オーナーのひとりごと  VOL.84
国鉄からの生き残りを撮りに山陰へ '21. 3. 27 山陰本線・米子近辺

 今年も春のダイヤ改正で、国鉄時代から走り続ける旧型車輛の淘汰がありました。その中にあっても、JR西日本には特急やくもに使用されている381系など、根強く生き残っているものが比較的多数います。しかしながら、数年後に置き換え・廃車になるものもあるので、今のうちに撮っておこうと山陰本線の米子近辺に出かけました。以前撮れなかった伯耆富士・大山とのコラボも目的のひとつです。

■■伯耆富士・大山バック■■
 山容から伯耆富士とも呼ばれる山陰の名峰・大山と鉄道が撮影できるところで撮ってみました。私は名山・名峰との絡みの写真を撮りに行くと、天候の都合で見えなかったり山頂が雲の中というパターンが多いのですが、今回は山頂部に雪を残したきれいな姿を見せてくれました。
 大山を背景に撮れる有名ポイントの日野川橋梁です。この時季の朝方は逆光になりますので、午後に訪れました。



  伯備線から
   乗り入れてくる
    381系やくも→


 ここは電化区間ですが、非電化区間へも直通で乗り入れる列車があり、DC車輛も頻繁に通過します。


←キハ47系普通列車


 
 
↑ 381系やくも


 こちらも有名な米子~安来間の大山バック。ゆる鉄・中井精也氏が出演しているNHK-BS「てつだひ!」でも紹介されていました。


   伯備線に乗り入れる
     今や貴重になった
      115系普通列車→

 
 山陰本線ではなく伯備線(伯耆溝口~岸本)ですが、ここも大山の優美な姿がよく見えます。前泊で米子に行く途中の夕刻に寄ってみました。


←115系普通列車


■■中海バック■■
 鳥取県と島根県にまたがる吃水湖の中海と線路を俯瞰できる「古代出雲王陵の丘」からです。ここは造山古墳という古墳の集合体の丘で、公園のように整備されています。
 
↑ 381系やくも





 


キハ47系普通列車→

■■宍道湖バック■■
 中海からさらに西の宍道湖沿いの報恩寺踏切。湖側に国道が走っていますが、列車で隠すことができます。
 
115系普通列車→ 
  ↓ 381系やくも
 

■■今回のおまけ①=その他の車輛たち■■
 撮影の途中でやってきた列車たちも撮っています。この日から山陰ルートでの運行を再開した「WEST EXPRESS 銀河」も撮影できました。
  
 ▲キハ126系・石見神楽ラッピング    ▲キハ126系・標準色
 キハ187系「スーパーおき」▼    キハ47系観光列車「あめつち」▼ 
 
 
 ▲WEST EXPRESS 銀河

■■今回のおまけ②=米トウ■■
 今回は米子に宿泊しました。”鐡宿”ともいえる米子駅前のハーベストイン米子で、線路側の客室からは米子支社の運用研修センター(米トウ)である旧機関区・車輛区が見えます。非電化区間を受け持つDCやDLがたくさんいました。今でも現役の転車台と扇型庫では、トロッコ列車「奥出雲おろち号」用の車輛が出番を待っています。
 
 
 

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