喫茶店「けやき通り」

2003年12月


2003.11
2004.1
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お知らせ

シンポジウム
大学教育における聴覚障害学生支援 (仮称)

平成16年1月24日(土)
13:30〜16:00
岡山大学創立五十周年記念館大会議室(2階)


基調講演  


 愛媛大学 立入哉助教授


パネルディスカッション


 岡山の大学教育における聴覚障害学生支援について


愛媛大学 立入先生
岡山大学 黒神先生
ノートルダム清心女子大学 田代先生


主催 岡山大学第3常置(教育)委員会



映画「折り梅」

平成16年1月24日(土)
13:30〜16:30
岡山市民文化ホール


字幕プリント上映の予定
原作者小菅もと子さんの講演も、あります。



映画「アイ・ラヴ・ピース」

2/15(日) 岡山市三木記念ホール
2/22(日) 津山市文化センター
3/6(土) 岡山市民文化ホール
3/14(日) 倉敷健康福祉プラザ5Fホール


岡山三木記念ホールでの上映は、
聴覚障害関係三団体による耳の日の行事の一部です。
前売りチケットは、ききみみずきんもお世話いたします。(^^ゞ


この映画は、忍足亜希子さん主演三作目にあたります。
製作プロダクションのHPで、続々と決定されている上映予定を見ることができます。

2003.12.28 記


クリスマスの約束 2003

小田和正さんが主催する企画コンサート3回目を見る。


3回目にしてやっと、ゲストを迎えることができました。
参加したのは、
ゆず
財津和夫
スタレビの根本要
ミスチルの桜井和寿
さん等。

やはり、この企画はゲストを迎えてこそ活きる。
小田さんのコンサートを期待している人には、
ちょっとつらいものがあるかもしれないけれど、(笑)
これまでの二回になかったものがはっきりと感じられました。

オープニングは、

「世界に一つだけの花」

新しい曲を今年も受け入れる。

「もらい泣き」
「言葉にできない」
「クリスマス・イブ」
「恋」

ライブ企画として新しく作っていく心意気に打たれた、ゆずとの共演。

「夏恋」
「クリスマスの約束」

「中央線」

メドレー:

バンザイ〜愛と風のように〜少年時代〜OneMoreTime…〜
悲しみにさよなら〜上を向いて歩こう〜TSUNAMI〜
さくら〜卒業写真〜

二人目のゲストは、財津和夫。

「青春の影」

財津さんの歌を聞いて思い出したのが、
今年見た映画「さよなら、クロ」。
これは、一つのドキュメンタリとこの曲との合唱だった。


次は、スターダストレヴューの根本要。

「木欄の涙」

高らかに歌い上げる魅力、聴かせてくれました!


そして、桜井和寿を舞台に迎えるには、
それなりの配慮&決断が要った事、確かに受けました。

「チェリー」
「タガタメ」
「HERO」

ラブストーリーの切り口で自分なりに音楽を求め続けた、
小田さんのアプローチとは異なるけれど、
泉谷しげるの「春夏秋冬」
吉田拓郎の「私は今日まで生きてきました」といった曲系に寄せる、
小田さんの声援が熱い。

「SOMEDAY」
「キラキラ」

合唱:

「この日のこと」

懐かしい曲がよみがえり、
新しい曲に出会い、
いくつもの曲で歌のすばらしさを噛みしめました。


これからも、この企画が続いていくよう、願います。

2003.12.27 記


週刊文春12/25号

年末ということで、今号に、

「2003ミステリーベスト10」が載っています。

私の好みが海外よりということでそちらへ直ぐに目が向く。
「半身」がトップで、「ボストン…」が三位に入ってました(^_^)v
10位に、すみ&にえ姉さんとこで今話題になっている「ヨットクラブ」が、滑り込み…かな?(笑)


他に二点、映画がらみの見逃せない記事がある。

「DVDおトクな特典ベスト30」

これは、読んでいて思わず涎が垂れそうになる…(失礼)
ファンにとって、文字通り、ものすごいおまけです!
こういう特典ばかりでなく、ビデオにならず、
DVDになっている作品も、多く出だしましたね。


実は、先日、買ってしまいました、DVD再生録画機。
ハードディスク内臓のもの。
金銭的なことは家族に厳しく戒めているのですが、
自分が好きなもんで、油断が生じてしまいました。(笑)
まだ、使い方を知らないので、未使用ですが、
年末年始は、この使用法の勉強で潰れる、かな(^^ゞ

「映像美を堪能するならこの五作
見巧者、吉田直哉氏のお薦め」

最初に紹介してある「めぐりあう時間たち」は、
ご自身の著書でも言及されていました。
ここでは、次のように書いております。
「私自身、映像化は無理だと思っていましたが、
大過去・過去・現在を見事に往来し大成功」
確かに技巧的に目を瞠る出来栄えでした。


