ひと言

日々の記憶

2008. 12. 31. Wed
 今日から年越しで当直です。午前中大学で回診をして、神田明神へ行った後、当直先へ。今日の大学の救急外来は、まるで戦場のように大混雑でした。患者と医者も多いのに診察するところもなくて、薬品調整室の隅で隠れるように診察をせざるを得ない状況で、ホールはパーティションされ、10以上のベッドが置かれ、点滴をしているのです。これって、どうなっちゃってるんでしょう。表の外来を開いた方が良いんじゃないかと思えるほどです。休日受診できる病院があまりにも少なくなってきている世情を現しているようです。怖い世の中になりつつあります。今、当直先で、NHK紅白歌合戦を観ています。古い世代なのか、それなりに楽しめますよ。また、審査員として投票するのも宜しいです。病院の薬局長より差し入れがあり、高級な刺身とケーキを頂きました。嬉しい心遣いに感謝します。もうすぐ激動の1年を駆け抜けようとしています。来年は早々から予定がすし詰めになっていますので、今年以上の1年になることが予想されます。専門医にもなれたし、来年には准教授になります。さらに海外での地位を確立するべく、頑張ります。この調子であと4年全力疾走で駆け上がっていきます。どうか皆さん、よろしくお願い致します。

2008. 12. 27. Sat
 いつの間にかすでに年末も押し迫っているのですね。年末年始は当直三昧で、これからの活動の資金源を稼ぎます。ノースウェスト航空からエリート会員に認められた通知が来ました。そう言えば今年は随分と飛行機に乗りましたね。乗るたびにこれで人生の終わりかと思うこともありました。飛行機会社の系列は主に3つあり、とにかく安い飛行運賃の飛行機を選択しているので、どうしても3系統にばらけてしまい均等になりました。ようやくWorld Parksは優待会員になれましたが、他のスターアライアンスとスカイチームではまだです。どこか一つに統一した方が有利でしょうかね。でも、ちょっと得した気分です。

2008. 12. 26. Fri
 この度、教授からの推薦もあり、同窓会研究助成金に応募することになりました。苦労をして申請書を作成して、事務局に持っていったところ、なんと同窓会費を滞納しているので受諾出来ないとのことです。いや、困った、困った。すっかり忘れていました。その金額たるや195,000円!一体いつからためていたんでしょ。今日早速、全額収めてきました。お恥ずかしいことです。これで助成金がいただければ安いものですが、不採用でも良い機会でした。

2008. 12. 25. Thu
 クリスマスといっても特に変わることなく、いつものように書類書きが続きます。とてつもなく膨大な量のアンケートをやっと書き上げました。明日締め切りです。ASBDの年会費も払い、大体仕事は終わりましたでしょうか。これで年越しが出来る。来年は早々からまた別の認定医の試験とインドでの学会発表と座長のお仕事があります。今年以上に忙しい一年になりそうです。

2008. 12. 24. Wed
 クリスマスイヴです。ケーキを食べて、クリスマスソングに包まれて、サンタクロースをまちましょう。どうぶつの森の画面を見ながら、ほのぼのとした気分に浸っています。平和な世の中でありますようにと祈ります。研究助成金の書類を仕上げてホットしています。

2008. 12. 22. Mon
 今日は朝から生暖かく、少し気持ちが悪い位です。午前中に大学での仕事を終え、川口へ向かいます。明日は天皇誕生日で休みです。溜まった仕事をかたずけてしまいましょう。
 ところで、来年度から研修医制度の改正があるそうなのですが、研修ローテーションは1年のみとなり、外科は研修科目から外され、ローテーションもなくなります。2年目は専攻分野のみとなるそうで、外科は専攻する人以外は研修することすら出来なくなります。と言うわけで、いよいよ外科医を目指す人は少なくなり、産婦人科と同じ運命を辿ることが明らかとなりました。近い将来、都内で虫垂炎になっても、救急車でたらい回しになり死亡する可能性すら出てくるのです。なんで、厚労省がこんな研修医制度の改悪をするのか不明です。世の中の現状や医療現場の実情を知らない事務方の人間が、机上の空論を繰り返しているに過ぎない。と、言わざるを得ませんね。我々は踊らされて、結局、不利益を被るのは患者であり医者であることを気付いてくれないのですね。困ったものです。

2008. 12. 20. Sat
 今までに勤務していた病院が認定施設になっておらず、不本意ながら専門医の申請資格すら取ることが出来ない状態でしたが、ようやく申請資格を満たしたので、10月に密かに専門医試験を受けておりました。今日、合格通知が届きました。これで晴れて、乳腺専門医の仲間に入れました。お待たせしました。やっと一人前に成れた気がします。来春には昇進がありますので、さらにレベルアップして皆様に貢献できると嬉しく思います。

2008. 12. 19. Fri
 インドへのビザをもらいに来たのに、17:30-18:00にしか受け取れない、というのです。何という非常識なこと。1:30も時間を潰す羽目になりました。お陰で栗タルトとコーヒーを頂くことにしました。17:10に戻った時には、すでに長蛇の列ができており、いかに非常識なことか。こんなことならインドなんかには行きたくないですよね。とはいえ、受け取ってみるとやはり嬉しいような。

2008. 12. 17. Wed
 1月の学会出席のため、インドへのビザの申請に行ってきました。パスポートを預けてしまうと不安で仕方ありませんね。遅かったせいか今日中には出来ないようですし。郵送もあるのですが、パスポートを郵便で送ることにはとても抵抗がありますね。海外にいるとパスポートは命綱なのですから。インドはムンバイでのテロがあり、パキスタンへの報復の可能性が起こっています。万が一、そのようなことになると今度のインドの学会へ行くのもしんどくなる。困ったものです。

2008. 12. 16. Tue
 今日の外来は50名を越えました。昨日帰国した時差ぼけの私にはちょっと辛い一日でした。飲まず食わずで、夕方にはヘトヘト、カラカラです。さらに忘年会があり、疲れ切り、帰宅してバースデーケーキを食べた後、いつの間にか爆睡していました。

2008. 12. 14. Sun
 朝早くから目を覚まし、帰りの荷造りをして、4:00にホテルを出て、タクシーで空港へと向かいました。昨年、荷物検査などで長蛇の列で待たされた経験があるためでしたが、意外に空いている。預ける荷物まで開けさせられた検査も、開けることなく機械にかけるだけで終わり、あっという間に中に入れてしまいました。おかげでお土産を買う時間が増えて、いつものぬいぐるみも馬とアルマジロ、アルマジロのキャップとTシャツなどお土産一杯です。ノースウェスト航空は、ミネアポリス経由で成田へ向かいます。それにしても、ミネアポリスのセントポール空港は広いです。お店が一杯で、3時間の待ち時間があっという間です。本屋で本を眺めているだけでも満足です。ペーパーバックは$9位で買えるので安いですね。

2008. 12. 13. Sat
 今日は、3日目。少し寝れたので、体調が回復し、昨日よりは好調で7:00amからのポスターセッションにも参加しました。朝食も出るので、食べながらポスターを見て歩くのも良いのですが、全部見るだけでも大変。160題位あるので一仕事。9:00からはまたGeneral sessionが始まりました。今年は、AACRも加わり、基礎的な分子標的治療についての発表も非常に充実しています。とても勉強になりました。昼食は、すでにチケットを3日分(1日$30)購入しているので、今日も会場のlunch buffeへ行きました。充分満足な量の食事が出来ますが、昨年の経験からデザートのケーキには決して手を出さないように心がけていましたが、アイスがあったのでもらいました。これはあまり甘くなくてうまかった。ケーキは激甘で、一口でしまったと思うほどのものだったのですよ。午後もGeneral sessionが続きましたが、さすがに終わりの頃には疲労の限界。夕方のポスターを見ているうちに、血の気が引いてダウン寸前。よろよろとホテルに戻り、ついにダウンしました。

2008. 12. 12. Fri会場は果てしなく広く、何千人が入れるの?
 昨夜ほとんど寝れなかったこともあり、今日はフラフラ、眠い眠い。こちらの学会では、発表のスライドなどは写真撮影が許可されており、スクリーンの前の席にはデジカメを構えた人が集まり、スライドが切り替わる毎に写真を撮りまくっています。ただ、Web上でも自由に見られるのであまり無理する必要もないのですが。私のデジカメのバッテリーは安物の性か寿命が短く、5本持って行ってるのですが、一日中とっていると一杯一杯です。省エネでいかないと。この2週間で沢山の写真を撮っているのですが、時間がなくてなかなかUP出来ていません。近いうちお楽しみに。

2008. 12. 11. Thu勇姿を見てください。
 今日は、サンアントニオも8:30のオープニングに始まり、一日みっちり、内容一杯でした。トピックスは、BIG1-98の発表でした。術後補助ホルモン療法で、タモキシフェン先行(単独かレトロゾールへスイッチ)よりもレトロゾール先行(単独かタモキシフェンへスイッチ)の方で再発が少なく、生存率が改善された、そうです。タモキシフェンからアロマターゼ阻害剤への途中変更がもてはやされていますが、それを否定する結果となってますね。私もポスターの前で2時間頑張ってきました。100枚用意したカラーの別刷りも完売でした。その後、Brinker Award Dinnerに行きました。今日は、私の誕生日でして、また一つ歳をとってしまいました。

2008. 12. 10. Wedアラモの砦とツリー
 本日より、サンアントニオ乳癌シンポジウムが始まりました。今日はまず、Educational Sessionが行われ、各会場は人が溢れるように盛況で、椅子に座れない人は絨毯に座り込んで聴いている状態でした。4つのsessionがあり、私はEmerging Targetsに出席しました。トピックスとしては、抗癌剤を結合したハーセプチンやIGFに関することですね。詳細はトピックスに記載します。学会場で、聖路加の中村先生と熊本大の岩瀬先生に会いました。夕食はメキシコ料理を食べましたが、メニューが意味不明な上にタコスで食べる料理はあまり満足できませんでした。いよいよ明日が、本番です。頑張って発表してきます。
リバーセンターのクリスマスツリー
2008. 12. 9. Tue
 ついに、サンアントニオへやって来ました。1年ぶりで懐かしい。昨年と同様にミネアポリス経由で来ましたので、北国から南の楽園に来たはずなのですが、風が強くて寒い。夜になると何と雹が降って居るではないですか。今年もですか。異常気象。リバーウォークのクリスマスイルミネーションホテルは学会場の西、ヒルトンの裏手にある小さなホテルですが、部屋はダブルベッドが二つあり、とても広い!大満足ですね。寒い中を夜のリバーセンターからリバーウォークを歩いてきました。不景気感もなく、クリスマスイルミネーションは綺麗ですよ。

2008. 12. 8. Mon
 サウジアラビアの教授から学会への招待が来ました。初めてのご招待で感激です。講演かライブ手術かと言うことですが、リヤドに行けるのは思っても見なかったことです。直後にザンクト・ガレンがあるので、梯子することになるのかな。

2008. 12. 6. Sat
 あっという間の待望のウィーン旅行でした。もう来週はサンアントニオがあり、落ち着いては居られません。

2008. 12. 5. Fri
 今日は、発表です。ポスターを掲示して、2時間頑張りました。ポスターは、入ってすぐの一番目立つところに掲示でき、注目を集めそうでしたが、立ち寄る人はあまり多くはありませんでした。参加者の多くは町に出ているのかな?一応、手応えはあったと思います。もう、明日帰国です。最後にシェーンブルン宮殿に行きたくて、学会が終わってから駆けつけました。閉館寸前ですでに周りは暗くなってきており、有名な庭園を眺めることは出来ませんでしたが、ハプスブルグ家の宮殿の豪華さをその歴史とともに内部ツアーに参加して堪能してきました。その後、シェーンブルン宮殿オランジェでのコンサートのチケットが手に入りました。宮殿の前にはクリスマスイルミネーションが華やかで、いろいろな出店が前庭を円状に取り囲むように沢山出ていました。お祭りです。沢山の子供連れが集まり、楽しそう。クリスマス用の飾りやおもちゃや食べ物など。とにかく、寒い!寒い中では、オレンジパンチが好まれます。みんなおそろいのマグカップに熱いオレンジパンチを飲み、ほかほかのふかしたジャガイモに色々のトッピング。中央の大きなクリスマスツリーの前のステージでは4人のコーラスが始まりました。開演まで2時間以上あったので、私も一緒になって楽しみましたが、とにかく寒い。近くのカフェに避難し、暖まった後、オランジェリーでのコンサートを聴きに行きました。モーツアルトとヨハンシュトラウスの曲で、2人の歌手と2人のバレリーナ、魔笛のお決まりの歌も最高でした。

2008. 12. 4. Thu
 今夜半過ぎに、モーツアルトが亡くなったこと追悼して、シュテファンス寺院でレクイエム(W. A. Mozart - Requiem in D-minor, KV 626)のコンサートが0:00より開催されました。曲の終了する時間が臨終の時間になるように設定されているそうです。前もってチケットは手に入れられなかったので、当日券を求めて私も参加してきました。教会での生のオーケストラと合唱は素晴らしかったです。ウィーンのモーツアルト関係者の仲間になれたような気がします。深夜1:10過ぎ、曲が終わり、教会の聖職者が退出した後、ホテルに帰ってきました。氷点下に近いほどに寒かった。

