ひと言

日々の記憶

2007. 12. 31. Mon
 帰国してからのこの2週間はあっという間でした。新たに論文を仕上げ投稿し、年賀状を送り、義父を救急外来へ運び入院させ、忘年会があったりと、何だか忙しかったです。一通り終了し、ついに大晦日です。今年は、スキー場での年越しは出来ず、当直です。2日の朝までは病院に監禁されています。今年は8回の海外出張で懐が寂しくなり、なんとか稼がないとこの先困るのです。来年は現在の所、9回の海外出張の予定があり、来年も大変そうです。特に4月・5月は厳しいです。皆さんご協力をお願いします。間もなく紅白歌合戦が始まります。何だかんだ言っても毎年録画までして何回も観ているのですから、それなりに楽しみです。
もうあと少しで、770,000人ですね。年内に越えるかどうかみています。現在、HPの内容を更新中です。わずかの時間で何処まで更新できるかどうか分かりませんが、ちょっと覗いてみてください。

2007. 12. 18. Tue
 成田に着くと、もう17日(月)16:00で、1日損した気分です。昨日、帰国しての輸液療法、外来診療は辛かったです。ポーッとして熱っぽく、なんだか時差ぼけなのかな、という感じでした。今年中にあと1編論文を投稿しなければ行けないので、そうものんびり出来ないのですがね。頑張ろう!

2007. 12. 16. Sun
 荷物をまとめていたのですが、巨大なポスターは筒状にしても持っていったポスター入れには入らず、別に持つことになってしまい、ポスター入れは全くのお荷物でした。何回も目が覚め、ほとんど寝ることなく一夜を過ごしました。朝7:22am発の飛行機と言うことで、4:00amには起きて、5:00にホテルをチェックアウトし、空港へタクシーに乗りました。空港へはわずか15分です。まだ暗い中を着くと、いつもの荷物チェックですが、今回はNWAのカウンターで預ける荷物のタグを付けてもらった後、検査官の所まで運び、預ける荷物まで開けて中身を全てチェックしているのです。余ったお菓子が入っているのに大丈夫かなと不安になったりして。おみやげを買っていなかったので、空港の売店で購入しましたが、高齢のご当地ぬいぐるみ、長い角の生えた白黒の牛にカウボーイハットをかぶったのが気に入り、即購入。マグネットとキーホルダー、ほとんどワンパターンですが、行く先々で集めているとなかなか楽しいですよ。また、ミネアポリスへ2時間半。トランジットで3時間。間違えてbaggage claimの方に行って自動ドアを通ったとたん、外に出てしまったのに気付いたのですが、警備員が戻らしてくれないのです。また、身体検査を受けて入場する羽目になってしまった。しかし、靴を脱いで、パソコンを荷物から出して、財布やベルトをトレイに乗せて・・・ともう慣れたものです。しかし、入国するときにはあんなに厳重にやっていた入国審査に比べ、出国審査は全くなし。飛行機に乗るとき、パスポートに貼った入国カードを空港会社の職員がはがすだけ。何といい加減なんだろう。パスポートにスタンプが欲しかったのに。またまた、エコノミーなサービスの飛行機で12時間。映画を観るのはあきらめ、とにかく爆睡のみ。やー、無事帰ってきましたね。これで、今年の海外遠征は終了です。

2007. 12. 15. SatSABCS会場のHenry B Gonzalez Convention Center
 今日は風邪気味で頭痛もあり、薬を飲んだ後、ちょっと遅れて出発しました。昨日は靄が出て小雨が降り続いていたのですが、今日は一転、快晴です。アラモの砦に寄り道をしましたが、崩れかけた石組みがあるだけで、とくに何もなく、歴史を想像するしかないでしょう。やはり晴れていた方が良いですね。この地で雨が降ることは少なく、暖かくて、冬でもリバーサイドを軽装で歩けるのが取り柄だと聞いたのですが、今回は雨が降ったり、寒かったりで、異常気象のようですよ。Christmas Tree !昼は日本人向けの昼食と講演が用意してあったので、参加しました。久々のすしやうどんは良いです。今年、日本人の出席者は100人ぐらいと言うことです。発表演題が少ないのに道理で日本人をよく見かけるものだ。ところで、この学会全体の出席者は10,000名を越えそうだとのことで、それだけの人たちが一同に開始、プログラムの進行に従い、移動して食事をしたりしているのは想像がつかないが、混乱なく進んでいます。聞きそびれた講演やポスターをwebなどで見られるのは良いです。スライドを写真で撮らなくても良かった。今日は疲れが溜まったせいか、21:30ごろ会が終了してホテルに着くとぐったりでした。ところで、ホテルの部屋では、ラジオを流しているのですが、それはサンアントニオ・クリスマス・ミュージックステーションで、一日中クリスマスソングが流れています。クリスマス一色です。明日は、7:22am発の飛行機ですので、ホテルを5:00am出発です。巨大なポスターと学会用品が増えたので大荷物です。成田は16:40着の予定です。

