■■ジオラマ対決!?■■
東海道新幹線のイメージから、中央に名古屋駅を配し、右手に関東地区・左手に関西地区を表現した、横に長い構成でした。全体をひと目で見渡すことができないので、観覧者はひとつの場所にとどまらず動き回って見ています。また、一定の人数の入替制で行われる車輌の走行は、放送による解説などはなく、朝から夜までの流れを約20分で見せていました。
東海道線やJR東海エリア各地の名所をふんだんに盛り込んだ楽しいシーンやギミックも満載で、さらに奥の見えないところの小さな場面をディスプレイで映し出したりしているので、ついつい覗き込んでしまいました。そして、人形をとてつもなくたくさん使用しているので、野外ライブ会場や甲子園球場のスタンドは、まさに圧巻です。 |
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▼東京地区のシーンにはスカイツリーも… |
▼名古屋駅の夜景 |
▼野外ライブ会場を埋め尽くす人(人形) |
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▲ナイター照明の甲子園球場 |
▲関西地区のシーンには通天閣や道頓堀が… |
▲紅葉に包まれた清水寺 |
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ジオラマ京都JAPAN |
名古屋から戻ったその足で嵯峨嵐山駅まで直行し、嵯峨野観光鉄道の駅に隣接する建物にある「ジオラマ京都JAPAN」を見学。ここの"売り"は、なんといってもEF66の運転台のカットモデルから模型の運転ができることと、レイアウトの上を歩いて横断し鳥のように上から眺められる橋でしょう。運転中の列車が見通せるようにしたためか、全体的に高低差が少なく平坦な感じは否めませんが、清水寺・金閣寺・東寺の五重塔といった神社仏閣から京都タワーに梅小路蒸気機関車館といった京都独自の建造物が盛り込まれています。
こちらもいろんなシーンが表現されていて、1時間ごとにショー形式で行われるマンションの火災や、遊園地の絶叫マシーンといった仕掛けもあります。ただ、街中の建物同士の間隔が大きく、また芝生が広がっているだけの「空き地」があったりで、密度としては物足りない気がしました。 |
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▼火災発生のマンションから煙が… |
▼交通事故の処理中 |
▼見せ場の清水の舞台 |
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▲京都ですのでお約束の梅小路 |
▲EF66の運転台 |
▲こちらでも運転できます |
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リニア・鉄道館のジオラマは観客に見せることが主であり、ジオラマ京都ジャパンのほうは見せることに加えて運転体験もできることが、両者の大きな違いといえます。ただ、どちらのジオラマでも、自動車が道路を走っていたり、これでもかというほどの人形が使われており、見せ場をふんだんに盛り込んで観客を楽しませています。
さて、話題になった面積の対決ですが、9平方メートルの差でリニア・鉄道館に軍配が上りました。 |
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