2008. 12. 3. Wed
 今日は観光。Sisi musiumから始め、美術史博物館、ベルベデーレ宮、分離派会館、フンベルトバッサーのクンフトハウスなど3日間フリーパスの乗車券を使って方々へ行きました。美術史博物館では、フェルメールの「絵画芸術」に会えました。これでフェルメールは5枚目です。上野の人混みにはうんざりして諦めたフェルメールもここでは見放題で、写真も撮れます。次にはクリムト。ベルベデーレ宮では「接吻」など一同に集められ、間近に対面した感動は忘れられませんね。分離派会館のベートーベンフリーゼも良いです。美術館を4つも梯子しました。また、フンデルトバッサーの建物は実に奇抜ですね。周囲の建物から浮いています。ここのカフェで初めてオレンジパンチを飲んでみました。これは暑いけれどお酒ですよ。

2008. 12. 2. Tue夜のシュテファンス寺院とクリスマスツリー
 ついに、念願のウィーンにやって来ました。空港から町中へのCATという列車で豊橋医療センター乳腺科の若い先生とご一緒しました。やる気満々で嬉しいですね。ウィーンは先週のような寒波は過ぎていてそれほど寒くはないようで、6℃位です。今回のホテルは、オペラ座にも近く好位置です。着いたらすでに暗くなってしまっていましたが、クリスマス・イルミネーションで輝く町並みを見ながら、シュテファンス寺院まで歩き、さらに王宮前まで行って、夕食をとって帰ってきました。

2008. 12. 1. Mon
 本日、HP来訪者が820,000名を越えました。ありがとうございます。明朝、ウィーンへ出発します。今日は川口で当直なのですが、夕方医局で消火栓が暴発して医局じゅう赤白い粉で充満し、大変なことになりました。粉霧は病院の5階にまで達し、火災警報まで鳴り出しました。あたりは粉だらけで、夕食も台無しです。消化器ってすごいですね。明日からの旅の厄払いになったでしょうか。

2008. 11. 29. Sat
 臨床外科学会が終わりました。私は、28日の口演座長と29日のパネルディスカッションでの発表を行いました。座長の仕事も少しは様になってきましたし、パネルディスカッションでは金沢大学の野口先生と聖路加の中村先生に大変お世話になり、大変インパクトのある発表ができたものと思います。この勢いでサンアントニオに向かいます。ホテルニューオータニで開催されたのですが、クリスマスの飾り付けもあり、綺麗でした。帰りに赤坂サカスによって生まれ変わった赤坂を観てきました。ところで、インドのムンバイで同時多発テロが起き、120人以上が死亡したとそうです。昨年もインド行きの直前にテロがありインドには行けずじまいでしたが、今回も怖いことになってます。1月のインドは大丈夫でしょうかね。ムンバイとケララとは離れているけど同じ西海岸です。早く事件が解決して安全になってくれることを期待します。

2008. 11. 24. Mon
 薬師丸ひろ子さんは良いですね。最近も「探偵物語」をBSで観たばかりですが、今夜のドラマ「あるがままの君でいて」は良かったです。記憶喪失になり堺雅人さんをはじめ家族に支えられていく姿は感動でした。この頃涙もろいのは何故でしょうね。死を見つめるドラマよりも、今を生きるドラマが好きです。

2008. 11. 23. Sun
 3連休は川口で当直です。海外出張への旅費を稼ぐのも大変です。家計は火の車。援助があると助かるのですが、何とか自分で稼がないとね。来週はいよいよウィーン行きです。CNNでドイツの大雪のニュースを見ました。寒そうですね。シュテファンス寺院の前でカフェを飲むのも雪の中でしょうか。いよいよ冬です。

2008. 11. 22. Sat
 次第に私の努力が報われてきているような気がします。来年4月からは大きく飛躍できるようになります。今までになく活発に乳癌治療・研究に邁進していくつもりですので、よろしくお願い致します。また、海外の研究者や患者グループとの交流を強めるため、国際学会や会議に参加して仲間を作っていきます。皆様も是非参加して下さい。具体的には、近いうちに発表できるようになりますので、もうしばらくお待ち下さい。期待しています。

2008. 11. 20. Thu
 日本臨床外科学会で28日(金)に口演の座長をすることになりました。荒川区乳癌検診を終えて、ニューオータニまですぐに駆けつけます。忙しそう。

2008. 11. 17. Mon
 サンアントニオでの発表のポスター作成を終え、印刷へ送りました。これで安心です。ポスターは印刷され、会場で受け取ることができ、参加者に配るhandoutも用意してくれて、無料です。素晴らしいですね。他の学会でもこうあって欲しいです。また、来春昇進するための書類も準備を終えました。ようやく一人前に成れるような気がします。まだ論文2編、論文修正1編、学会ポスター1件を大至急作らねばなりませんが、何とか頑張ろう。

2008. 11. 3. Mon
 テレビでフェルメールの特集をやっているのを観ました。行ってきたばかりのハーグやアムステルダムの美術館や絵画が紹介され、懐かしさ一杯です。真珠の耳飾りの少女などカレンダーやら絵はがきが今でも部屋中に飾っているので、なんか得した気分です。アムステルダムの国立美術館に所蔵する4枚のうち2枚が今、上野のフェルメール展のため日本に貸し出されています。是非観に行きたいです。

2008. 11. 1. Sat
 今日はついに発表です。革新的な内容を盛り込んでの報告ですので、大緊張でした。絶賛の評価を頂き、次のサンアントニオへの道が開けてきたような気がします。良かった。帰りの新幹線を待つ間についにひつまぶしを食べましたよ。お土産にきしめん、味噌煮込みうどん、大納言、八丁味噌を買い込んで、新幹線車中では興奮冷め止まぬまま論文原稿を書き続けました。

2008. 10. 31. Fri
 無事、座長のお勤めを終え、帰りに栄に寄ってみました。東海テレビの感謝祭をやっているようで、中央のステージではマンマ・ミーヤの練習をやってました。テレビ塔やセントラルパークは懐かしいです。丸の内まで歩き、ホテルの天然温泉に入り、明日最後の最後での発表に向けて準備万端。

2008. 10. 30. Thu
 名古屋の人は怖い?混雑した地下鉄を降りようとして「済みません」と言いながら人を分け出口へと進もうとすると、なんと押し返される。え!カバンを押しつけられる!怖!東京では喧嘩になりそうな光景。それだけは嫌と、おそるおそる出てきました。我が故郷は荒んでしまったのでしょうか。
 それはさておき、今日は21時過ぎまで学会場で頑張ってきました。質問おじさんが味をしめて、会場を盛り上げてきましたよ。明日は座長ですよ。この勢いで、いつもになく饒舌に盛り上げてこようと作戦を考えています。

2008. 10. 29. Wed
 日本癌学会と日本癌治療学会が名古屋で合同開催されています。私は、今朝名古屋入りしました。国際化を目指している癌学会は抄録やスライド・ポスターが英語表記になっており、癌研究の基礎を支える進歩的な取り組みを感じましたが、発表は日本語だったのは少し残念でした。それに対して癌治療学会の方はしっかりと全て日本語です。負けないように頑張ろう。私は、座長と発表をします。久し振りの名古屋です。前にも書いたかもしれませんが、私は名古屋生まれの名古屋育ち。名古屋のことは何でも知っているようで、ほとんど分からないことばかりです。なんせすでに名古屋にいたよりも東京の方が1.5倍も長いのですから。とにかく、きしめんは懐かしい!夕には味噌カツ食べて満腹です。
 ところで、1月にケララで国際学会があり、私は招待されています。しかし、インドの南西海岸の町、と言うことだけで、どんな町?どうやって行けばいいの?どなたかご存じの方は教えていただけませんでしょうか。

2008. 10. 25. Sat
 当HPでもおなじみのRielさんが、Race for the cure in Hawaiiでなんと1等賞になったそうです!5km走、よく頑張りました。おめでとうございます。快挙です。とにかく、自分のことのように嬉しいです。

2008. 10. 24. Fri
 今日は朝から大雨で、道路が川のようになっています。病院への道のりは長かったです。駅までの道は大渋滞で辿り着くのに30分以上(いつもは5分くらい)、電車は超満員の上にノロノロ運転。乗車客が多ければその分早く走ってもらわないと、さらにどんどん駅に乗客が溜まり、余計に満員になってしまうので、やることが逆さまでしょう。歩く道は傘を差してもほとんど川にように雨水が流れ、足下がびしょびしょです。今日いらっしゃった外来患者さんはご苦労様でした。

2008. 10. 21. Tue
 経済不況の影響で多くの方が苦しんでいる現状でありながら、景気対策を一向に打ち出さず、解散・総選挙とうつつを抜かす政治家たちは、国民のことを如何に考えているのか。世界的な不況だから仕方がないのでしょうか。生活に困っている状況では、病院への足も遠ざかり、ましてや検診を受けるのも難しくなっているようにも思います。何とか早く、経済対策を打ち出して欲しい。

2008. 10. 18. Sat
 12月の海外出張の飛行機とホテルの予約を終えました。サンアントニオのホテルはすでにほとんどが満室で、昨年のホテルを取れなかったのが残念ですが、もう少し頑張ってみます。ウィーンの方は、Stadtparkのすぐ脇のRingに沿ったところの絶好地に取れました。楽しみ。前回は、モーツアルトハウスとシュテファンス寺院しか観ていないので、今回はオペラ座、シェーンブルン宮殿など、期待しています。

2008. 10. 6. Mon
 昨日は、3m以上に成長しすぎた杉の庭木を取り除くため、枝を払い、張りめぐった根を切り、ノコギリ一本で頑張りました。右腕は腱鞘炎になり、全身疲労でダウンしてしまいました。苗木から植えて10年以上になるとすでに広範囲に根を張り巡らせ、浄化槽や垣根にも浸食してきているため、やむなく切ることになったのですが、意外に根強い。参りましたが、切り倒したときには達成感がありました。

2008. 10. 1. Thu
 今日からピンクリボン・キャンペーン月間です。乳癌撲滅のため、皆さん検診に行きましょう。多くのイベントが開催されていますね。私も「あけぼの会」に協力をしています。
ところで、我が家のお風呂もエコキュートになりました。深夜電力で安くなり、地球温暖化防止に協力をしたことになります。ガスレンジも電化され、とっても未来的。次にはいっそのこと屋根に太陽光発電パネルをつけるのも良いですか。

2008. 9. 26. Fri
 今日は朝6:00発の新幹線で大阪入りし、第16回日本乳癌学会総会に出席しております。連投に継ぐ連投で、睡眠不足もピークを迎えています。今回は、乳癌の取り扱い規約や4つの診療ガイドラインが改訂となり、それぞれ変更が加えられています。最先端の治療などはどうしてもエビデンス不足と判定されてしまうので、必ずしも推奨されていないという内容となります。この内容を誰でもが目に出来るようにすることが大切だと思いますが、前回のガイドライン発表の時には当HPで紹介しただけで、出版社から著作権侵害との忠告を受けました。1冊3200円もする本を5冊も買わせるのは、我々医療側からみても高すぎるのに、一般の人が見られないのは一部関係者の傲慢ではないでしょうか。1冊にまとめるべきです。他の疾患のガイドラインではこんな事ありません。庶民との意識格差ですね。学会の方は、倉敷から引き続きのかたが多く、特に目新しい事は感じられませんでした。来年は、私たちのところが主催となり7月に開催いたします。日本から世界に発信できる研究が活発に発表されることを祈っています。

2008. 9. 23. Tue
 26th IABCRに参加するため、昨日から倉敷に来ています。日本中の第一線の乳腺外科医・内科医と海外からの有名な先生方が勢揃いしていて盛り上がっています。中でもAllred scoreで有名なAllred先生がいらっしゃっていて、講演を聴くことが出来ました。Allred scoreとはエストロゲン受容体の陽性の程度をスコアにしたものです。今日の幕はwelcome dinnerに何故か阿波踊りで、パーティ会場全体が舞台と化しました。久し振りの倉敷ですが、会場のチボリ公園が12月末で閉園だそうです。名残惜しくて写真を撮りました。オランダのミニチュアのような遊園地で、それなりに楽しそうなのにね。

2008. 9. 18. Thu
 先日、対応の遅れを憤っていたHPVワクチンについての情報ですが、現在治験中で、おそらく来年末には認可が期待されているとのことです。まだあと1年以上かかるのですね。風疹ワクチンのように学童期に予防接種をすることが望まれています。これで癌になることを防ぐことが出来るのですから、とても大事なことです。感情論で種々の予防接種をさせない親が居る現状を考えると、その人の一生を左右させるような事ですので、真剣に考えてもらいたいものです。