2007. 12. 14. Friポスター発表
 SABCS 2日目、今日はついに発表の日です。朝7時に会場へ行き、ポスターを受付で受け取ると私の持ち場へまいりました。朝のポスターセッション2は始まっていましたので、すでに多くの出席者で賑わっていました。私は#3019ですので、ポスターを貼ろうとしたのですが、これがまた大きい。213×107cmと今までにない大きさで、貼るのも一苦労。でもこれが無料で会場で受け取れるとはありがたい。持って帰るのは大変そう。ところで、ポスターを貼り終えると、何とポスターの前は人だかりになってしまいました。写真を撮っていく人もいました。今は前の回のセッションなので、あまり派手にhandoutを渡したりPRする訳にもいかないし。嬉しいけど、夕方の本番が怖くなりました。午前中は遺伝子の話、午後はホルモン補充療法の話、ATAC trialなどの話が続き、17:00よりいよいよ本番です。本部が用意した白黒のhandoutはポスター会場の入り口に用意してあるのですが、それとは別にカラープリントしたものを100部手渡しで、ポスターの前に立っておりました。お隣は、埼玉県立がんセンター病理の黒住先生で、優しい学者さんでした。次々と訪れる参加者にhandoutを手渡すと皆さん喜んで話しかけてくれました。おぼつかない英語ですが、何とか好意で通じています。3D-CT乳腺リンパ管造影の発表で、非常に映像が綺麗なので、皆感心してくれました。うちでもやってみたいので詳しく教えて欲しいという方はいませんでしたが、名刺交換は大勢の方と出来ました。2時間があっという間に過ぎたような気がします。用意したhandoutもわずかに残るのみで、よく頑張りました。これは病みつきになりそうです。次回、2月のシドニーもこんな感じだといいな。会場では、日本でも有名な先生方をお見かけすることが出来ます。少しずつ面識を得られるようになると良いのですが。まだまだですね。とにかく一仕事を終え、ホテルに帰ったらいつの間にか熟睡していました。まだ時差ぼけあり。

2007. 12. 13. ThuGeneral Session会場
 第30回サンアントニオ乳癌シンポジウム(SABCS)が始まりました。幕張メッセのような巨大な展示場全体を使ったとにかく広い会場です。入り口ではボランティアの方々がregistrationの手伝いをしており、親切。奥に進むと巨大スクリーンに演者とスライドが映し出されたviewing stationが何ヶ所もあり、その一つ一つが大きい。100人以上は着席できる。また、サンドイッチや飲み物が振る舞われていて、食べながら観られる。企業展示が左手にあり、さらにさらに人の流れに乗って奥へ行くと、General Sessionと書かれて部屋へ入ったのですが、これがまた広い。3000人は入れそう。スライドを映すスクリーンが方々に吊され、どの席からもよく観られるのですが、やはりせっかく来たからには生で見れなければ、と思い前の方へ行くが超満員。何とか席を確保しましたが、すごいですね。口演はこの一箇所のみでされており、他の発表は全てポスターです。このポスター発表も日本のものとは大違いで、2m以上の横長のポスターを貼り、そのスペースは独り占めできるのですが、発表の2時間立っていて、来た人に説明をする。ポスター会場の入り口には、handoutというポスターの縮尺したA3の印刷物が各ポスター毎に設置されており、参加者は行列を作って手に取っていきます。ほとんど収集家のように全てを集めている人もおり、手に一杯になっています。とにかく人が多く、ポスターの前は人だかりです。ポスター展示の中で、サンドイッチや食事などが振る舞われており、食べながら眺められます。発表者は説明したり、質問に答えるのに大変です。明日は私の番です。心配。夕方は、Susan G. KomenのDinnerがあり、参加しました。Brinker awardが表彰されました。BrinkerさんというのはSusan G. Komen for the cureの創設者で、Dinnerに参加はしていませんでしたが、ライブでつながり、スクリーン上でお話しを聞けました。その後、和歌山県立医大の先生方とご一緒になり、一杯飲みました。谷野先生もHPをされているとは知りませんで、失礼しました。これからはよろしくお願いします。とにかく、一日驚きの連続で疲れた。時差ぼけもあり、寝られないのですが大丈夫かな。

