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純大さんのデビュー作って…?? 2002.10.26 Sat

 純大さんのデビュー作といえば、NHKの朝の連続TV小説『あぐり』の望月淳之介役…ですよね?今更何を…、と言われそうですが。でも、皆さんも雑誌などでご覧になったことがおありでしょう?時々『CUTE』になっているんですよね。ナゼ??ちょっと不思議だったりして…。

 手元にある雑誌の類を全部チェックしてみたところ、ほとんどは『あぐり』になっていましたが…、ありました・ありました。「英語をモノにするためのカタログ」に掲載されているプロフィール。“97年映画『CUTE』で俳優デビュー。同年NHK連続TV小説『あぐり』に出演し、注目を集める”と。う〜ん…どっちが正解??なのでしょうか??

 まあ、別にどっちでも良いんですよ。どっちも純大さんが出演されていることには変わりないのですから…(だったらコチャコチャ言うなって…)。

 私が勝手に推察しておりますところは、『あぐり』が97年4月に放送開始。『CUTE』は97年5月に公開。と、言うことは・確かに『あぐり』の方が先なんですよ。でも、純大さんの演じられた青年期の淳之介は、物語の後半にならないと登場しない…。そのため、『CUTE』の方(…役名が判りません。ご存知の方・教えて下さいマセ。)が先に私たちの前に登場しちゃったと…。よって・正確には「英語を…」の表現が正しいのカモ知れませんね?ただ、『あぐり』の淳之介役は放送前から結構話題になっていましたからね。スポーツ誌の芸能欄に、わりと大きな記事が出ていた記憶があります。だから、世間のイメージが“デビュー作は『あぐり』”で固まっちゃっているので、ことさら訂正すると、かえってヤヤコシイことになっちゃうのかなぁ…?なんて。ほんと、どっちでも良い事ですが…。

 それとも『CUTE』は出番・少ないからかな?(全部合わせても10分…無いくらいだもの) でも、確かに出番は少ないのですが、スゴク重要な役ドコロなんですよね。ご覧になっていない方・おそらく多い作品かと思いますので、ちょいとご紹介しましょうか…。

 「純大History」の方にKAZUさんが寄稿して下さっています通り、獣医さんの役です。ヒロインの飼っている仔犬が病気になり、入院…つまり、純大さん演じるところの獣医さんが預かる訳ですが・モデルを目指すヒロインは一念発起して単身パリに旅立ってしまい、結局完治後も“預かる”と言う名目で仔犬を引き取らされてしまいます。なにせ、ヒロインはその後パリでトップモデルになっちゃいますから、日本に帰ってくる気配無し…。なんとも人の良いことですが(餌代とか、どうなっているのやら…)、そもそも彼が、今ひとつ自分に自信を持てないヒロインに、“君、モデルってやつ?”と問いかけ、“俺にはそう見えるよ”と語ったことが、結果・ヒロインの背中を押してパリへ旅立たせることになる訳で。仕方ないと言えば・仕方ない…と、そんな役ドコロです。ある意味・純大さんらしい、役柄ですか(…以前の・になりつつありますけど…??)。

 『あぐり』の方は、これは皆さん・ご存知ですよね。今も現役の美容師・吉行あぐりさんの半生を描いた物語で、純大さんが演じられたのは、そのあぐりさんのご長男で芥川賞作家の淳之介さん。マザコンで繊細で、でも優しい好青年でした。こちらの出番は多いですよ。野村萬斎さんが演じられたあぐりさんの最初の夫・淳之介さんのお父様のエイスケさんと並んで・準主役ですから。

 でも、二度と観ることは無いのでしょうね…。淳之介…。NHKは再放送してくれないし。よっぽどじゃないとノーカットのビデオなんて発売されないですからね。実は、今・私が一番観たいのは『あぐり』の淳之介なんですよねぇ。なんでビデオ、撮っとか無かったのかと、後悔の嵐…。総集編のビデオは買いました。でも、4巻ある中の最後の1巻だけだもの…、淳之介が出てくるの。

 デビュー作ってこんなもんですか?だって、デビューだから、どう考えても始まった時はファンじゃ無いでしょ??ひと目ぼれしたって、その瞬間はビデオなんて撮ってるハズ無いものね。でも、ウチの場合、母が杉サマのファンだったんだから、そういう知恵(?)が働いたって良かっただろうに!!悔しいやら・自分に腹が立つやら…(号泣)

 取り合えず・今NHKがやってるリクエストに賭けますか!!もともと『あぐり』は人気作品だし…。って、完全に純大さんのデビュー作の話から逸れてしまった…(汗)。

 余談ですが…、以前・あぐりさんがお嬢様の吉行和子さんとTVのトーク番組にご出演された時のことなのですが、こんなことをおっしゃっておられました。淳之介さんはご病気でお亡くなりになったのですが、あぐりさんは今でも淳之介さんのご病気に良いと聞けば、その食べ物やらお薬(漢方薬なんかでしょうか)やらを遺影にお供えされているそうです。私、泣いてしまいました。このお話を聞いて…。あぐりさんは、いたって明るくお話されていたのですが、お母様の優しさが切なくて…。やっぱり、親より先に逝っちゃだめだよね。本当に…。


                                           参考:「英語をモノにするカタログ’03」株式会社アルク

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