2008. 9. 16. Tue
 本日、HP来訪者が810,000名を越えました。いつもありがとうございます。今日は3週続いた出張の後の外来で、大混雑となりました。お待たせして済みませんでした。この調子で頑張りますので、これからもよろしくお願い致します。で、来週は倉敷と大阪です。大阪の乳癌学会の際には、乳腺外来もお休みさせていただきますので、あしからずに。ところで、ハーグの写真が遅れていますが、少しずつアップしていきますので、ご期待下さい。

2008. 9. 14. Sun
 帰ってきました。11時間半のフライトは慣れてくるとあっという間です。アイアンマンとナルニアを観て、熟睡です。アムステルダムでは15℃で涼しかったのですが、成田は25℃で何と暑いこと。これでも一時よりは涼しくなったのですね。

2008. 9. 13. Sat
 今日は最終日、飛行機は20:15発なので、アムステルダム観光へ行きました。中央駅のコインロッカーに荷物を預け、市内観光バスと運河ボートに乗り、一通り見て回った後、歩いて国立美術館へ。また、フェルメールの牛乳を注ぐ少女、レンブラントの夜警などを鑑賞し、次はゴッホミュージアム。ほんとに美術館が多いですね。良かった。印象的だったのは、王宮前の広場では飾りオルゴール車が集結していて、パイプオルガンの演奏が鳴り響いていたのです。その後、それぞれが町中に繰り出していったようです。観光客がやたら多く、通りは人の大群が流れているような状態で、町中がまるでディスニーシーのような状態です。

2008. 9. 12. FriPeace Palace
 お昼まで学会に出席した後、今日はいざ、平和宮(国際司法裁判所)へ。今日は、雨と風が強く、ちょっと観光するには辛いのですが、時間がないのでとにかく行ってきます。平和宮は、外見は立派な宮殿のような建物で、素晴らしい庭園を持っています。ここは先日、サラエボの大虐殺で国際司法裁判が行われたことでも有名ですね。残念なことに、嵐の中の埠頭レストランでApple Pie !9月22日までガイドツアーが中止されているとのことで、中に入れない。気を取り直して、次は、ハウステンボス(王宮)へ。雨風の中、森林公園をハイキングです。大きな池にはカモたちが居て、犬の散歩をする人たちと行き違ったり、1時間ほど散策した後、王宮らしき所へ辿り着きましたが、またしても中に入れない。だけど近くには煉瓦造りの一戸建ての町並みの一角がありました。Steigenberger Kurhaus Hotel理想の家です。で、バスに乗り、ハーグ中央駅へ。ここから、トラム9に乗り、海岸へ。普段はヌーディストビーチで有名な海水浴場で現地語でスケベニンゲン(スフェニンゲン)と呼ばれているところですが、今日は傘もさせないくらいの風と雨で、日光浴をしている人はもちろん居ません。なんと凧揚げをしている人が大勢浜を占拠していました。巨大な桟橋があり、その先には水族館、レストラン、カジノ、バンジージャンプ台があり、一頃の繁栄を垣間見れました。カジノのスロットをやり、小心者が1ユーロだけ儲けました。レストランではおいしいカプチーノとアップルパイを頂きました。豪華なクールハウスを見物して、また町の中心へ。't Goude Hooftで夕食を食べ終了。

2008. 9. 11. ThuMauritshuis Museum
 8:30からのBreast IIの後、市中心部へ。ビネンホフからマウリッツハイス美術館へ。ここは、フェルメールの真珠の耳飾りの少女とレンブラントの解剖学実習の絵が有名で、しっかりと目に焼き付けてきました。他にも多くの絵画の展示があり、感激です。また、エッシャーパレスも近くにあり、しっかり観てきました。今回は美術鑑賞がテーマとなりそうです。

2008. 9. 10. WedESSO at World Forum
 会場は、World Forum。トラムに乗って。運転手から乗車券を買って乗ると、珍しく車掌が2人もいて、検札をしているのです。いつもは誰もいないし改札もないので、無賃乗車が簡単にできるのに、このときに限りやけに厳しい。一緒に乗ったおじさんは不正を指摘され、いくらか罰金を取られていたようです。正直者は得をするのですね。Welcom party at MusiumMusiumで降り、会場まで歩いていきました。4月のEBCC会長をされていたRutger先生は地元と言うこともあり、大活躍で、初っぱなのPlenary session "Breast I"での私の発表でも座長をされ、質問や助言をしていただきました。大感激です。MusiumでのWelcome partyでシャンパンを頂き、現代芸術を鑑賞しました。

2008. 9. 9. TueDen Haag HS
 やって来ましたオランダです。アムステルダムまで12時間の飛行の後、鉄道でDen Haag HSへ、30分。牧草の畑が広がり、羊や牛が放し飼いにされている風景が続きます。風車が見えると、すごい!とカメラを向けるがなかなか撮れない。さらにトラムで10分位。やっとホテルに辿り着きました。町の建物は全てが煉瓦造りのお城のよう。近くのレストランで夕食を食べた後、初日の発表なので準備に一生懸命です。

2008. 9. 8. Mon
 明日、ハーグへ出発します。この一週間いろいろありましたが、あっという間で再び旅立ちです。ハーグは多くの国際会議が催される町です。アムステルダムから電車で30分くらい南にあります。今回は、アムステルダムへの直行便ですので少し楽です。

2008. 9. 6. Sat
 ようやく終わりました。英語の座長も様になってきましたかな。ジュネーヴから帰ってきてようやく一息できました。万葉温泉でゆっくりして良かった、良かった。

2008. 9. 5. Fri
 ELSA(アジア内視鏡外科学会)で、speach発表してきました。明日は、なんと座長をするように頼まれてしまいました。久々の国際学会の座長です。英語の準備をしないと。パーティーがありましたが、多くのアジアの方々が参加して大変活気溢れるものでした。中国、韓国、東南アジアの進出は目を見張るものです。負けては居られませんね。

2008. 9. 2. Tue
 いよいよ内視鏡外科学会が始まりました。パシフィコ横浜は昨年の乳癌学会以来でしょうか。しかし、暑い!こんな所でスーツは無理だろう。と思いながらも自分の発表だから仕方ありません。広い展示ホールにポスターを掲示し、スーツ姿で頑張りました。NOTE (Natural Orifice Transluminal Endoscopic Surgery)手術と言うのは大したものです。胃に穴を開けてまでして胃カメラで虫垂切除・胆嚢切除するのですね。膣から行くことも可能なようです。お腹に傷が付かないのは良いことですが、どうなんでしょうね。乳腺のNOTEはどこから行けばいいでしょう。

2008. 9. 1. Mon
 朝帰国しましたが、そのまま出先の病院へ。消化器外科手術の麻酔をかけ、当直をして。時差ぼけでフラフラです。明日はなんと、世界内視鏡外科学会/日本内視鏡外科学会/アジア内視鏡外科学会が横浜で始まります。まずはポスター発表です。とにかく疲れた。お休みなさい。

2008. 8. 31. Sun
 UICCで他に印象的だったのは、HPVワクチンです。子宮頸癌の原因と分かっているヒトパピローマウィルスは性交によって感染します。検診での擦過細胞診で陰性であれば、感染の予防のためにHPVワクチンを打つ必要があります。これはすでに欧米では当たり前になっていることで、今回のUICCでも大々的に展示がありました。しかし、日本ではまだ認可すら下りていません。このような対応の遅れは多くの癌発症の原因となるばかりではなく、多くの人命を危険にさらすことになることを理解してもらえないのでしょうか。残念です。治験は始まっていますから、多くの方に参加していただくことが大切です。

2008. 8. 30. SatLe Saleve 縞模様の絶壁が近すぎて撮りにくいです
 学会も終わり、一足伸ばしてサレーブ山に行ってきました。市内から8番のバスに乗って20分。歩いて国境を越えてフランスへ。と言っても何の審査もなし、人も居ない。素通りです。巨大な縞模様の絶壁が立ちはだかり、ロープウェイで一気に標高1000以上の山頂近くへ。すでに眺めは良くてジュネーブ市街・展望レストランレマン湖が一望ですが、ガスがかかっていて霞んでいます。そこからはトレッキングです。30分山道を登り、息が上がったところで、パラグライダーの発進所があり、崖から大空へ飛び立っていきます。ロープが絡まっていて心配ですが、飛び立つと綺麗に広がるものですね。さらに登り、レストランがあります。Grande Gorge alt 1283mここで宴会になっている団体もあり、一休みして涼んだ後、またさらに上へ、展望レストランがありました。ここでアイスティーを頂き、東南方向の山並みを観ますと、おそらくモンブランと思われる雪のかぶった山並み。遙か彼方3重・4重に東側へ連なる山々はアルプスの山々でしょうか。Mont Blanc空は快晴ですが、山にガスがかかっていてはっきりとは見えないのですが、360°眺望の世界です。またさらにハイキングコースの森の中や草原の道を上っていき、標高1283mのGrande Gorgeまでは行きましたが、まだまだ続き、さらに倍以上の行程がありそうなのでここで断念し、引き返しました。多くの方が完全武装のトレッキング姿なのに、私はいつもの半袖カッターに革靴と山を馬鹿にしているような装備ですので恥ずかしい。すれ違う人に「ボンジュール」と声を換え合うのにも慣れました。帰りは息が上がらない分足が痛くなりますね。本当に多くの家族連れや老夫婦が訪れていてとても地元の人に人気のある所ですね。またロープウェイに乗りますが、地肌が出て縞模様になっている断崖は迫力があります。もう少し時間があったら、次回はモンブランかモントレーの方にも行きたいです。
2008. 8. 29. FriBreast Cancer Testimonials
 驚いたことに、世界の先進国のほとんどが参加しているInternational Tobacco Controlに日本は参加していないのです。タバコの包みに病に痛々しいデザインを掲載したタイでは喫煙が激減しています。日本は未だにタバコが万病の元で、生命を確実に縮めると言うことを表記していないのです。「吸い過ぎには気をつけましょう」などというのは、国民の命をないがしろにして税収をもくろむ行何の対策もなくSmoke Freeの日本は灰色です!政の無能さをさらけ出している他の何者でもありません。未だに子供向けのアニメでも喫煙シーンを多用する不謹慎さ。情けなくなりました。Lightタバコが健康に良いような全く間違った宣伝を痛切に批判しています。20世紀にタバコで100万人以上が死にました。21世紀は10億人以上が死ぬことになります。タバコは癌、肺疾患、心血管疾患など種々の病気の原因です。まず、タバコを止めましょう。
韓国も中国も参加しています! 次に、考えさせられたのは、"The Forgotten Women"と題した講演に出席しました。早期乳癌はガイドラインが定められ、ピンクリボンでも多く取りあげられ、注目を浴びていますが、一旦転移を起こしてしまうと見捨てられたようになっているというもの。確かに、平均余命は1~2年と生命予後に関わる現状で、決まった治療がなく、症状を緩和し、進行を遅らせ、余命を長くすることしかありません。まず、ガイドラインを定めること、担当医と患者のコミュニケーションを密にすること、完治を目指す研究を進めること、など。これに先の話のような医療資源の問題が関わってきます。低所得国ほど進行・転移乳癌が多いのです。問題はそう簡単にはいかないです。
 私の発表もありました。検診とタバココントロールが多い中、異質な感じもしましたが、3D-CTリンパ管造影の発表は注目を集めました。UICCに参加できただけでも収穫でした。

2008. 8. 28. ThuUICC
 世界の中には、低所得・中所得の国があり、一般に言われているようなガイドラインで勧められるような治療を経済的にも医療資源的にも受けられない事情があります。このような状況を踏まえて、BHGI(Breast Health Global Initiative)が医療資源ごとにガイドラインを作成しました。サン・ピエール大聖堂10月に発行されるそうです。Basic level, Limited level, Enhanced level, Maximal levelの4段階です。それぞれに対して別々のガイドラインが考慮されています。検診や検査や治療など各段階での違いを充分に考えていく必要があります。アフリカのように病院にも辿り着けない人たちが大勢いるところもあるわけで、より現実に即した内容となってきています。マドレーヌ大聖堂ところで日本は本来Maximal levelのはずなのですが、現実は果たしてそうでしょうか。マンモグラフィ検診を受ける人も未だ少なく、未だにガイドラインにはほど遠いような治療をしている所も散見されますし、現在の健康保険行政はむしろEnhancedかLimited levelを目指しているとしか考えられない改革を断行しています。宗教改革記念碑情けないです。
 学会の後、ジュネーブの町を散策しました。まず、ローヌ側を渡り、シテ・デュ・タン(スウォッチの博物館)を通り、ヌーブ広場へ。ジュネーブ大学の敷地の公園に宗教改革記念碑があり、そこから岡を登り、ルソーの家、サン・ピエール大聖堂へ。中に入りステンドグラスとパイプオルガンを拝見しました。大噴水に虹がかかって美しい町でも一番高いところにあり、町が一望です。私の好きな入り組んだ坂道を下り、イギリス公園に出ると、大噴水に虹がかかり、美しかった。それまでに足にまめが出来、多くのカップルが占拠しているベンチの一つに腰かけ休憩しました。今日は日差しがきつくてとても暑いので、しばし快い風に当たり涼んでおりました。気を取り直して、レストラン・エーデルワイズへ。ガイドブック出ていることもあり、ほとんど日本人ばかりで少し損をした気分なのは私だけでしょうか。名物チーズフォンジュとヨーデルの歌声と演奏、アルコールがきつく感じられ、ワインと一緒になって酔ってしまいました。ジュネーブはお金さえあれば住みたい町ですね。フランス語をもっと勉強しておけば良かった。