2007. 12. 12. Wedアラモの砦(夜景)
 成田から10時間半、各座席のテレビもないエコノミーなサービスのノースウェスト航空に乗り、ミネアポリスに着きました。当たる一面雪が積もり、-8℃と北京より寒い。初めての指紋採取と顔写真の入国審査は1時間ほどかかり、観光だと言い張る私に、SABCSに出席するならビジネスだとあっさりと言われてしまいました。ここは、ほとんどカナダのような所で、トナカイとインディアンのグッズが目立ちます。空港自体がノースウェストの空港のようで、他社の飛行機が見あたりません。さずがアメリカだけあって、飲食リバーサイドのツリー店やショップが果てしなくあり、ゲート間にトラムも走っている。3時間半のトランジットでしたがあっという間に経ち、ついにサンアントニオ入りしました。今度は逆に暑い。20℃。空港からSABCS一色です。タクシーでクリケットホテルに行き、荷物を置いた後、リバーサイドを散策しました。夜景でライトアップされていましたが、クリスマスですね。サンタの帽子や衣装を着たお嬢さん方が街のあちこちを歩いていて、リバーには観光用の小さなボートが行き交っています。リバーセンターモールで夕食をとり、多くのショップを見て回りました。ところで、消防署がストをしているそうですが、大丈夫なのかな。明日からついにSABCSが始まります。私の出番は14日(金)です。

2007. 12. 10. Mon
 帰国間もないのですが、明後日サンアントニオに出発します。会場で配るhand outの印刷を済ませ、これで準備万端です。今日は当直で、明日は外来。帰宅してから荷物を詰め直します。こんどはゆっくりと出来そうなので、今年最後の学会を楽しんできます。クリスマスですし。

2007. 12. 9. Sun
 学会も終わり、昨日のアルコールも抜けて、いよいよ帰国。北京の町の感想ですが、公共交通機関(電車、地下鉄など)がほとんど整っておらず、その代わりに自動車が多く、道路は広くてもいつも大渋滞です。車がなければ何処にも行けないのは困りますね。大気汚染の原因にもなりますし。北京空港は手狭で、日本航空の登場待合いにはお店などがほとんどないのに、欧米の航空会社の搭乗口には立派なDuty Free Shopが並び、Starbucksやレストランもある。何という差別。日本が軽視されている!と少し、不満もありましたが、おみやげと軽食で人民元はほとんど使い切り、帰国の途へ。今回は、「ボーン・アルティメイタム」なかなかおもしろかったですが、前作を見ていないので、半減でしょうね。

2007. 12. 8. Sat武青会議中心
 学会当日は快晴。演題の位置が変わり、またしてもトラブル発生。元の位置に戻してもらい、会議が始まりました。各方面の要人の挨拶があり、テレビカメラが何台も撮影して中継しているようでした。しかし、予想外に飛び入りの年長者の挨拶(講演?)が30分以上にも及び、予定のスケジュールが滅茶苦茶に。以後の演題、シンポジウムなのに質問の時Opening Ceremony間を取ることが出来ず、休憩もなくなり、1題中国側の演題の取り下げがあり、何とかかんとか予定通り13:20に終了させました。よくやったと思います。私の発表もすんなりと終わりました。この段階で学会が終わったような達成感で、皆ぐったりでした。16:20からの別会場でのセッションには全員集まり、最後を締めくくりました。18:00からは懇親会パーティーが盛大に開催されました。余興は、女子十二楽坊もどき、歌手、手品師など出てきましたが、京劇の歌を歌い分ける男性が一番受けていました。面が変わる人もおもしろかったですね。マオタイが振る舞われ、乾杯が続き、酔っぱらいが多く出たでしょう。ともかく、終わって良かった!

