皆サマ・新年あけましておめでとうございます♪
独断一直線の『管理者2のひとりごと』ではありますが…今年は、もう少し更新のペースを上げたいな・と思っておりますので、どうぞ・よろしくお願い致します。
さて、昨年に引き続き、純大さん・新年のスタートは“新春ワイド時代劇”。2004年は『竜馬がゆく』の中岡慎太郎役!!いやぁ!実に凛々しゅうございましたぁ!放送が待ちきれずに、とにかくその世界にでも浸っていようと読んだ原作。中岡慎太郎が出ている箇所だけ何回も読み返して、“きっと・純大さんなら、こんな感じで演じるのだろうな…”なんて想像していたものですが、そんな想像の一切、実際の純大さんの演技には、足元にも及びませんでした。純大さんは新しい作品の度に大きくなる方。それが大いなる自慢でもあるのですが、それにしても…何処までこの人は大きくなるのか?本当に頼もしく、誇らしく感じた10時間でした。
その10時間の中、皆さんにとって一番のお気に入りのシーンは何処なのでしょうか?私は…相変わらず・まだ決めかねております。だって、どのシーンも素晴らしかったもの!!待ちかねた初登場…意味が無ければただの一歩も動かないと言い切る“正に中岡慎太郎”というあの名場面、既に中岡慎太郎に成りきっている純大さんがいました。蛤御門の戦闘シーンは、もう凛々しいのなんのって!!格さん時代より、また殺陣の腕が上がっちゃってましたね。それから…かざぐるまを女の子に手渡すシーン、それまでの射るような眼と全然異なった優しい優しい瞳が、素晴らしく印象的でした。浜辺で竜馬と薩長同盟について語り合っていた時の明るい笑顔も素敵だし、憤りの塊で竜馬を怒鳴るわ・捲し立てるわ…の、あの勢いの凄まじさ。でも、同じ怒鳴るシーンでも、薩摩の陣に怒鳴り込んだ時は、竜馬に対するのとは違う怒りが感じられたし…。あ〜、決められない!!…
強いて上げるなら…私のお気に入りは「慎太郎の真っ直ぐな眼差し」ですね。今さら、純大さんの“眼”については語る必要は無いかと思います。でも、常に真っ直ぐに前を見据えていた純大さんの慎太郎の眼は、時世を憂い、日本の未来だけをただ一心に見つめていたであろう中岡慎太郎その人の眼、幕末という激動の時代を駆け抜けた若者の眼だったと思います。完成披露会見のおり、純大さんは中岡慎太郎という人について“すごく熱く、命をはり、プライドを持って生きていました。それにどれくらい近付けたか・・・。”と、おっしゃっておられましたが、「近づけたか」なんてご謙遜!完璧な「中岡慎太郎」だったと思います。
中岡慎太郎・享年30歳。山田純大・現在30歳…。同じ年齢ながら、全く異なる時代に、全く違う人生を生きるお二人…。でも、『竜馬がゆく』の世界の中で、お二人は完全に同化されていたことでしょうね…。
そして…。あの力強い眼差しから、急速に力が失われていく中岡慎太郎・絶命のシーンは、判っていても胸に堪えました。あの瞬間、純大さん演じる中岡慎太郎は、何を想っていたのでしょうね…。日本の未来が竜馬を失ったことを嘆いていたのか。それとも、“まだ死にたくない”と叫びたかったのか。あるいは、故郷・土佐に残してきた家族に心を馳せていたのか…。
史実云々の話をすれば、中岡慎太郎氏はあそこで亡くなったのではなく、まだ2日間は生きておられたのですよね。一度はハッキリと意識も取り戻されたのだと聞いています。その点、史実に忠実であることを望まれる方や、中岡慎太郎氏を尊敬・崇拝なさっておられる方には異論もあられると思います。でも…私は、その点については気になりませんでした。だって、見事な“死にっぷり”でしたでしょう!胸に堪える一方で、実は拍手しそうになったんですよね…私。演技の上とはいえ、大好きな人の絶命シーン見て喜ぶなんて、自分でも・ずいぶん悪趣味かと思いますが…。だけど、何か…ドーンと迫ってくるものがあって、ハッキリ言って、お気に入りのシーンかもしれません。…なんて・やっぱ?趣味悪いかな〜(笑)
でも、ラストシーン…。正直、見ているのが辛かったのも事実ですよ!!近江屋さんへズンズンとやってくる慎太郎。木戸をドンドン叩く姿に、“あ・また何か怒ってるよ”と笑いながら、出来る事なら首に縄付けてでも、その戸を潜らせたくないと思っている自分に気が付きました。だいいち、山中鹿介や渡辺数馬に不破数右衛門…純大さん演じる若武者が人を「斬る」シーンはたくさん見ましたが、「斬られる」シーンは初めてですからね!!しかも、刺客さん!内藤さんっ(笑)!!アンタが殺しに来たの、竜馬さんでしょうがぁ!!何も、慎太郎サマにまで止め差さんでもぉ〜〜!!あの瞬間、思わず悲鳴上げましたよ・私。
とにかく、純大さんの中岡慎太郎は凄かった!!新しい年の、ますますの大活躍を予感させてくれましたよね!!!
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