2008. 8. 27. WedムーミンのFINNAIR
 ジュネーヴにやってきました。FINNAIRですので、ヘルシンキ経由で現地の14:55に到着しました。フィンランドはムーミンの国なんですね。飛行機はサービスも良くて満足です。ヘルシンキは昼間でも15℃と寒いくらい。さらに乗り換えて3時間の飛行で18:30ジュネーヴに着きました。日本との時差は-7時間です。レマン湖の大噴水!こちらは23℃で涼しいです。飛行場から中央駅まで列車で7分。駅の真前にホテルがあり、荷物を置いた後、夕食を兼ねてレマン湖にかかるモン・ブラン橋までお散歩してきました。有名な大噴水を観られました。学会の旗が町中に掲げられ、歓迎ムードがありますよ。


2008. 8. 26. Tue
 今年も演題が採用され、サンアントニオに行けるようになりました。やはり何とかして毎年行きたいです。クリスマスシーズンのイルミネーションが印象的でしたね。また、乳癌研究だけの超大規模な学会で、自分が参加できることのありがたさを噛み締めることが出来ます。楽しみです。とはいえ、明日スイスへ出発します。

2008. 8. 24. Sun
 サザンオールスターズのライブ最終日をテレビで観ています。大雨だったんですね。大変なことでしたね。参加された方がいるはずですが、お疲れ様でした。楽しめましたか。これで解散というのは残念です。毎年常にヒット曲を出し続けられるパワーは衰えていないのに。皆さん、風邪引かないで下さいよ。

2008. 8. 23. Sat
 2ヶ月の休息の後、来週から再び学会週間が始まります。まずはジュネーブで開催されるUICC。この学会をご存じない人も居るかもしれませんが、TNM分類や病期stageは聞いたことがあるでしょう。それを決めているのがこの学会で、癌学会の総元締めのようなものです。まず度胸試しに行ってきます。世界の中心を見てきますね。もちろん私も発表してきます。折角スイスに行くのですから、少しは観光でも楽しみたいところですが、学会のスケジュールは目白押しで時間がないのとEuro高で物価が日本の2倍ということから、あまり期待できません。いつかゆっくりと観光して回りたいな。来週から7連続の発表が続きます。まだ3題しか完成していませんが、何とか間に合わせられるでしょうか。
 ところで、私の義兄が公使としてパリに在住しています。ファッション界をはじめ多くの方々と会う機会が多いようです。先日も帰国してパリ事情を聞きました。パリでは中国語テレビが多数放送されているにもかかわらず日本語テレビは皆無といったところからも分かるように、ほとんど日本文化の知名度は低く、アニメとコスプレだけが流行っているそうです。ゲームの登場人物のコスプレを現地の人がやっているので日本人と違いまさに本物といったところです。日本語教育は全くほとんどないようで、偏った文化交流は偏見が生まれそうですよ。どんどん他の分野の人たちも海外へ進出してもらいたいものです。

2008. 8. 18. Mon
 今度は山の家へ。こちらもちょうど一年間放置され、庭木の伐採は依頼してやってもらったのですが、下草が生い茂り、ウドとドクダミに占拠されそうです。今回はとても草抜きなどやっている暇はないので、家の風通しと掃除のみ。山は涼しくて、風が心地よくて、和室で昼寝をするのは最高でした。15時過ぎに車山まで登りましたが、ガスがかかってきており、お客さんはすでに少なくなっていました。白樺湖で温泉に入り、レストランでリッチに夕食をとり、満足、満足。帰りの道はUターンラッシュを怖れていましたが、6km程度ですんで助かった。これもガソリン高のせいですかね。サービスエリアのガソリンは187円でしたよ。高い!2週続けての遠出はちと疲れましたが、とにかく使命は果たせたのでこれで当分は大丈夫かな。それどころではなく、来週から再開する海外遠征の準備をしないと。UICCのポスターは終わったが、ESSOのスライドはあと少し。WCESはまだまだ。
2008. 8. 11. Mon
 海の近くに家を持っているのですが、この一年忙しく全く行けていませんでした。怖れていたとおり、雑草が生い茂り、家も随分と傷んでいました。草抜きをして、除草剤をまいて、家の応急処置をして疲れ果ててしまいました。幸い、ここ数日になく涼しくて熱中症にならず助かりました。帰りに温泉に入り、海鮮盛り合わせを食べ、満足して帰ってきました。しかし、ほとんどいくこともなくなった海の家はどうにかしなければいけない、とは思うのですが、処分するにも子供が小さかった時によく海水浴に行った思い出などありましてなかなか手が出せません。今や物置のようになっています。
2008. 8. 4. Mon
 土曜日は、市川市民納涼花火大会が開催されました。外来が早く終わったので、幸い混雑に巻き込まれることはなく、市川駅に帰ってこれました。浴衣の人たちが大勢集まってきているところですが、それにしても暑い!河川敷は超満員になるはずですが、大変でしょうね。私は、家のケーブルテレビで花火大会の生中継を楽しみました。花火の音が、テレビの後で遅れて生の音が聞こえてきます。まるで雷みたいですね。昨日はまた、娘がかつて通っていた幼稚園の花火大会があり、また楽しめました。夏でこんなに暑いのに、なんであんな熱い花火を見て涼めるのでしょうね。不思議。CO2が心配?でも、良いものはよいですよ。
ところで、昨日ガソリン高のため控えていた自動車に乗ろうとしたところ、バッテリーが上がってしまっており、全く無反応??? 2週間も経っていないのに。車検が終わったばかりなのに。ディーラーに連絡すると早速来てくれてバッテリー交換となってしまいました。どうやらトランクが空きっぱなしだったようです。こんな事ありでしょうか。どうやらバッテリーも交換時期だったようで、まあ良いように解釈して置くことにしました。

2008. 7. 27. Sun
 先週の日曜日は当直でしたが、ひっきりなしに来る救急車に疲れ果てました。6名も入院となりました。その後、私の部屋の大掃除を暑い中汗だくで行いました。エアコンが壊れていてとても暑かった。まさに熱中症手前のような状態でした。エアコンも修理しないと。そして、今日も当直です。何とか学会出張費を稼がないと行けません。疲れる。夏休みも2日間しか取らずに頑張ります。

2008. 7. 19. Sat
 納涼会です。このところの雨も止み、晴れ。久し振りの銀座は多く様変わりしていました。SONY PLAZAでアフタヌーン・ティーを楽しみ、散策後、銀座松坂屋屋上のビアガーデンへ。ここは昔ながらのビアガーデン。夕方の風が快く、バイキング、納涼会は大勢の医局員と家族が集まり楽しかったです。久々にビールを飲み過ぎてしまいましたが、ほとんど酔うことなく、快調でした。帰宅すると、高校の同窓会名簿が届いていました。私は12回生だったのですが、もう43回生まで卒業しているのです。懐かしい同級生の名前を見ると今どうしているのかな、と思いを馳せてしまいます。

2008. 7. 15. Tue
 本日、HP訪問者数が800,000名を越えました。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。

2008. 7. 13. Sun
 梅雨なのか真夏なのか、暑かったり涼しかったりと、天気が目まぐるしく変わります。どうしても体調を崩しがちですので気をつけてください。忙しかった海外出張も無事終わり、今は次なる挑戦への準備をしています。画期的な何かをつかもうと。これからも、乳腺内視鏡手術を発展させていくために頑張っていきますので、よろしくお願い致します。

2008. 7. 7. Mon
 早朝、酷い雷鳴で目を覚まし、激しい大雨に見舞われました。家から駅まで、普段は自転車なのですが、タクシーを呼ぼうにも全くなし。歩いていくしかないので外に出てみると道路が冠水している!膝下まで水没する状態で、もうずぶ濡れ。さらに深くなっていくところを避けて迂回しながら、汗だくで歩いていくと、駅まで30分以上もかかった。ズボンも靴も濡れ、スーツも汗で濡れ濡れ。大学に着いたのは8:45でした。もうこれだけで疲れ果てました。道路がこんなに冠水するのは初めてのこと。局地的な豪雨だったそうですね。いやはや。

2008. 6. 21. Sat
 今日はようやく晴れました。研究会終了後、眉山をロープウェイで登りました。実はこれが2回目です。土曜日なのに、レストランはお休みだし、パゴダも資料館も閉館です。展望台だけで、見晴らしは良いのですが、何と寂れてしまったことか。映画「眉山」で盛り上がっているかと思ったのに、残念でした。でも素晴らしい眺望でした。暑い!帰りに阿波踊り体験をし、これで観光はおしまい。4月からの一連の学会活動もこれで一段落です。よくここまで生き延びることが出来たよ。絶対破綻すると思っていたのに、いつの間にか次のことを考えている貪欲さには恐れ入りました。次は8月下旬、ジュネーブが皮切りで、魔の9月になります。今のうちに充電しておかないとね。

2008. 6. 20. Fri
 第3回小切開・鏡視下手術研究会に出席・発表するために、徳島に来ています。せっかく来たのに雨はいやです。

2008. 6. 15. Sun
 昨日の雨は何処へやら、今日は快晴。旅立ちを祝っているようでもあり、名残惜しい気もします。7:00にホテルを後にして空港へ。例によって、お土産はぬいぐるみとキーホルダーとマグネット。やはり、ぬいぐるみはトナカイですね。鼻口の大きな愛くるしい顔のフカフカ。製造国をよく見てチョコレートを買い、朝食をカフェでとると、ちょうど2クローネを残すのみとなりました。クローネは使い道なさそうだし、旅慣れたもんです。ウィーンまで2時間、成田まで10時間半。着くと翌日の朝8:00前と、損した気分。行きは「ALWAYS 三丁目の夕日」を観たので、帰りは「陰日向に咲く」を鑑賞しました。宮崎あおいは良いですね。帰国したら「篤姫」を観るのが楽しみ。飛行機の中は、それ以外ほとんど寝ていましたね。隣の若い外人がはみ出して寄ってくるので不快でした。

2008. 6. 14. SatGondolen
 サンアントニオも終わり、思い切って観光ツアーを申し込んだのですが、あいにくの雨。12:30スタートで、雨が止んだのが幸い。市内の隅々をバスで走り回り、その後ボートに乗り、海から湖から、途中で晴れたので、写真を撮りまくりました。日本語の解説付きで安心でした。魔女の宅急便のモデルになったのも頷けますよ。再び散策していると、王立公園でなんだかライブショーをやっている港からの風景。大勢の人たち、特に黄色に青の線の入ったスウェーデンのサッカーチームユニフォームを着たフーリガンみたいな人たちが目立ちました。次から次から黄色の集団が集まってくる。その後、歩いてステーキ屋へ。そこで大雨が降ってきた。彼らはどうなったの?