2007. 12. 7. Fri頤和園 仏香閣
 今日は、学会準備の日で、我々以外の一行は紫禁城と万里の長城へ観光に行きましたが、学会組は9:00に会場「武青会議中心」へと向かいました。会場の装飾の豪華さには驚きましたが、室内の準備は全く出来ておらず、各演題毎の質疑応答はしないなど、事前の話とは大きく食い違う内容なので、現地大学の学会副会長との交渉は難航しました。スライドのPCなどの準備はまだで、チェックも出来ず、17:00に出直すことになりました。その間に、気を取り直して、頤和園に行くことになりました。湖の湖畔の山腹にそそり立つ仏香閣が印象的で、世界遺産になっています。階段を登り詰め、頂上まで行き、内部の千手観音を拝んできました。西太后の夏の宮殿とのことですが、まさか西太后がこの階段を登ったはずはないでしょうね。寒かったので、5元の焼き芋はうまかった。私の地元には「頤和園」という中華料理店があり、いつも何かあると食べに行っていたので、本物を観ることが出来、大変感激しました。ところで、夕方再び会場へ行ったのですが、まだ準備が出来ていない。中国側から4台のPCを提供してくれるはずだったのに、全く用意されていない。ようやく持ってきてもらったPCは機種もソフトも古く、とても発表で使う動画を動かすことが出来ないお粗末なものでした。日本から持っていったPCを急遽使用することとして、急いで前夜祭の会場へ。50名ほどの方々が集まり、盛大なものとなりました。その後はPC発表スライドのデータを各人に交渉し集め、とりあえず準備完了です。

2007. 12. 6. Thu
 北京へ出発です。今回は、GasLESS international 2007を中国内視鏡外科学会と共同開催で主催するのです。8:45成田空港に集合、10:45発のため、7:00にタクシーを呼んで、いざ出発と思って着替えて荷物を持ち上げようとした時、ビリッとズボンの股が破れました。再起不能の状態で、急遽新しいスーツに着替える羽目になり、タクシーを待たせ、焦りました。なんとか、7:20発京成電車にギリギリ間に合い、成田空港には予定通り8:20に到着しました。良かった。慌ててなんか忘れたような気はするけれどまあ良しとして、北京へ出発!今回は大学の人たちと団体行動ですので空港からの移動など考える必要がなく気が楽ですが、学会の準備のこととなるとちょっと心配です。機内で「レミーのおいしいレストラン」を鑑賞し、ともあれ北京に到着しました。寒いけど、意外にも快晴でした。北京には青空がないと言われていましたが、天津の時のように、地平線は霞んでいるものの雲一つない快晴です。中国雑伎団ホテルに到着後、近くの雑伎団公演を観に行きました。ちょっと期待していなかったのですが、意外。跳んだり跳ねたり、3人の軟体娘がとても考えられないポーズで回ったり、自転車1台に12人が扇状に乗って走ったり、と実に充実した内容で楽しみました。素晴らしいですよ。その後、北京ダックの専門店に行き、堪能してきました。

2007. 12. 3. Mon
 12月1日(土)の臨床外科での発表に遅刻してしまいました。次の発表の方を先にしていただいたおかげで1題遅れに発表が出来ました。会場の部屋が分からず、走り回ったりしていて、疲れた。そのまま医局年度報告会と、初の土日曜日大学当直。寝られない。来春の各学会へ演題登録を済ませました。シカゴとベルリンです。それでも海外に行きたがる。一体何がそうさせる。行けるときに行きたいですよね。次は北京です。大気汚染と交通渋滞と悪い話ばかりを耳にしますが、古都であり、現代の都である北京は特別な街でしょう。

2007. 11. 26. Mon
 いよいよサンアントニオが近づいてきました。ポスターも送りましたし、準備は万端です。ホテルはアラモの砦のすぐ隣で会場の近くですので、歩いて回れます。楽しみ。ところで、北京はどうなったかというと、これは大変。中国内視鏡外科学会との共同開催ということで、日本から研究会の参加を目玉として扱われ、お偉い方々の演説やマスコミの取材が入り、プログラムが2転3転しているような状態です。もうあと1週間しかないのに不安感が募ります。私は、PC担当で頑張る予定ですが、向こうの施設の状態が分からないのでどうなる事やら。皆さんも応援してくださいね。

