女性は閉経前後から、女性ホルモンの分泌に伴い、全身の骨密度が急速に低下しはじめます。まるで鬆(ス)が入ったように骨の組織がスカスカになる病気を骨粗鬆症(こつそしょうしょう)といい、骨粗鬆症による骨折は、脳卒中とともに寝たきりの2大原因にあげられます。
また、骨粗鬆症になると、歯周病が進行するリスクは約2倍に高まるといわれています。閉経期以降は、骨折にじゅうぶん注意するともに、歯周病を防ぐケアにもますます力を入れたいものです。

骨折と歯周病に要注意です。

歯科医院で撮影するX線写真から、骨粗鬆症のリスク判定ができます。

骨粗鬆症の発症率は、閉経前後の50歳代から急激に増加します。歯周病で歯を失う割合が高くなる年代です。

最近では無理なダイエットのために若い女性でも、ビタミン、カルシウム不足となり骨粗鬆症を引き起こしています。