2008. 6. 13. Fri民族博物館
 ASCOでの発表をVirtual Meetingに登録するスライドのファイルはすでに送ってあるのですが、まだPodCastといって、音声の解説がまだ終わっていなかったので、今日は読み原稿作りと読む練習を念入りに行い、いざ携帯電話を使って、録音しました。5分間。一回成功したんですが、操作ボタンを間違えて消失。もう一度録音。何とか噛まずに読み終えると、喉がガラガラになっていましたVASA号です!。ホテルの一室は声が響き、ちょっと恥ずかしい状態でしたが、お構いなしでした。次は、12月に開催されるサンアントニオ乳癌会議への演題登録です。学会の方はRFの切開装置やランチョンセミナー。夕方からは再びパーティー。路面電車に乗って会場へ。今度は、VASA museum。ここは、17世紀に30年戦争に出撃するために処女航海に出航したとたん港の中で沈没した巨大戦艦Vasa号がほぼ完全な形で引き上げられ、展示・保存されています。色は消失したものの船体の方々に着けられた超豪華彫刻、両側壁には30門もの大砲が装備され、まるでカリブの海賊船です。すごい!この沈没船の周りでみながら、乾杯をし、飲んだり食ったりと、とても非日常でした。その後、歩いて街を見て回りました。沢山のヨットには家族で乗り込み、船上で食事をしている人たちが多くいました。

2008. 6. 12. ThuStockholmassan
 目を覚ますとまだ3時なのに外が明るい。もうこのまま行くしかないと、発表の準備を始めました。ところで、調べてみると、ストックホルムの日の出は大体3:30am、日の入りが22:00頃ということです。これが冬になると逆さまになるそうで、随分と北に来たのを実感します。気温は昼でも20℃位ととても涼しくて過ごしやすいですね。天気も良く、City Hall勇んで学会場へ。ホテルから歩いて2-3分の所ですが、巨大な幕張メッセのような会場です。ASCOに行ってきたばかりでちょっと寂しい気もしますが、内視鏡外科学会で分野が限られるためでもあります。私は10:40から。腋窩リンパ節の内視鏡的生検について報告してきました。質問が厳しかったですが、慣れてきたせいか何とかうノーベル賞祝賀会が行われる黄金の間まくいきました。夕方からは、Town Hallでパーティーが行われました。ここは毎年ノーベル賞の授賞式が行われるところだそうで、黄金の間は素晴らしかったです。こんな所で飲んだり食ったりするのも一興です。その後、まだまだ明るいので、ガラム・スタンへ足を伸ばし、散策してきました。王宮や寺院など素晴らしい建物ばかりで感心します。

2008. 6. 11. Wedストックホルム中央駅
 土曜日の国際学会も無事終わり、早、新たなる旅立ちです。朝寝坊をして、予定よりも30分遅れ、乗り換えを間違え、成田に着いたのは9:00になってしまいましたが、出国審査がフリーパスなので、充分に間に合いました。今回はオーストリア航空でまずウィーンへ。11時間半はやはり辛いですが、隣の席のオーストリア人夫婦が良い方で安心でした。全身赤のユニフォームのCAさんは良会場に近いホテルいですね。親切だし。折角のウィーンですが、乗り換え時間僅かに1時間半と、全く外に出られず、PDAでインターネットを見ているくらいでした。海外では空港内でWiFiが無料で使えるので嬉しいです。ストックホルムに着いたのは21時過ぎになっていました。しかし、あたりは全く明るく、安心です。Arlanda Express Trainでストックホルム中央駅まで20分。ただ220SEK (1SEK=18円)と高い!中央駅で乗り換えて、Alvsjoへ。これにさらにウムラウトが付くのですが、何と呼ぶのでしょうか。とにかく物価が高いですね。日本の約2倍の見当です。これは単に為替レートの問題でしょうね。円が弱すぎです。ホテルに着いたのが22:00前でしたが、まだ明るい。ホテルはモダンでシンプルなお部屋があり、トイレもシャワーも共用ですが、綺麗なので許せる。明日いきなりスピーチでの発表なので準備をしなきゃと思ったが、疲れて寝ました。

2008. 6. 5. Thu
 昨日、無事に帰国いたしました。毎度の時差ぼけがあるながら今日は当直です。明後日には東京ですが、国際学会があり、また発表です。まだ原稿が。さらに11日(水)にはストックホルムへ。出入りが激しく、今月は休診が多いのでご迷惑をお掛けします。もうちょっとですので、頑張りましょう。とりあえず今日中に明後日の原稿だけでも仕上げておこう。

2008. 6. 2. Mon私のポスターです!
 今日はいよいよポスター発表の日です。昨夜冷えたせいか風邪気味で朝が辛かった。でも午前中の講演を聴き終えた後、13:30にポスター会場へ行き、巨大ポスター(幅240cm高さ120cm)を貼り、準備万端。乳腺のGeneral Posterは今日の午後のみ。約200枚のポスターがずらりと並んだ姿ボードNo.13Bですは壮観です。遙か向こうまで続いています。ほとんどが内科的治療(ホルモン療法、化学療法、分子標的療法)の大規模臨床試験の発表ばかりで、外科系の発表は私を含めてごくわずかしかりませんでした。私はもちろん3D-CT乳腺リンパ管造影について発表しました。大盛況で、ポスターをA3用紙に縮尺したhand outを今回はボードは48まであり、向こう端は遙か彼方いつもより5割り増しの100枚用意して臨んだのですが、わずか2時間で売り切れてしまいました。残りの2時間は名刺を配り、メールで配布しますと言う事にしました。medical oncologistには興味がないかもしれませんが、外科医にとっては目を見張る映像のすばらしさに感嘆の声と賞賛をいただきました。4時間があっという間で、疲れましたが楽しい時間です。いくつかの大学からお誘いがありましたので、近いうち進出できそうです。忙しく過ごしたASCOもこれでおしまいで、明日帰国します。名残惜しいですが、来年オーランドで開催されるので、また来る事を誓って帰ります。

2008. 6. 1. SunJohn Hancock Center
 今日も快晴。ただ涼しいですね。午前中集中して講演を聴きました。最後にコメンテーターでPiccart先生が登場し、1000人以上は入れそうな会場は超満員で、私は席がなく、立ち見となりました。本人は遙か向こうの演台で話しているのに、天井から下がった大型スクリーンに姿が映っているので、とても近しく感じました。このスクリーン(5m以上)も最前から後方へ4箇所に3枚ずつ下がっています。会場の大きさが分かりますか。昨年は25,000人が参加したらしく、それを上回りそうです。2時過ぎから2時間以上の空きがあるので、早速John Hancock Centerへ。94階の展望台へ上り、シカゴの街中を空から眺めましミシガン湖が美しい摩天楼た。ミシガン湖に面した湖岸の風景はまるで多くのボートやヨットが浮かびハワイに来たようで、街のビル街も全て見通せます。シアーズタワーも学会場のMcCormick Placeも見えます。写真やビデオを撮りすぎました。

2008. 5. 31. Satシカゴ美術館
 3:00頃に起床し、入浴した後、メールチェックし、今日の予定を計画。何と9:15-13:00まで空いているではないか。というわけで、シカゴ美術館へ。今日は一転して快晴。ここの目玉は、スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」という絵です。一昔のシャープの液晶テレビのコマーシャルに出会場入り口ていた傘をさした貴婦人達が公園で佇んでいる絵です。他には、「デスパレートな妻たち」のオープニングで有名なウッド「アメリカンゴシック」など、とりあえず写真も撮ってきました。午後からはまた会場に戻って、まず展示会場とポスター会場を見てきました。これまた、規模がでかすぎて、人が多すぎて、と展示会場は人だかりても各ブース周りを楽しむ余裕はありません。企業も一体いくつあるの?ポスターは例によって2m以上横長の巨大ポスターで、隣とのスペースも充分にあるのですが、見に来ている人がポスター前に群がっていてすごい状態。これは4時間も発表者が貼り付いているのは酷ですよ。でも嬉しいですよね。

2008. 5. 30. FriASCO08会場
 いよいよシカゴへ出発です。パスポートが新しくなってから3度目にしてようやく出入国審査の自動化の手続きをしました。指紋を照合してパスポートを当てるだけでスイスイ審査を通過できます。長く並んでいる人たちの横で待たずに通れるのは、まるで高速道路のETCのようで快適ですよ。10:45am成田発の全日空です。3人掛けに1人だけで、ゆったりで、映画もVODで充実しているの会場内 何処までも続く広大な通路は人人人で、久し振りに余裕の空旅になりました。離陸直後から熟睡し、目が覚めてからは、映画です。「相棒the Movie」と「27着のドレス」を観ました。良かったです。また帰りが楽しみ。12時間の空旅なのですが、着いたら8:30amと時間が巻き戻り、長い一日です。米国の入国審査は指紋と顔写真を取ったりと時間がかかりますが、意外に1時間以内に荷物も取って、ブルーラインに乗車できまし講演会場内 この広さが分かりますか。た。ダウンタウンへ1本で行け、Jacksonでレッドラインに乗り換え、一駅Harrisonで降り、ホテルに到着。あいにくの雨模様でしたが、何とか止んで曇天です。そのせいか肌寒いです。荷物を置いて、早速、会場のMcCormick Placeへ。やはりすごい、想像以上の大きさで、レジストレーションなどを行う東館まで、いったいどれだけ歩けばいいのやら。それにここに来ている参加者の数は半端じゃないですよ。ディズニーランドのような状態です。1万人近くいるの?今日はまだ、初日で、13:00から講演が始まり、企業展示とポスター会場はまだ開いていないので、さらに参加者は増えそうですよ。EBCCと違って、日本人を多く見かけるのですが、知らない人たちばかりで知人に会えない。一つ一つの会場もこれまた広い。サンアントニオの会場並みの部屋(むしろ展示場)が一体いくつあるのだろう。講演はeducational Sessionばかりで特に新しい内容はありませんでしたが、座席は隙間なく満席になります。大きな身体の人が隣だと窮屈です。新調したデジカメは大活躍で頑張っています。18:00に終了して、ホテルに戻ったら熟睡して、夕食を食べるのを忘れてしまった。

2008. 5. 24. Sat
 ASCOが迫っているため、準備に忙しく、ポスターの印刷を送り、AJSに論文が採用されたので修正を送り、ASCOの会員に申請し、Virtual Meeingの準備、次は、Pod Cast用の発表紹介の録音ですか。次から次へと仕事が増えて大変。いよいよASCOが楽しみです。

2008. 5. 17. Satオランダ坂
 早朝7:00より国際外科学会日本支部会があり、出席しました。国際的に頑張っている先生方の努力を垣間見る事が出来ました。午前中DCISのシンポジウムがあり、東北大の大内先生の講演は基礎から最新研究と超音波検診の現状について大変勉強になりました。その後、市内観光に出か孔子廟け、東山洋風住宅群と孔子廟を見て回り、ちゃんぽん発祥の四海楼へ。私は両親が長崎出身なので、小さい頃から夏休みには長崎へ里帰りをしていたのですが、その際いつも来ていた小さな古めかしいというイメージの四海楼は変わり、五階建ての巨大なお城のようになっていました。びっくり。しばらく伊王島 長崎温泉待たされたあと、ちゃんぽんと皿うどんを食べました。うまかった。5階のレストランは全面ガラス窓で最高の展望です。その後、一足のばし、船で伊王島へ。天然温泉があり、大満足。硫黄の香りと塩気のある温泉です。船代往復と温泉入浴込みで980円とは大変お得です。

2008. 5. 16. Fri出島
 午前中は乳腺関連の発表がないので、市内観光をとばかりに出発しました。快晴で暑い。出島へ向かおうと無料の路面電車に乗ろうとしたのですが、入り口で立ち止まって中に入れない状態になっている。車内はガラガラなのに、何と言う事か。若い人たちのマナーのなさにがっかりしました。地元の人か観光客か分かりませんが、狭い路面電車の車内は険悪な雰囲気です。昔は譲り合う出島ワーフ精神があったので何とかなっていたのでしょうが、今のようではこの路面電車は狭すぎです。二度と乗るかと思いました。大波止で降り、長崎港へ。伊王島へ長崎温泉日帰りというのもあるようです。すぐ近くに出島ワーフがあり、小さな飲食店の集合した施設があります。夕方ここで学会の懇親会が開催される予定です。さらに歩いて、出島へ。昔の建物約1/3を再建したものが完成していました。以前はありませんでしたので、物珍しく見物しました。整然と陳列しているだけなので、何故かあまり感動しませんでしたね。以前の何もない方が想像力をかき立てられてか、良かったような。さらに新地へ。中華街で昼食。またしてもちゃんぽんを食べて、ホテルへ戻りました。ごごから学会へ。私の発表は17:00からのセッションで、DCISの乳腺内視鏡手術を発表しました。内視鏡手術は認知はされているものの次第に興味が失われてきているように感じます。何とか頑張らないと。懇親会場の出島ワーフへまた戻ると、すでに満員状態です。食べるものがない!出てくる料理にハイエナのようになり、少しずつは何とか食べて、見つけた先生方にご挨拶に回りました。仕上げは花火が盛大に打ち上げられました。港の湖面に映り良いものでした。

2008. 5. 15. Thu日本外科学会 長崎ブリックホール受付
 本日、当HP来訪者が、790,000名を越えました。あと少しで大台ですね。これからもよろしくお願い致します。今日から日本外科学会が始まりました。快晴で暑くなってきました。外のベンチで休憩していると余計に疲れてしまいます。今回は、学会の企画の大きさの割に会場施設が小さいため、方々に会場が飛び散っており、とても不便です。私の好きな企業展示も方々に分かれていて、お目当ての展示が何処にあるのか分かりません。乳癌関係の製薬会社は見あたりませんが、何処にあるのでしょう。大きなドームのようなコンベンション会場はないのでしょうかね。乳腺のセッションは何処も人が溢れて、とても近寄れない雰囲気です。午前中のシンポジウムは前の方の席を陣取って聞いていました。なかなか示唆に富む発表で大変参考になりました。次にASCOが迫ってきているので、そちらの準備の方が気がかりです。

2008. 5. 14. Wed長崎駅
 日本外科学会に出席するため、今日長崎入りしました。久し振りです。雨の東京とは違い、こちらは快晴です。大きな学会なので、宿を探すのに苦労しましたが、長崎駅の近くに泊まれました。長期滞在型のマンション型で、何だか単身赴任みたいです。今回も学会の隙をついて何とか観光もしたいです。私の出番は16日(金)です。DCIS(非浸潤性乳管癌)の乳腺内視鏡手術について発表してきます。