2007. 11. 24. Sat
 千駄木での診療も次第に落ち着き、順調に進んできています。乳腺内視鏡手術もすでに3例安全に実施できました。論文も掲載が認められました。あと3つの学会発表が控えていますが、ほぼ準備が出来ていますので、安心です。今年もあと少しです。頑張ろう。

2007. 11. 19. Mon
 第20回日本内視鏡外科学会が仙台で開催されました。仙台は、すっかり紅葉で、青葉通りは黄色と赤に染まっています。昨日の雪も止み、今日は快晴でした。17日(土)に乳癌学会関東地方会、21日(水)・22日(木)に乳癌検診学会と学会が連続しているせいか、乳癌関係の出席・発表者が異常に少ないことに気がつきました。残念です。乳腺内視鏡手術の発表は私のを含めて2題しかありません。これでも良いのでしょうか。この先不安です。私は、経腋窩乳腺後方アプローチを発表してきました。今後期待できるよい手術法ですよ。香港で同様の発表をしたのですが、台湾の先生がこの手術を勉強したいとのことで来日することとなりました。でも手続きは大変そうです。

2007. 11. 18. Sun
 今日は、東京都美術館で開催されている群炎展を鑑賞し、絵画や人形など、なかなかいいものです。透き通る水面を描いた港の絵に感心しました。その後、久し振りの上野精養軒で昼食を摂り、東北新幹線に乗りました。わずか1時間半で、仙台に到着しましたが、なんと寒いと思ったら、みぞれ!雪!例年より4日早い初雪だそうです。寒。バスに乗りました。わずか100円。嬉しいですね。

2007. 11. 12. Mon
 昨日は、引っ越し荷物と自宅の部屋の片付けに暮れました。なかなか捨てられないたちで、どんどん溜まってしまい、部屋が狭くなってしまいました。ここで、気分一新、大量に本や古いパソコンソフトなどを処分することになり、大変でした。いよいよ来週から、学会4連戦が始まります。まずは仙台。準備万端ですが、サンアントニオまでは気が休まらないでしょうね。

2007. 11. 10. Sat
 8日には、本院で初めての乳腺内視鏡手術VABSを実施しました。これから徐々に症例を積み重ねていきますので、この手術をご希望の方は是非いらっしゃって下さい。今日の外来は、本格的に移動組の方々が集中し、大混乱となってしまいました。これでも武蔵小杉の2/3程度ですから、未だに能率の悪さには問題が残っています。いずれ改善して、皆様には快適に受診していただけるようにいたしますので、もうしばらくご勘弁下さい。

2007. 11. 7. Wed
 本日、HP来訪者が、760,000名を越えました。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。昨日の外来は、いよいよ武蔵小杉病院から移られた患者さんが大勢いらっしゃり、賑わいました。輸液療法と掛け持ちで行ったり来たりは大変ですが、まだまだ序の口と言ったところです。

2007. 11. 5. Mon
 昨日は、ご希望のあった紹介状を全て書き終えました。遅くなり、ご心配をおかけしましたが、できましたので取りに行ってくださいね。これからもご希望のある方は受け付けていますので、ご連絡下さい。

2007. 11. 3. Sat
 講師室の引っ越しをしてきました。荷物が多いのに、移転先には部屋をもらえず、医局で雑居生活に戻ってしまいましたので、荷物の置き場がない。ほとんど書籍ばかりですが。半分以上自宅に持ち帰りですが、いらないものを捨てて減量するため、遅くまで時間がかかりました。疲れた。

2007. 11. 2. Fri
 今日は、外来化学療法の初日です。超音波検査もあり、外来と輸液療法室と超音波検査室との3箇所を20回以上行ったり来たりと大忙しでした。外来診療をやりながらの輸液療法は困難なものがあります。来週から、乳腺内視鏡手術を始めます。本院では、初のことですので、不安でしたが、この手術のために手術室のスタッフが専門チームを作ってくれまして、使用する器具や操作手順についての打ち合わせをしてきました。これなら安心ですね。

