▲木ノ本駅にて(1号の回送前)
▼長浜〜虎姫間<姉川橋梁>(3号)   
 
 


  ■■ステージママ・EF65■■

↑田村駅跨線橋から(1/30)
 回送を担当するのは、以前はDD51でしたが、敦賀まで直流化されてからは、EF65になりました。
 ねぐらのある梅小路から、ステージの出発点・米原まで連れて行き、最初のステージが終われば後から追いかけていって、次のステージに向けてのお迎え。そしてすべて終わればまた家まで連れて帰ってくる…。主役のSLを保護・引率するステージ・ママのように思えました。
木ノ本駅にて(1/30)→   
 


■■今回のおまけ■■
   伊吹山をバックに(姉川橋梁)
▲683系しらさぎ ▲125系 ▲EF81カモレ
 
   長浜鉄道スクエア 貴重な保存機「ED70 1」→


現存するなかで日本最古の旧長浜駅舎
出札口の風景をモノクロで撮ってみた
 撮影の合間に、久しぶりに「長浜鉄道スクエア」に寄ってみました。レトロな旧長浜駅舎はそのままですが、以前は入れた2階が立入禁止になっており、イベントや特設展示のときだけ使用しているようです。
 また、初めて訪れることになったスクエア内の「北陸線電化記念館」では、日本で唯一保存されているED70を見学できました。
 
 

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