2008. 5. 10. Sat
 今日で乳腺科外来3日目です。終わると3時を過ぎていましたが、初日のような混乱はなく、何とか終了しました。

2008. 5. 8. Thu
 ついに乳腺科外来での診療を開始しました。今日は1日目という事もあり、あれがないこれがないと、始終あたふたしていてとても時間がかかってしまいました。今後に不安を残しますが、慣れてくれば大丈夫でしょうかね。それにしても診察室が狭く、話をするのがやっとという感じで、隣の診察室の声が丸聞こえです。これでは個人情報漏洩に不安があります。

2008. 5. 6. Tue
 今日は、外勤の日勤をしていますが、当番日なので、大勢の患者さんが押しかけています。帰国早々ですから、時差ぼけもあり、しんどいです。

2008. 5. 5. Mon
 帰りの飛行機は意外やガラガラで、席を移る人もいましたし、我々の席は2人掛けになりました。機内ではほとんどテレビも見ないで熟睡でした。第1、行きと同じものしかやっていないので、飽きました。日航さんどうにかして。成田空港へ無事到着し、入国審査もスムーズでした。

2008. 5. 4. Sun
 最終日、チェックアウトを済ませ、またまた地下鉄でHaword Beachまで行き、AirTrainでJFケネディ空港へ。あっさりと通関し、お土産を買おうと思ったのですが、第1ターミナルにはお店が少ない。値札がついていないので、いちいち店員に値段を聞いたり、また品揃えも悪い。やはり町中で買っておけば良かった。

2008. 5. 3. SatPink Ribon in Times Square
 学会も2日目。またまた早朝に出発し、1日学会漬けです。乳癌治療の個別化、最新画像診断、など。なかなか良かったです。すぐにでも実践したいです。学会場は、Marriott MarquisでTimes Square近くにあるのですが、そのTimes Squareが今日は交通止め歩行者天国となり、ゼッケンを付けたトレーナー姿の女性たちが大勢集まり、仮設ステージではNew Amsterdam Theater参加者のスピーチが声高く続いていました。ピンクリボンのwalk & runです。おなじみの周囲のビルの電飾スクリーン達はほとんどがピンクリボンのPRになっていました。すごいバイタリティですよ。サバイバーは頑張ってるよ。
 ところで、妻はリバティー島とエリス島、自然史博物館を見物して来たようです。まあ、次に来たときの楽しみに取っておきます。夕刻、再びミュージカルを。New Amsterdam TheaterでMerry Poppinsを楽しみました。やはり素晴らしく、癖になります。懐かしい物語ですが、楽しいですね。また、この劇場も立派です。

2008. 5. 2. FriMarriott Marquis
 今日から、American Society of Breast Surgeons (ASBS)に出席します。早朝6:00からというのは尋常ではありません。ホテルに届いていた巨大なポスターを抱え、早朝タクシーに乗り会場へ。ついてすぐにポスターを貼り、早速講演会場へ。朝早いのでパンとコーヒーなどのサービスがあり、一通り手にしてテーブルつきの座席に着いて朝食を食べながら講演を聴きました。休憩がPoster Presentation30分ほどあり、企業展示会場へ行くと外科系の学会だけあって、製薬会社よりも器械展示がほとんどでした。目を引いたのは、ラジオ波局所切除装置、放射線部分照射装置、自動走査型超音波装置、RIマンモグラフィ、など目新しいものばかりで、実際手にしてみられるのは嬉しいです。すぐにも日本で使いたいのですが、なかなかそうも行Main Hallかないのが辛いですね。ランチも出るのですが、サンドイッチと極甘の小さいケーキです。ちょっと飽きそう。夕方には、私のポスター発表がありました。今回も乳腺内視鏡手術を紹介しました。エスカレーター脇に陣取っており、全ての出席者が必ず私のポスターを見るようになる絶好の位置です。handoutを置いているのですが、なかなかの売れ行きです。多くの方々に興味を持っていただき、好評を得ました。

2008. 5. 1. ThuMetropolitan Museum of Art
 今日は1日観光。午前中にメトロポリタン美術館へ行き、午後は自由の女神へ。ホテル前からバスを乗り継いで行きます。メトロカードは便利です。また、市内の位置がStとAveの数字で示されているので、車窓から数えていけば降りるところも分かります。いいですね。以前NHKの特集でメトManhattanロポリタン美術館をやっていたので、展示などは分かっているつもりでしたが、せっかくですからAudio Guideを借りてみました。これが大失敗。日本語で頼んでしまったためか、ほとんど解説を聞けるところがなく、何のためにあるのか分からない状態でした。ベルリンでのAudio Guideは完璧でしたのに、がっかりです。セザンヌ、ゴッStatue of Libertyホなどの名画が惜しげなく飾ってあり、素晴らしいです。もっとゆっくりしたかったです。お昼には教授との昼食がありました。地下鉄に乗り、Battery Parkへ。ゆっくりし過ぎたせいで、リバティー島へのフェリーに乗り遅れてしまい、急遽、Staten島へのフェリーに乗る事にしました。自由の女神のすぐそばを通り、対岸の島へ行きますが、無料です。ただ往復したのでちょっと疲れました。

2008. 4. 30. WedRockefeller Center
 ゴールデンウィークということで、成田空港は大混雑している事を覚悟していましたが、意外や空いていました。あまり並ぶことなく出国も出来、順調な出だしでした。ニューヨークへ日本航空直行便です。どうして日米間なのに、スチワーデスが中国人なのでしょう。日航のサービス低下にはがっかりします。アメリカ入国は例によって指紋採取と顔写真撮影がありますのでTimes Square、時間がかかりますが、仕方がないですね。初めてのニューヨークなので、交通手段が何より心配でした。まずは、空港からホテルまで。AirTrainにのって、Jamaica stationまで行き、Long Island Railに乗り換え、Pennsylvania stationで降りました。Jamaica stationのプラットホームでは、太ったポリスが10人近く集団でうろうろしていたのでちょっと緊張しましたが、何事ありませんでした。Pen stationで少し歩き、Madison Square GardenとEmpire State Buildingを見たあと、地下鉄でホテルに向かいました。ホテルは57th streetにあり、Colombus CircleのPhantom of the Opera近くです。ホテルで一休みしたあと、Rockefeller Centerへ行き軽食とお茶をし、Times Squareへ向かい、Magestic theaterで「オペラ座の怪人」を観劇しました。また、正面中央席がとれたので、素晴らしい舞台装置と俳優の熱演、あの名曲を充分に堪能できました。さすがブロードウェイですね。あの映画が舞台に再現され、生の歌声と演奏は素晴らしいです。大感激。もう一つ「メリーポピンズ」に挑戦する事にしました。

2008. 4. 28. Mon
 時差ぼけが治らぬまま、26日(土)より当直に突入し、今日も当直。明後日、ニューヨークへ出発します。学会なので、あまり観光できませんが、とりあえず「オペラ座の怪人」を予約しましたので、ブロードウェイのミュージカルを楽しんできます。また、ニューヨークの乳癌学会前会長と会食する予定ですので、頑張って乳腺内視鏡手術をPRしてきます。
 ところで、乳腺科外来の件ですが、現在、旧ふれあい相談室を改装中です。そこに外来が作られます。超音波診断装置を一台も買ってもらえない。看護師も1人しか配置しない、とのことです。こんな事では乳腺診療は全く不可能ですので、当分の間、第二外科での診療は続ける事にしました。病院上層部の人は何を考えているのやら。乳腺科だけを優遇できないとの考えでは、何のために独立させるのか分かりません。見せかけですね。今まで予約診療をされていた方は、ちゃんと診療が出来るにようなってから、乳腺外来に移るようにしますので、ご心配なく。と言うわけで、当分の間は今まで通り第二外科外来で診察を継続いたします。

2008. 4. 21. Mon
 帰国するとすでに日曜日になっており、ちょっと損したような。しかし、今回成田での荷物の受け取りには困ったものです。外国人の入国審査が煩雑(指紋と顔写真撮影)で長蛇の列を作り、なかなか外国の方々が荷物のターンテーブルまで来てくれないので、すでに出てきた荷物が取られずそのままぎっしり乗ったままになり、新たな荷物がなかなか出てこない、渋滞状態となってしまっていたのです。中には荷物どおし押しつぶされて、破壊的に変形してしまった荷物もあります。荷物整理の職員がいない事も問題ですが、入国審査をもう少しどうにかしてもらいたいものです。荷物を手に入れるだけで1時間半以上かかりました。家に着いたら熟睡でした。翌月曜日は時差ぼけぼけで、身体がふわふわです。このまま当直へ突入するのはきついです。

2008. 4. 19. Sat
 朝早く目覚めると、ちょうど日の出が見られ、最終日にしてついに晴れました。今日はサッカーの試合があるそうで、大勢の有名人が集まっているそうです。あっという間でしたが、これから帰国します。お土産を買わなければ。

2008. 4. 18. Friポスターを前に記念写真
 今日は曇り。すっきりしない天気です。まだ閉まっていて準備に忙しい展示会場の中を案内されて、ポスター会場へ。注文していたポスターは良い出来で、さすがです。受付で受け取り指定位置の壁に貼り付けました。テープがすでに貼ってあったので、その上にポスターを付けるだけで非常に簡単。助かりました。いつも汗だくの仕事でしたから。handoutを前に置いて準備完了。出番は12:30-14:30。ポスターの前で立ちっぱなしだと昼食がとれないではないか。それなりに多くの方々が訪れ、質問と賞賛を受けました。今回は経腋窩乳腺後方アプローチによる乳腺内視鏡手術を発表してきました。素晴らしい方法だが、難しそうだ。展示会場との感想が多かったです。まずは職人技で頑張るしかないですね。癌研の伊藤先生、聖路加の中村先生、等にもPRしました。結局15:00過ぎまで質疑応答が続き、注力は食べられず、デザートのフルーツだけいただきました。Piccart先生の講演を聴き、日本人参加者のパーティへ、Hotel Grand Hyattへバスで移動しました。10人ほどの参加でした。久し振りの寿司とベルリンビールは美味かった。

2008. 4. 17. Thuペルガモン博物館:ゼウスの祭壇
 今日は雨。8時から講演が始まりました。DCIS、各分野のテイラーメイドについて聴いてきました。ポスターセッションを見たあと、東京医大の山田先生と再会できました。もう発表を済まされて余裕の様子。乳房痛・関節痛にレーザーが効くのですよ。明夕の講演会でご一緒できるはずです。私は、念願の博物館見物を。またS-Bahnにのり、Friedrichstrasse駅で降り、雨の中、ペルガモン博物館へ。紀元前2世紀に作られたゼウスの祭壇の正面、階段部分が再現されており、感動です。他にも数多くの遺跡や発掘物が展示されており、素晴らしいですね。旧ナショナルギャラリーギリシア、バビロン、アッシリアなど昔の文明が目の当たりに出来、観るのにも時間と体力を使いました。博物館・美術館は何処も入場料無料ですが、イヤホンによる各国語の解説を頼むと10UROかかります。また、入り口脇には必ずクロークがあり、コートや傘や荷物を預かってくれます。クロークは少し並びます。これは便利で良いですね。旧ナショナルギャラリーを少し観て、旧博物館へ。ここも素晴らしい彫像が一杯で、中でもエジプト展のネフェティティ像は人だかりになっていました。よく紹介されているもので実物です。その後、国立オペラ座で"Don Carlo"を観劇しました。国立オペラ座昔ながらの劇場で、豪華な装飾と各階にwaiting barがあり、地下のbarが一番豪華でした。皆さん正装していました。私は、前から3列目の中央の席が取れ、オーケストラの演奏と美声の歌劇に感動しました。近代オペラでおそらくイタリア語のため、舞台天井近くにドイツ語の字幕が出ているのです。初めての演目の上に言葉が分からないという2重苦でしたが、ドイツ語の字幕は読めるので、何とか理解でき、幸いでした。古典の方が好きなのですが、歌手(俳優)たちの熱演は感動的で、ブラボーの声が上がっていました。終わるともう11時になっていました。

