オーナーのひとりごと  VOL.85
阿波の古狸&新顔タヌキ '22. 3. 20・21 四国・徳島

 四国の撮影行でまだ行けてなかった徳島県に行ってきました。JR四国の車輛のなかでも、国鉄時代に製造または設計されたものが比較的多く残っており、これらを「古狸」とすれぱ、阿佐海岸鉄道を走り始めたDMVは「新顔のタヌキ」。今回はこのふたつをメインに、有名な撮影ポイントを回りました。

■■古狸(国鉄型)■■
 残り少なくなったとはいえ、キハ40・47系やキハ185系が現役で走っているので、まずはこれらをターゲットにしました。残念ながら、今年3月のダイヤ改正で、キハ40系は徳島線からいなくなりました。その分牟岐線での運用が増えたという情報を得ていましたが、走行を見ることは叶いませんでした。
キハ185系
  国鉄が最後に開発した気動車で、初のステンレスボディの車輛。国鉄民営化時には全車がJR四国に引き継がれ、その後九州に移ったものや、観光列車に改造された仲間もあります。この地区では現役の特急列車として頑張っています。
 
  
↑ キハ185系「剣山」
    徳島線・穴吹~川田
      穴吹川橋梁

   この鉄橋のすぐ下手で
   四国を代表する大河
   「吉野川」に合流する
   穴吹川に架かる橋梁。
  キハ185系「むろと」→
    牟岐線・田井ノ浜駅

   牟岐線随一の撮影ポイ
   ント田井ノ浜駅で、牟岐
   線唯一で1日1往復の
   特急を撮影。
 
  
キハ40・47系
 
 徳島駅に隣接する徳島運転所には、キハ40・47系が多数いました。どうやら運用に着くのは朝夕の多客時だけのようで、昼間はここで寝ています。まるで夜行性の古狸のねぐら?
▼タラコもいました
 

■■新顔タヌキ(DMV)■■
 昨年末から阿佐海岸鉄道を走り始めた、線路と道路の両方を走れる「二刀流」のDMV(デュアル・モード・ビークル)。商業ベースで定期運行されるのは世界初とのことで、まさに「新顔」です。この車輛のベースはトヨタのマイクロバス「コースター」なのですが、軌道走行用の前車輪を格納するボンネットがついており、前から見ると動物の顔のように思えました。
海 部 駅
↑海部駅にはDMV化前に走っていたASA100形を保存
車体の大きさの違いがよくわかる 
 ↑背後の小さなトンネルは、以前は丘を貫いていましたが、
周辺の開発で丘が削られ、トンネル部分だけが残ったもの
 

↑宍喰~海部   風景を大きく取り込むと、小さい車体は目立ちません
 
阿 波 海 南 駅
 牟岐線の終点となった阿波海南駅が阿佐海岸鉄道との接続点。ここから牟岐駅までの間が軌道上を走る区間です。バスモード~鉄道モードの「モードチェンジ」を見学しました。

バスモードで道路を走ってきた
DMVに、バス停で乗客が乗車



モードインターチェンジに進入し、
車輪を下ろして鉄道モードに「変身」



 
線路上を走行し、甲浦へ
駆動は後輪の内側タイヤ
 

■■今回のおまけ=牟岐線その他の型式■■
㊤㊧ … 1000型・南小松島~阿波赤石
 
㊦㊧ … 1500型・田井ノ浜駅
 
㊦㊨ … 1200型・牟岐~辺川

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