S110前期型ガゼールレストアレポート その5

S110ガゼール レストア日記


【第11回 ガゼールレストアレポート】 2004年7月13日

第11回レポートです。

前回で一通りボディが終わりましたので今回のメインは足回りです。
画像には無いですがちょろちょろと外装部品の取り付けも行っています。

・gazelle181
足回り用に買い揃えた新品です、ほとんどがブレーキ系ですが
ついでに暗いシールドビームを明るくするべく、ハロゲンも購入しました。
見て分かると思いますがMK63キャリパーも買っちゃいましたオークションで
探してましたがソリッド用はあまり出てこないんですよねぇ。
おかげでローターは金欠の為、現在付いているものを再使用しますそれにしても
MK63の新品は深緑色だったんですねぇ。

・gazelle182
まずはライトをチャッチャと交換しましょう。ところで上下に並べてますが
どっちがハロゲンか分かりますか?答えは上。
意外とシールドビームも綺麗ですよね。

・gazelle183
裏の鉄板がサビてたのでペーパーでサンディング後、黒の缶スプレーで
塗装しておきました。当分はこれで大丈夫でしょう。

・gazelle184
ハロゲンを組み込んだところです、ライト枠(銀部分)もピカールで磨いたので
結構綺麗になりました。この銀部分は裏側のエッヂが鋭く指を切りました、
しかもザックリと。痛かった〜。

・gazelle185
さて今回のメインである足回りに取り掛かります。
まずはフロントからですね。

・gazelle186
リヤも作業前の写真をパチリ。ローターがかなりサビてます。

・gazelle187
ストラットなので外すのは簡単。
しかし現代の車と違ってローターも一緒に外れるのでかなり重いです。

・gazelle188
ブレーキとは別に用意してあったH150です、自由長は短いですが組み込んだ後
車高が上がりました。それだけノーマルはヘタってたと言うことですかね。

・gazelle189
本当は外すのに専用工具があるらしいのですがパイプレンチで代用。
簡単に外れますがその代わり歯型キズが付きまくりです。

・gazelle190
組み終わった所です、う〜ん見た目ノーマルと変わらん!
KONIショックの赤がわずかに見える程度ですね。パイレンキズでガタガタです。

・gazelle191
お次はリヤ、フロントより更に自由長が短いです。と言うのもS110用
が中々見つからず「まぁ使えるだろう」とS30Z用のH150を購入しました。

・gazelle192
作業風景です。ここで一つ失敗が・・・。リヤのウマはサスペンションアームに
かけましたがフロントはゴム付きのウマなのでジャッキUPポイントに
あててたんですよねぇ。
以前からこうしてましたが人が乗ることは無かったので別に実害はありません
でした。しかしブレーキをやるとなると当然エア抜きをするわけで・・・。
結果、凹みました。。。あ〜ぁ。

・gazelle193
リヤショックとスプリングを組みました、こっちは交換したって感じがしますね。

・gazelle194
ブレーキラインを外して踏みっぱなし状態を作ってあげるとフルードはダラダラと
漏れてきませんのでこのようにしてます。まぁ後でフルードは交換するので流れ
出ても構わないのですが作業上じゃまなのでこうしてます。

・gazelle195
ノーマルキャリパーとMK63の比較です、ノーマルはナリが大きい割にパッドが
小さいですね、それになんだかエイみたいです。持ち比べて気づいたのですが
MK63の方が軽い、計ってみたところノーマル5Kg、MK63 4.5Kgでした。
意外なところでバネ下の軽量化になりました、ベンチ用だとまた違うんでしょうね。

・gazelle196
キャリパー固定ボルトも専用の物を購入、短いですね。でもネジ切りが
深いのでしっかり固定されそうな感じがするのは気のせい?

・gazelle197
MK63装着、見た目には効いてくれそうな気がします。
そういやホイルどうしようアルミはタイヤ組んでないから付けられないし。。
恐る恐る鉄チンをはめてみると「あらま!」すんなり付いちゃいました、
鉄チンが履ける4ピストンキャリパーなんですね。

・gazelle198
さてと次はマスターシリンダーの交換です。マスターバックも交換したかった
のですが製廃との事で諦めました。

・gazelle199
新旧比較、汚い意外は特別代わり映えしません。当初はピストンOHキットだけで
すまそうと思いましたが日産部品の友人曰く、「古い車の場合シリンダー内も
削れてるからピストンキットだけではフィーリングは戻らない」とのアドバイス
があったのでASSY交換となりました。

・gazelle200
取り付け完了、これでカッチリしてくれるといいんですがねぇ。

・gazelle201
リヤブレーキはOHします。シール交換する程度だから簡単にできるだろうと
気楽に考えてましたが・・・。

・gazelle202
Cリングを外したら「ビヨ〜ン」バネとその他のパーツが飛び出してきました
「なんじゃこりゃ」素人の私には???良く分かりません。

・gazelle203
今回も近所の86オーナー登場、パーツを灯油でせっせと洗浄してくれました。
ありがたや〜ありがたや〜〜。

・gazelle204
Oリングを交換した後、逆の手順で組んでいくのですが整備書ナシでは
何がなんだか分かりません。さらにはあの強力なスプリングが入ってた
訳ですから当然「圧入」しなさいとなってます、ウチにはそんな機械無いしねぇ・・・。
という事で86オーナーに「人間プレス機」になってもらいました。
と言っても十字レンチで体重をかけ、その間に私がCリングを入れると言う物です。
何度か失敗の後、組む事が出来ました。

・gazelle205
組みあがったピストン部です綺麗になりました。今回、彼がいなければ
挫折してた所です。
それ位大変でしたねぇ、毎度の事ですがホント感謝、感謝です。

・gazelle206
リヤブレーキOH完了。
後はフルード入れ替え&エア抜きで終了。
こうなるとちょっと効き具合を確かめたくなるのが人情ってなもんで、
ちょいと家の前の路上に出して試してみました。
ブレーキを「グッ」っと踏む、あら?なんか「フカ〜」とした感触。
制動感は「ツー」っと空走距離が出た後に停止。この車、まともに
動かした事無いから元の感触は殆ど知らないけどこれじゃぁちょっとねぇ。
MK63の新品パッドにあたりがついてないから当たり前かもしれないけど怖すぎです。

・gazelle207
そういやローターがサビだらけでした、ショップで「ローター研磨」も考えましたが
持って行く時間も惜しいし、お金がない(これが一番の理由)と言う事で
オービルサンダーで研磨、結構いけそうです。

・gazelle208
おぉー!蘇りました。やっぱローターはこうでなくっちゃね。このお陰で普通に
止まるようになりました強く踏めばロックもします、研磨前はいくら踏んでも
ロックしませんでしたからね。
やはりサビが摩擦を軽減してたようです、それにしてもこんな研磨の仕方は
素人ならではの発想ですよね、完全な平面が出てないと思いますが
止まるようになったので「良し」としましょう。
あっ、でもブレーキタッチは「フカ〜」のままです再度エア抜きしてみましたが
変化なし。現代車に比べればこんなもんなんでしょうね。



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