2008. 4. 16. WedBerlin ICC
 今日は曇りです。9時からの開会式に向けて朝早めにホテルを出て、会場に行きました。会場のICCは巨大な近代建築で、とにかく広く、構造が立体的で複雑。EBCC-6はヨーロッパ乳癌会議で、乳癌だけの国際学会です。参加者が非常に多く、広い会場なのに人だらけです。特に女性が1/3以上占めています。開会式の講演は、uPA/PAI-1についてでした。もはや予後因子として、Aduvant!Onlineにも採用されたと言います。そのあとは、企業展示を見に行きました。各社力の入れ方が相当なもので、ライブで薬のクイズを方々でやっており、賞品がもらえます。一番人気は、ノバルティスのバギー(滑車つきの旅行用カバン)でした。私も早速入手。紫とピンクがあります。アストラゼネカもピンクと黒のカバンで、ピンクリボンが描かれています。しかし、こんなに沢山もらって、帰りの荷物が大変だ。しかし、本日、締め切りの論文が差し戻しになっており、新たな投稿方法の連絡が遅くなり、気が気ではなかったのですが、17:00過ぎにメールで知らせが入り、急遽学会場でElsevierに接続して再投稿を済ませました。ホットしました。会場にパソコンを持ち込むのも大変だけど、便利でBerliner Cathedralす。20:00からベルリン大聖堂で学会主催のコンサートが開催されるので、ホテルで着替え、懐かしい鉄道に乗って向かいました。こちらは10℃程度で寒いのでコートは必要。学会の参加証で、電車は乗り放題になります。日本の学会もそうして欲しいです。駅もS-Bahnも慣れ親しんだ感じなのですが、また乗り換えで逆方向に乗ってしまいました。どうしても分かりにくい。Hauptbahnhofは前面ガラス張りのドーム駅で、開放感があり、素晴らしいです。Hackescher Marktで降りて大聖堂へ。さすがにルネッサンス様式の大聖堂は貫禄があります。中に入り、荘厳な雰囲気の中、着席して待っていると、パイプオルガン演奏から始まり、ピアノ伴奏にアルト女声のアベマリヤなどの熱唱が続き、約1時間半あっという間でした。ちゃっかりと録音させBrandenburger Torていただきましたので、帰りはそれを聴き余韻に浸りながら、夜道、Unter den Lindenを歩き、ブランデンブルグ門まで行き、さらにHauptbahnhofまで辿り着きました。意外に遠距離で、寒かった。しかし、各名所の夜景も素晴らしかった。特に前面ガラス張りドームのHauptbahnhofは光の城のようでした。例によって1回乗り間違えたあと、無事にホテルに帰りましたが、さすがに歩き疲れた。

2008. 4. 15. Tueアムステルダムのスキポール空港
 当直先から直接成田に向かい、KLMで成田を出発しました。アムステルダムを経由して、15時間の長旅の末、ようやくベルリンに到着しました。19:30でまだ明るいですが、雨です!懐かしいテーゲル国際空港からすぐにタクシーに乗り、ホテルに急行です。荷物がバゲージクレイムですぐに出てきたのには感激しました。前回は最後まで手に入らず、大変でしたから。ホテルは会場のすぐ隣にあり、とても広い部屋で新しく、満足。不満は冷蔵庫がないのとバスタブがない。シャワーを浴びてお休みしましょう。

2008. 4. 14. Mon
 昨日の激しい頭痛もようやく治まり、明日の出発のために大荷物を持ったまま早朝大学に出勤し、そのまま当直です。朝は雨も降っていてとても大変でした。明朝はいよいよベルリンへ出発です。起きられるかな。7時出発です。ベルリンは2度目ですので、今回は美術館・博物館に行ってみたいと思っています。

2008. 4. 5. Sat
 深夜に入院患者さん急変の知らせが入り、自動車で病院へ駆けつけ、安定したのを見届けて帰宅しました。約2時間は就寝できると踏んで帰宅したのですが、朝、総武線各駅停車が信号機トラブル?とかで運行停止。二つ手前の駅に列車が来ているとのアナウンスを当てにして待っていても全く来ない。来る見込みがないとのアナウンスに快速ホームへと移動したとたんに、間もなく来ますとのアナウンス。また戻って乗車したものの、後続車との間隔が空いているとの理由で、各駅で3分ほどの停車が入る。病院に着いたのは9:50になってしまいました。ほとんど寝ていない上に、泣き面に蜂。外来があるのに困った。大変お待たせしまして申し訳ありませんでした。こんなに言い訳一杯なのです。診察が終わったあとも、レセプトの山。死にそうでした。ところで、シカゴのホテルが未だに取れません。誰か助けて。ベルリンのEBCC用のポスターはすでにインターネットで送りましたので、現地で印刷物をもらえば良いだけです。こちらは安心。ところで、乳腺外来の件ですが、遅れています。5月連休明けにオープンするのは難しそうです。もうしばらくお待ち下さい。当面、現状通り、診療を続けさせていただきますので、よろしくお願い致します。

2008. 3. 31. Mon
 今日は雨で寒くなり、満開の桜が心配ですね。土曜日からの3日連続当直の最終日です。2週続けては辛いです。シカゴへの飛行機は取れたのですが、ホテルが取れません。ほとんど全てのホテルは満室か超高値。1泊65,000とはね。どうしよう。郊外のホテルでも良いのですが、会議場までの交通が問題です。日本のように電車で行けると良いのですが無理ですね。と、困っているところに患者さんからシカゴを特集した雑誌が届きました。ナイス・タイミング。しかし、エクスペディアをみても駄目だし、ホテルトラベルドットコムが頼りです。何とかうまく予約が取れますように。神頼みです。

2008. 3. 29. Sat
 4月から医療費の改正があり、再び大幅に診療報酬が下がります。どれだけ日本の医療を苦しめれば気が済むのでしょうね。一部の守銭奴のおかげで国民全員が苦しめられているのに。先進国の中でも最も低い医療費でありながら、さらに下げるというのは先進国並みの生活は望めないという事です。残念です。

2008. 3. 27. Thu
 昨日お会いしたWilson先生の見学は、早朝のカンファレンスから始まり、乳腺内視鏡手術を観ていただきました。ちょっとで間取りましたが、無事終わり、満足いただけました。近日、研修に来たいとの感想をいただきました。夕食は中華料理で歓迎会を開きました。我々教室員とともに有意義な時間を作れて良かったです。

2008. 3. 26. Wed
 振り返ってみると、体調不良の話ばかりでお恥ずかしいばかりのこの頃です。ようやくほぼ全快しました。ご心配とご迷惑をお掛けしました。
 本日は午前中に歯科受診し前歯を治しました。午後、ニューヨークの先生が手術見学のために当院へいらっしゃいました。お茶の水駅で待ち合わせをしたのですが、見つけられるのか心配でした。時間通りに到着し、幸いにもすぐに分かりました。何とか英語も通じているようで良かった。教授にも無事紹介が出来、明日7:30からのカンファレンスに出席し、私の乳腺内視鏡手術を見学してもらいます。楽しみです。

2008. 3. 24. Mon
 今日で3日連続の当直が終わります。今日は少し体調が良さそうですが、疲労が強く、早々に就寝します。

2008. 3. 22. Sat
 昨日は仕事に復帰したのですが、再び体調が悪化。早めに帰宅したのですが、フラフラでまっすぐ歩けません。空腹で意識朦朧としているので、市川駅まで辿り着いたあとマクドナルドへ。てりやきマックバーガーをボーッとして食べているとなんと、前歯が欠けた!ショック。自転車に乗ろうとするとタイヤの空気が抜けている。今日は危険だ。とにかく気をつけて帰宅。これ以上は御免だ。と言うように1日を過ぎて、今日は随分と調子がよいです。ただ、今日から3日連続の当直です。どうなることでしょう。まずは今のところ、順調です。いつの間にか、桜が方々で咲き始め、満開の樹も多くみられるようになりましたね。もう春なのですね。

2008. 3. 20. Thu
 18日(火)は最悪でした。熱はあまりないのですが、咳・痰が酷く、薬を飲むと低血圧のようになり、フラフラです。化学療法の点滴を刺すのも大変でした。19日(水)は朝起きられませんで、ついに仕事をお休みしました。多くの方にご迷惑をお掛けしましたが、何とかこれで回復の兆しが見えてきました。本日は、義父の49日の法事があり、親戚を迎えてお寺と料亭に行きました。今日は調子が良かったのでお勤めは済ませることが出来、ホットしています。締め切りの原稿も全て完了し、安心です。
 ところで、サンアントニオ乳癌会議事務局より、本年の会議の案内が届きました。14日に竜巻の被害を受けたため、準備が遅れているそうです。アメリカは今大変そうですね。こんなにドル安になるとは思いませんでした。これからニューヨークとシカゴへ行く予定ですので、ちょっと得した気分です。

2008. 3. 17. Mon
 原稿の締め切りが4本あり、2日連続の徹夜状態となってしまい、フラフラです。とたんに風邪をこじらせてしまったようで、咳・痰が止まらない。最悪です。当直のために来た川口元郷駅を出ると、なんと、桜並木が満開です。早速写真を撮りました。大学の早咲きの桜もまだ咲いていないのに。

2008. 3. 15. Sat
 PET検査の威力には感心します。当院には、PET-CTを備えているので、癌の存在を知るだけでなく、その局在部位を精細に検出することが出来るのです。このPET検査を応用して新たなる検査法を模索中です。皆さんもPET検査をご希望の方は是非ご連絡下さい。PET健診受け付けています。

2008. 3. 14. Fri
 私の持っている携帯電話はカメラもないP211iという、もう6年以上も使っている老朽機です。何故か急に買い換えると言うことになって、携帯電話を取り扱っているカメラやさんへ行って種々の機能やデザインをカタログを見ながら選ばなければ成りません。結局、家内と娘はデザイン重視でSO705i。私は機能重視。典型的な日本人らしく、何でも全ての機能が備わっていなければ気が済まなくなって、結局P905iという人気機種を選択することに。家族間通話無料はないの?パケット無制限は何でこんなに高いの?この際、docomoを卒業すれば良かったと思いながらも勇気がなく、結局そのままに。代わりにあまり使っていないauのPC通信カードは解約しました。Wilcomのさらなる高速通信カードの導入を期待しています。携帯電話は、これで海外でも使用可能となるのとカメラが使えるので、少し嬉しいです。

2008. 3. 10. Mon
 ASCOに演題が採用されました。最大のアメリカ癌学会です。シカゴが楽しみで、嬉しいです。ところで、これから4月のベルリン出張を皮切りに10週間立て続けに学会が控えています。特に6月は連続します。徐々に近づいてきているので、今その準備で忙しくしています。

2008. 3. 8. Sat
 本日、当HP来訪者が780,000名を越えました。ありがとうございます。これからもこのHPをよろしくお願いします。4月より、当院では乳腺科が独立します。女子医科大学より芳賀先生を迎え、癌研有明病院より化学療法の伊藤先生を迎え、いよいよ本格的な乳腺センターへ向けて歩み出します。ご期待下さい。多くの方のお役に立てるように頑張ります。

2008. 2. 29. Fri
 本日、ハーセプチンが術後補助療法としての使用を認可されました。長年期待されていた治療が認められ、多くの方の福音となったと思います。おめでとうございます。いままで、治療を受けたくてもごまかされて受けられなかった日本中の約20%の乳癌患者さん、この治療により救われます。良かったですね。3週間に一回、1年間です。長いようですが、これで確実に再発が防げるのですから、あっという間です。頑張りましょう。

2008. 2. 28. Thu
 4月より日本医科大学付属病院でも乳腺科が独立し立ち上げられることになり、本日、その1回目の打合会がありました。多くの大学病院でもあるように、当院でも乳腺を第一外科、第二外科の双方で診療していました。私は第二外科に所属するのですが、今度統合して乳腺科となったのです。外科だけではなく、病理、放射線科など、それぞれ所属が違いますので、合同チームという状態です。この形態で、初診した日に診断まで全ての検査を実施できるようなシステムを目指します。外来は、本館1F入院受付近くの現在喫茶室と花屋がある位置に設置する予定だそうです。どれだけの人員と設備が整えられるか不安ですが、実現に向けて準備が始まりました。

2008. 2. 25. Mon
 今晩で、連続当直が終了です。お疲れ様。演題登録もUICCのあと1つとなり、一頑張り。早く家に帰りたいですね。アカデミー賞の授賞式が行われました。ほとんどが日本で公開されていないのが残念で、私が観たのはレミーのおいしいレストランとボーン・アルティメイタムの2本だけでした。他のはこれから上映されると思いますが、ちょっと興ざめです。ジョニー・ディップは惜しかったですね。

2008. 2. 22. Fri
 昨晩帰国したばかりで、さすがに今日は一日眠いです。それに今日から4晩連続で当直です。しんどい。それに締め切りが4つも迫ってきているので、休んでいる訳にはいきません。頑張ろう。

2008. 2. 21. Thu
 寝坊をするといけないと思い、あまり寝られない状態で、朝を迎えました。7:30amにホテルを出、8:00過ぎには空港のチェックインカウンターに着きましたが、すでに長い列になっていました。アボリジニ・デザインのお土産を奮発して買い、シドニーの思い出にしました。終わりよければ、全て良し。来て良かった。機内は空席が目立ち、およそ9時間の空路のうち2時間以上も、久々にHarry Potterを読みふけってしまい、おかげで寝不足は解消されませんでした。奇抜な魔法を真面目に使うやりとりは面白いですね。

2008. 2. 20. Wed
 今日は学会の最終日。主会場で講演を聴いていると、壇上より座長が突然私の名前を呼見上げるので驚きました。なんと!Best Poster Presentation Awardに選出されました!大ホールの舞台上へ登がり、表彰状と記念品をいただきました。大感激です。さらに書籍への報筆も依頼されたのです。この喜びをお伝えしたいです。お祝いと打ち上げを兼ねて、1人でご馳走をとなりましたが、結局中華料理ですか。まるで香港に来たようですが、まあ満足です。この記念品は、赤く見えますが、透明なクリスタル製でアボリジニ・シンボルだそうです。明日、早朝に帰国します。