2007. 11. 1. Thu
 本日より、本院での診療が始まりました。初日から外来がありましたが、手順や操作方法に慣れず、非常に時間がかかってしまいました。大変ご迷惑をおかけしました。わずか14名でしたのに、夕方17:00を過ぎてしまいました。慣れれば大丈夫なのでしょうかね。ちょっと不安が残りますが、頑張ろう。夕方からは、外科・病理・放射線科合同カンファレンスがありました。乳癌認定看護師さんも紹介され、皆さんやる気満々です。今まで、武蔵小杉病院ではひとりだけで誰も協力してくれない状態ですが、正反対です。さすが大学本部です。その後、病理の先生と遅くまで飲みながら歓談でき、これからの協力体制を約束しました。

2007. 10. 26. Fri
 昨日のワークショップでの発表は無事終わり、今日は寝れないペンションから脱出して、京都観光を楽しみました。紅葉は3分~5分と言ったところで、まだまだでしたが、東寺、御所、大徳寺など特別拝観で回りました。意外に行ったことがない所ばかりで大変興味深かったです。しかし、この3週連続は疲れました。明日外来の後は、土日月と3連続当直で、火曜日最終外来です。まだまだ休めそうにありません。

2007. 10. 24. Wed
 結局、始発はあきらめ、書類整理を行い、京都に着いたのは夕方になりました。シーズンのため、京都のホテルは全て超満員。今回は西院のペンションに泊まることになったのですが、絨毯にちゃぶ台と硬いベッドの部屋、共同トイレ・風呂と足音のよく聞こえる廊下、寝られそうもない。

2007. 10. 23. Tue
 武蔵小杉病院での外来もあと3回となり、今日は大変に混み合いました。受診者数も最多で、終了したのが22:00でした。またしても終電に遅れないよう、焦って帰りました。明日始発で京都に行く予定なのに、紹介状や書類が片付いていない。どうしよう。

2007. 10. 21. Sun
 早朝から天津国際空港より上海虹橋空港まで飛行機に乗り、再び上海電視塔へ。今度こそ登ろうと思っていたのですが、すごい行列。断念しました。リニアモーターカーで上海東浦国際空港まで行き、帰路につきました。

2007. 10. 20. Sat天津会館
 WSBHが天津会館で開催されていますが、これがまた大きい。聴衆席も机があり、1人1人魔法瓶とお茶碗が置いてあり、お茶が飲めるのです。主催者の方々は大変親切で、昼食会場まで案内してくれたり、携帯電話を貸してくれたり、Dinner Partyまでタクシーで送ってくれたりと、感謝感謝です。日本人の参加はわずか5名でした。田島先生ともお話しをしましたが、残念ですね。Leong先生とも再会できました。発表も無事終わり、夕方は郊外の高級広東料理店で豪華ディナーです。来て良かったと思える瞬間です。とても食べきれないほど次々と運ばれる料理に、最後の方で出てきた大盛りのチャーハンは半分以上残っていました。ホテルに戻ると、結婚式の披露宴があったらしく、新婚さんと出逢いました。日本と変わりないけど、着飾った様子は良いですね。しかし、ホテルの人が英語を話せないのには困ったものです。翌朝早いので、タクシーをフロントで予約するように話をしていたのですが、Teinjinと言ったはずなのに、400元かかると言われたのです。どうもBeijinまでと聞き違えたようで、天津空港までは60元で行くように予約しました。

2007. 10. 19. Fri
 天津市街を回ってみました。まずは公園で甘栗売りのおじさんより早速甘栗購入。パン屋さんに入ったら、何と20種類以上のデコレーションケーキが飾ってあり、圧巻は巨大な桃が乗っかった形のケーキ。日本では生クリームが中心になっていますが、こちらはおそらくバタークリーム?むしろ形重視のようなケーキには驚きです。ショッピン古文化街グ街に着きましたら、関口さんが中継をやっていた交差点と馬車のオブジェを発見しました。NHK中国鉄道大紀行をいつも観ているのですが、足跡を垣間見た気がします。古文化街はまた素晴らしい。古い町並みを保存し、お店が一杯です。お汁粉のような不思議なお菓子を食べ、買い物に励みました。ところで、ホテルの部屋は無事に別の部屋に移ることが出来、むしろ広くなったのには喜びました。

