チェッキーくん、ロンドンの旅
その日は、朝はや〜く起こされた。
「さあ、行くよ。今度はロンドンだよ。」
・・・かくみ先生は眠そうな声で言った。
(だって、出発前にかたづけなきゃならない仕事があって、
3時間しか寝てないんだもん。←かくみ談)
JRのホームでNEXを待っているボク。
ロンドンは寒そうだからといって、グリーンのマフラーをつけていくことにした。
今回はどんな旅になるのかなぁ。
成田空港ロビー。フライトは2時間遅れ。
ロンドンの天候が悪く、日本に来る便が遅れたんだって。
やっと機内に落ち着いたところ。今回はブリティッシュエアーだ。
機内での2回の食事。味は・・・
イマイチだと、かくみ先生は言っていた。
(左手前のデザートはムースではなく、キャラメルのようなもので
スプーンが刺さらなかった・・・めちゃ甘・・・
イギリスでのグルメが前途多難であることを暗示。^.^;;)
見た目はまあ美味しそうなんだけどね・・・。
29日午後に出発して約12時間の空路、そして現地時間29日の夜に到着する。
英国(冬時間)と日本の時差は9時間あるよ。
やっと到着したホテルのロビーで。
このイスはボクには大きすぎる。
ホテルの朝食はバイキング。
これは合格です。
(でもウインナーは信じられないほどおいしくない!)
視察1日目。小雨のロンドン市内。赤い2階建てのバスが走っている。
午前中、Section head for child and adolescent mental health services
でお話を伺ったよ。
午後はナショナル・チルドレン・ビューローで資料収集
夜は劇場の近くのレストランでお食事。
ロンドン在住のIさんのおかげで美味しい食事ができました。
Royal Drury Laneシアターでミュージカル「マイフェアレディー」を鑑賞。
シアターの中はとても豪華な雰囲気だ。
古い街並み。
この高級住宅街に Chelsea Children’s
Hospital School の建物がある。
ここは精神的なケアが必要な子どもたちが学ぶ寄宿制の学校。
子どもたちが作った素敵な作品がディスプレーされている。
階段の踊り場
子どもたちが作ったポエムのコーナー
パソコンもたくさんあったよ。
カラフルなバスルーム。
ここで生活している子どもたちの多くは、
これまで家庭でとても辛い思いをしてきた。
だから、できるだけ楽しいあたたかい環境を整えているそうだ。
男の子のお部屋。
女の子のお部屋。
屋外の遊び場。海のイメージ。
モザイクの素敵な屋外ベンチ。
食堂の壁に陶器の飾りがにぎやか。
ちょうどハロウィーンの時期だったので魔女がいた!
古いお屋敷を改造した学校で決して広くはないけれども
精神的に落ち着くような空間に仕上げられている。
テムズ川の川べりを散策。これがロンドン名物の曇り空かぁ。
巨大な観覧車は「ロンドン・アイ」
橋の上から「やぁ、どーも。」
お昼はロイヤルフェスティバルホールのカフェで。
午後はSpecial Educational Need Dept. of Health and Employment で
お話を伺った。ここが、英国の文部省にあたるところ。
建物の正面は百年以上もたっている古い外壁をそのまま残し
一歩中に入ると吹き抜けの超現代的なビルになっている。
夕方はテート・モダンに立ち寄った。
ロンドンの最新アートの発信地だ。
翌日朝からグレイト・オーモンド・ストリートこども病院の
中にある学校を尋ねた。
病院の建物内にある Hospital School の入り口
アイマックがたくさんあった。
この他にも病室に持っていけるようなノートPCも
あわせて全部で20台以上あるそうだ。
もちろんインターネットにつながっている。
決して広くはないけど、今年壁を塗り直したそうで
とてもきれいだった。
午後は、ロイヤル・ロンドン・ホスピタルの院内学級を訪問した。
ここは、とても古い伝統ある病院で、
エレファントマンが入院していたことでも有名だ。
素敵な飾り付けだった。
ストレッチャーで仰向けの姿勢しかとれない子のために
天井にカラフル模様がはられモビールがつる下げられていたていた。
もちろん子どもたちの作品だよ。
入り口の飾りも素敵だね。
増築された元ベランダ、今はPCコーナーになっている。
自分の学校の友達とビデオカンファレンスをするときにも使われる。
学習ソフトもいろいろ揃っていた。
移民の多い地域なので、英語の勉強にパソコンソフトを利用することも多い。
自分のペースで学べるのがいいとのこと。
朝めずらしくお日様が出た!
(でも午後はどしゃぶりになった・・・。)
ここは大英博物館だよ。
「ついに来た!憧れの大英博物館!」
かくみ先生は子どもの頃からずっと行きたいと思っていたんだって。
リーディングルーム・・・その規模たるや・・・ため息。
マルクスはここに30年間通って『資本論』を完成させたんだって。
かくみ先生のお目当てその1
「ロゼッタストーン」
この碑文をてがかりにジャン=フランソワ・シャンポリオンが
ヒエログリフ(古代エジプトの絵文字)解読に成功した。
なんと22年の歳月を要したという。
(その物語を読んで以来この目で本物を見たい!
と思うようになったのです。もう感激。←かくみ談)
かくみ先生のお目当てその2
「ミイラの部屋」
(子どもの頃からピラミッドとかミイラとか興味があったんですよね。
カイロ博物館でツタンカーメンの黄金のマスクを見たときも
釘付け状態でしたが、大英博物館のコレクションは壮大でした。
これでもか、これでもかというほど並んでいました。←かくみ談)
博物館のレストランで昼食。
なぜかバターライスが「おわん」に入って出てきた。
やっぱり美味しくなかった。^.^;;
夜は郊外の花火大会を見物に出かけた。
これは屋内仮設遊園地。
ガイホークスっていうお祭りなんだって。
丘の上からは近くで遠くであっちでもこっちでも花火が上がっていたよ。
雨だったのにすごい人出だった。
翌朝、N先生の一行はストックホルムに向かったけど
ボクとかくみ先生は日本に帰る。
(大学院の授業を休めないからね。)
これは空港でとった朝食。
さて、搭乗の時間だ。また12時間の空の旅。
今回はこれでおしまい。
今度はどこへ連れて行かれるのかなぁ。
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