2008. 2. 19. Tue
 学会2日目、ポスター発表も無事に終わり、ホッとしているところでレオン先生と再会できました。来年6月にサンフランシスコで国際学会を主催するそうで、是非出席して欲しいと誘われました。必ず行きたいです。タ方の彷事がないので、Circular Quayまで、オペラハウスを目指して歩きました。しかし、日差しが強く、暑い!日陰を選んで歩いていても、ジリジリ日焼けしそう。Rocksまで来ると、日本の中学・高校生の団体が大勢集まっており、一気に観光地に来た気分に陥リました。でもHarbour Bridge, Opera House, Circular Quayの港の風景は来た甲斐があります。写真を撮りまくりです。ここへ来た目的は何と言っても、前回果たせなかったOpera Houseでの観劇を実現することです。Box officeに行って、ticketを求めたのですが、Carmenは完売。As You Like ItをA$60でやっと手に入れました。19:30からというので、周囲を散歩し、サーモンサンドを食べて腹ごしらえをして待っています。タ方でもまだまだ明く、海風が快く感じられます。そう言えば、Stradford upon Avonのシェイクスピア劇場で観たのもAs You Like Itで、現代劇仕立てで失敗した思いがありました。今回も現代ではないものの近代の設定(19世紀?)でちょっとがっかりでしたが、それなりに俳優達の熱演ぶりが伝わり、大変満足できました。終わるとすでに22:30になり、外気は涼しく心地よい風に吹かれながら、夜景を撮影した後、電車に乗りホテルに帰りました。

2008. 2. 18. Mon
 学会が始まりました。ホテルからは路面電車に乗ってすぐです。Darling Harbourには巨大なコンベンションセンターがあり、その一角で盛大に開催されています。青舌イモリがシンボルマークになっており、大変印象深い学会です。結構日本人も多く参加していて、時々日本語が聞こえてくるのは不思議な感じです。日本人かと思って話しかけると、韓国や中国の先生でアレ?ということも。朝一で私のポスターを掲示して、後は講演会場でお勉強です。内胸のセンチネルリンパ節生検が当たり前のように話されており、これからは実施せざるを得ないと感じました。会場内は冷房が効きすぎて寒いくらいですが、外に出ると日差しが強く、暑い!休憩時間に港の会場付近を散歩して、気に入ったコアラを購入しました。

2008. 2. 17. Sun
 昨日、成田発日航771便にて今朝シドニーに到着しました。空港からAirport Linkにてわずか10分でセントラル駅まで行けます。ホテルは駅のすぐそばで助かりました。近辺を歩いている人にどうも中国人が多く中華料理店も多いのでおかしいなと思っていたら、すぐ近くがchina townなのです。Market Cityという大きなショッピングセンターがあり、中に入ってみると1階は巨大な空間がすべて小さな個人のマーケットの集合で、種々様々なものが売られています。かつて留学中にイギリスのコベントリーという街のマーケットを思い出しました。しかしこちらの商人はほとんどが中国人でした。World Squareまで歩き、モノレールに乗って1周すると、Darling Harbourの素晴らしい景色が一望でき、感激しました。港町はまるでテーマパークのように華やかに開発され、マリーナやレストラン、もちろん学会が開催される会議場も素晴らしい景観です。中華庭園からDarling Harbourを歩き、水族館に入りました。以前来たときにも立ち寄ったのですが、さらに改修され、サメやグレートバリアリーフの魚たちの自然に泳ぐ姿を堪能出来ます。さらにシティをぐるっと歩き回り、これで一応観光は終了です。明日からは学会が始まります。

2008. 2. 11. Mon
 4月より中野にある佼成病院の乳腺外来へ週に1回進出するお話しが来ています。中野近辺の方々にもお役に立てられるよう頑張ります。特に乳腺内視鏡手術を広めていく上では重要な拠点になると考えています。中野はかつて我が恩師の向井先生が乳腺外来を診療していた所であり、私にとっても大変重要な場所です。皆さんよろしくお願い致します。

2008. 2. 4. Mon
 昨日は雪が降り、嬉しくて方々へ運転して出かけました。まずは、お茶の水から九段下を回り、かつての第一病院のあとに建ったビルを初めてみてきました。湯島天神で、雪道歩き、すっかり足が濡れてしまいました。さらにドライブを楽しんだ後、近くの温泉へ行き、露天風呂で身体を休め、鍋料理を。雪は大好きですね。ところが今朝は凍結のため、困った困った。朝6:00に家から駅まで30分以上の道のりを凍った道を歩き、病院には7:30に到着しました。疲れた。午後は川口に来ていますが、こちらには自転車・バイクに乗っていて転倒し骨折した人が何人も入院していました。無謀なことをする人もいるものですね。

2008. 1. 31. Thu
 昨日は、我が日本医科大学の第1次入学試験の試験監督のため、日本獣医生命科学大学に行ってきました。試験監督というもの試験時間内(合計5時間)は何もすることなく立っていなければならず、疲れた。しかしこんなに真剣に試験を受けているエリート達が大学に入ると一般人になってしまうのは何故でしょうかという疑問には同感でした。大学教育は大切です。

2008. 1. 30. Wed
 綺麗な病院にはご用心。同じ医療費を払うのならば、新しくて立派に見える病院の方が良いように思れるかもしれないが、中身の伴わない病院には気を付けた方が良いです。所は、東京歯科大学市川総合病院内科。義父のうっ血性心不全に対して利尿剤投与と経ロ水分制限500mlとの指示を厳格に守らせたため、脱水状態でプレショックに陥り、12月30日に緊急入院した。入院後も栄養を補給することなく、脱水も改善せず、腎不全に陥ったため、血液透析を開始した。さらに、維持透析に移るため、泌尿器科で前腕にシャントを作ることとなったのだが、手術に際し出血が止まらずショックになり輸血を施された。さらに、そのAVシャントのため、心負荷がかかり、心筋梗塞を起こしたとかで、翌1月30日に死亡した。解剖を希望するも1週間遺体を預かることになるとありえない説明し、遺族の心理を利用して解剖をさせないようにした。明らかな医療過誤であるにも関わらず、どうすることも出来ない現実。故人と遺族のことを考えると裁判沙汰にすることははばかられるのです。しかし、こんな過ちを犯していながら、のうのうとしていられるのには不満を感じぜざるを得ません。同じ医療に携わるものとして許せない行為です。器だけ立派な病院では救われません。従事する医師の能力は肩書きや資格だけでは知ることが出来ません。私は自分の親兄弟だと思って最高の治療が受けられるよう日々努力をしていきます。

2008. 1. 27. Sun
 まりさんより「友の部屋」へ投稿をいただきました。乳癌で治療をしていること隠すことにより、また新たな乳癌患者さんの治療が遅れたり、適切な治療を受けられないということになる。悲しいことですね。サバイバーは胸を張って世間に宣言しましょう。こうして闘ってきたんだと。より多くの人が検診を受け、早期発見・完治を目指しましょう。わずか6%程度の乳癌検診受診率を欧米並みに80%以上と出来るよう頑張りましょう。それが出来なければ、決して乳癌死亡率を下げることは出来ません。日本のように検診を社会保障している国はないのです。日本は恵まれた環境にあるにも関わらず、それを無駄にしているのは残念です。2年に1度の検診は必ず受けるようにしましょうね。
 ただ今、川口で当直中です。どうしても夜更かしして寝不足、風邪気味になってしまいます。シドニーも近づいてきていますし、やらなければいけないことが山積みです。

2008. 1. 26. Sat
 最近、外科医志望が激減しており、どうしても多くの女医さんを迎え入れないとやっていけない状態です。男所帯の外科医局が今では様変わりです。私が入局した頃は、男ばかりで運動部のようにしごきの毎日でした。今は、きちんとして研修制度と社会保障、生活を守り、将来の世話をする。特に女医さんには、結婚、妊娠、育児といった特殊環境がありますので、気を配ってあげなければなりません。外科がきつい仕事と認識されること自体がいけないのです。皮膚科や眼科がもてはやされるように、外科も同じ環境を作らなければ不公平です。自ら選択したのだから我慢しなさいと言われます。それでは外科の将来はありません。いずれ、産婦人科や小児科のようになってしまいます。乳腺科はモデルに成れると思います。

2008. 1. 25. Fri
 ニューヨーク行きの飛行機とホテルが安く取れてほっと一息をついています。そこに論文のacceptを伝えるメールが届き、喜びひとしおです。あと、もう少し手術患者さんが来てくれると嬉しいのですがね。是非、皆さん!当院で乳腺内視鏡手術を受けましょう!大歓迎。などと独り言のようになってしまっています。昨日、抄読会で乳癌遺伝子のBRCA1/2を持った人の予防的乳房切除術について紹介しました。アメリカでは、乳癌手術時にBRCA1/2が陽性と判定された人の約半数の人が予防的乳房切除術を受けています。これには保険が適応になっていると言うことと、皮下乳腺全摘+シリコンによる同時再建が行われているためで、非常に大きなインパクトを与えています。日本人には少ないと従来言われていましたが、決してそうではないとも分かってきました。これからはBRCA1/2の検査が必要になりそうですね。

2008. 1. 21. Mon
 5月1日からアメリカ乳癌学会があり出席・発表するため、ニューヨークに行かなければならないのですが、なんとゴールデンウィークのど真ん中でして、飛行機代が高くて涙が出てきます。普段の倍額ですよ。困ったものですが、その分ミュージカルを観たりして楽しんでこよう。

2008. 1. 17. Thu
 4月より本学では分裂していた乳腺診療が乳腺センターとして統合される予定があり、大幅に診療体勢が変更されます。まだ決定事項ではありませんが、大学病院において乳腺科が独立し、より充実した診療を提供することが出来るようになります。また、来年の乳癌学会を主催させていただくことにもなりそうですので、本学の名を広めることにもなるでしょう。ご期待下さい。

2008. 1. 14. Mon
 今日は朝から伊藤病院の当直をしています。甲状腺で有名な病院で、新館は非常に上品な作りになっています。久し振りに来ましたので、全てが目新しく感じます。電子カルテは慣れないと大変ですね。とりあえず昨日の疲れを取れそうです。

2008. 1. 13. Sun
 今シーズン初めてのスキーに行ってきました。行き先はガーラ湯沢で、新幹線でわずか1時間半でお手軽スキーが楽しめます。お金はかかるけど。スキーなどはレンタルすれば手ぶらでも行けます。このところあまり宣伝もしていないので、空いているのかと思いきや、すごい人数が集まっており、スキーを借りるのに長蛇の列が出来、約40分ほど無駄にしました。今日は雪が降り、寒かったです。ゴンドラでスキー場へ、さらにリフトで山頂へ。新雪が積もり、コンディションは良好です。スノーボードが多く、スキーヤーには迷惑ですが、久々のスキーでも気持ちよく滑れました。昼食はジャンボカツ丼。巨大さに感動。次第に雪が激しくなり、吹雪に近くなってきたので、早々に山を下り、プールと温泉に入り、休憩してから帰宅しました。夕食はしゃぶしゃぶ食べ放題。良い一日でした。

2008. 1. 5. Sat
 新年初の外来がありました。今日は受診される人も少なく、穏やかな一日となりました。異動直後のことを考えると、このところ落ち着きを取り戻しております。長時間待たされると言うことはありませんので、是非多くの方にいらっしゃっていただけますようお願い致します。正月は仕事が入っていて、ゆっくりと正月を楽しむことなく、いつの間にか新年が始まっていて、あまり新鮮さを感じられませんが、この一年はまた忙しくなりそうです。義兄は2年間パリに赴任することとなりました。おめでとうございます。ヨーロッパでの拠点となってくれることを期待しています。

2008. 1. 3. Thu
 当直明け、恒例の鍋料理を食べたあと、法華経寺へ初詣に行ってきました。大きな破魔矢をいただき、しっかりとお願いをしてきました。きっとこの1年はいい年になるでしょう。屋台でたこ焼きと甘酒を買って食していたところ、すぐ隣に、最近はほとんど女性としか見えない人が居るもので、写真を撮っているカップルが居ると思ってちょっと見ていたら、なんと低いオネー声。完全に騙された。何だか怖くなってきました。帰宅後、溜まった録画を見始め、紅白を再び家族で鑑賞。なかなか良かったのに、視聴率歴代ワースト第2位とはね。見なければ良さは分からないのだ。去年の内容が酷すぎたから仕方がないのでしょうか。紅白の時のしょこたんのブログはなかなかおもしろかったですよ。必見です。というまに、今日は再びお仕事です。芸能人並みですね。眠い。

2008. 1. 1. Tue
 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。私の所では、このHPを通じて病院へいらっしゃる方を歓迎いたします。乳腺内視鏡手術はもちろんのこと、手術後の治療、再発・転移の治療について、ぜひお越し下さい。本年は診療体勢を強化していきますので、ご期待に添える治療を提供できると確信しています。よろしくお願い致します。
 本日、HP来訪者が770,000名を越えました。ありがとうございます。これからHPの充実をしていきますので、ご期待下さい。

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