ただ、テーマとして、
ジュリア・ムーアが演じていたローラのような生き方は、受け入れ難く、
エド・ハリスが扮したリチャードを見ていてつらいものがありました。


他にも、

「ヤンキー先生義家弘介氏と一週間」

という新人女性記者のレポーターもある。
思った通り忙しい日々ですね。
次週から、義家先生の連載が始まる由。

2003.12.21 記


歴史の中、社会の中の聴覚障害者

NHKのテレビ番組「聴覚障害者のみなさんへ」で、
今月12月14日から、28日にかけ、
「被爆ろう者とともに〜 広島・仲川文江さん 〜」が放送されます。
ご両親がろうの仲川さん(聴者)が、被爆された父親とともに、
7年にわたり、ろう被爆者の聞き取りをし、出版されました。
この活動を含む長年の姿勢が評価され、「おだまき賞」を受賞された次第です。
「おだまき賞」は、聴覚障害のある人とない人の交流に尽力した人に贈られるもの。


このニュースを見て、
今年長崎での原爆犠牲者慰霊平和祈念式典では、
「平和への誓い」を発表する被爆者代表に初めて聴覚障害者が選ばれていた事を思い出しました。
選ばれた山崎栄子さん(76)は、
20年程前から、語り部として修学旅行生らに手話で被爆体験を伝えておられるそうです。


その要旨は、次のところで読めます。
http://www.yomiuri-you.com/you_c/possibility/news/company/company_030809_1.html
http://www.mainichi.co.jp/eye/heiwa/news/art/2003080903.html


そうして、更に
「原爆を見た聞こえない人々」という本が、
文理閣から出ていたことも思い出しました。


現在の、
原発からの放射能漏れや大地震等の災害に見舞われた時の聴覚障害者のことを思えば、
決して他人事ではありません。
聴覚障害者がもっと社会の中に溶け込んだ状況が望まれます。
今は、まだまだ埋もれているといっても、過言ではないでしょう?


先日、若い難聴者が、
悩みながら補聴器を買おうとしたら、親の反対にあった、
という書き込みをしているのを読み、唖然としました。
その難聴の度合いは、
右は35dB、左は80dBの中等度感音性難聴です。
障害者手帳は受け取れませんが、
はっきり社会生活において支障をきたす程です。
親は、更に、補聴器をすることによって難聴であることがより知られ、
弟の進学や就職、結婚に差し障ることを懸念しているようです。
私たちを取り巻く社会は、まだまだこういう社会でもあるのです。

2003.12.13 記


ボストン、沈黙の街

ボストン、沈黙の街
ウィリアム・ランデイ著
2003 早川書房

メイン州の田舎町で起きた検事殺害事件を追って、
現場の若い署長がボストンに赴き、
事件を追ううちに、追われ、翻弄されていく。


ボストンといえば、私にはスペンサーが直ぐに思い出されますが、
ここでのボストンは、ダークで閉ざされた世界を孕んでいる。


たたみかけるようなテンポの良さと張りのある文章が、
読んでいて心地よく、
登場人物の描写も優れていると感じました。
謎解きミステリーとしては、不満が残りますが、
小説としては、なかなかもので、
中程が読み応えしました。


処女作としては、非常に高く評価できますが、
その反面、今後に期待しつつ、不安も感じられる。
最初からこんなに巧く書いて大丈夫かな〜?と。(笑)
この期待が裏切られる事無く、
もう二三作読み応えする作品を書いていただけたら、
ブラヴォーです(^_^)v



間もなく、映画「ミステリック・リバー」が来るというので、
本を手にしましたが、
文章の気取りが引っ掛かって、読み進められず、
後日に持ち越しとなりました。
30代から40代にかけて読んだならば、
気に入ったかもしれない。
その頃、私は、ローレンス・ブロックに嵌っていたのだから。


ブロックの文章は、極上の巧みさで酔わせてくれるけれど、
一つ間違えたら、気取りすぎて鼻持ちならない。
よくあれだけ飽きをこさせずに書き継げるものだと感心します。
しかし、描いている世界に倦怠感が漂ってきてしまいました。


そういう文章、世界を通った後の、
この新進の文章だから、気に入ったようにも思います。

2003.12.12 記


2004年最後の月、師走


12月に入りました。
誰もが、冬に入ること、認めざるを得ないでしょう(笑)


冬を楽しみにしていた方、おまちどうさま♪
私は、持病や怪我の後遺症もあってあまり好きではないのですが、
それでも楽しみはあります。
一言では言えないので、ヒミツです。


冬が嫌な方、我慢の時です。
向こうにある春をひたすら希い、
念じて、引き寄せましょう!


そうそう隣街の倉敷では、
来年2004年に、
第5回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールが、
3月7日から、21日まで開催されます。
これを楽しみにするのもいいでしょう♪
えっ、そんなの興味ない?
では、これから興味をお持ちくださいな(^_-)


偶々、それに見合ういい本を読み終えたばかりです。
今夜は、それについてupしております。


遠方の方、この機会に、
ききみみずきんの街リアリティー・バージョンを
楽しんでは?(^^ゞ

2003.12.3 記


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