2007. 10. 18. Thu
 4th WSBHに参加するため、天津に出発しました。早朝8:50発上海行き約3時間のフライトです。上海で乗り換え時間5時間半なのですが、国際空港の浦東から国内空港の虹橋まで移動が必要です。まず、リニアモーターカーにより市内に行き、近代的な電視塔と高層ビルを眺め、ホテルで中華料理を楽しみました。リニアモーターカーは最高時速430km/hrと驚く速さと低振動、特に同じ速度のすれ違いはほんの一瞬の事でした。日本のリニアはどうなったんでしょうね。さらに飛んで、天津に着いたのは20:30頃、ホテルには22:00頃になっていました。市中心近く、まあまあのホテルだったのですが、なんとバスタブの栓がない。これではお湯をはれない。House keepingやFrontに散々文句を言って、明日部屋を換えてもらうことにはなったのですが、何としても風呂に浸かりたいとの一心で、うまいこと灰皿がうまくはまったので、それで蓋をしてやっとのこと風呂に入れました。長い一日だった。

2007. 10. 15. Mon
 医療特番の取材依頼が入っております。1月に全国放送予定です。外科手術を受ける予定の患者さんを探しています。撮影にご協力いただける方は是非、ご連絡ください。乳癌は頑張って治療をすれば治るんだと言うことを強く訴えたいですね。
 ところで、映画「Mayu-ココロの星-」が公開されております。公式HPはこちらです。是非、お近くの映画館でご覧下さい。

2007. 10. 12. Fri
 学会に出席していると、パーティーはフランス料理だし、昼のお弁当は日本料理だし、全く韓国料理にありつけないのです。今日は、午後2時から時間を作って、昔の宮廷の景福宮(世界遺産)を観てきました。唯一の観光です。その後、ようやく韓国料理を食べました。キムチ三昧で、喉が辛い。明日、最終日、帰国します。今回の学会は、多くのサバイバーの方々やワットさんやSusan G. Komen for the cureの協会の人たちの熱心な話を聞けて大満足でした。発表の方は、ポスターなので、ちょっと物足りないのですが、仕方ありません。来週の天津では、スピーチですので、頑張ってきます。
 ところで、Susan G. Komen for the cureは、25年前Susan G. Komenという姉を乳癌で亡くしたNancy G. Brinkerが、乳癌をなくすために何でもするという約束のもとに、開設された団体です。世界のピンクリボン運動の大元で、様々な活動を行っています。今回のGBCCもKomenの協力で開催されております。また、年末のサンアントニオにも協力しており、私も演題を出したので支援をしたことになっているはずです。関心のある方は、是非こちらまでアクセスしてみて下さい。

2007. 10. 11. Thu
 私は今、GBCC2007に出席・発表のため、ソウルにいます。夕方、Welcome Receptionとしてパーティーが催されました。中でも韓国のサバイバーの方々30名ほどが壇上に上がり、大合唱を2曲披露しました。この力強い歌声に勇気づけられ、感動しました。アンコールの声が多く聞かれました。私の席の近くにワットさんがいらっしゃり、お話しが出来ました。日本の乳癌患者の会の先駆けである「あけぼの会」の創始者として有名です。今まで再発しないことばかり考えてきたが、再発・転移を起こした方の気持ちを考え、どうしていくべきかを考えていきたいとおっしゃっておりました。我々は常に終末の方にも接していかねばならないのですが、日常の大勢の癌と闘っている方々に対する診療に追われ、いかに終末には至らないよう頑張るだけで、未だに私の考える終末像とはほど遠いのが現実です。サバイバーの歌声とワットさんのお言葉に勇気をもらいました。

2007. 10. 1. Mon
 帰国後、早1週間が経ってしまいました。ソウルへの準備と異動に伴う手続きのため、ほとんど余裕がありませんでした。いつのまにか今日、乳癌撲滅キャンペーン月間に突入したのですね。何の企画もなく、ご期待に添えないのが申し訳ありませんが、ご勘弁下さい。本院への異動に伴い、このHPの重要性も増してきていると思っています。頑張ります。
 ところで、ソウルですが、前回は全く観光もせず学会とパーティのみでしたが、今回は時間を見つけて散策してみたいと思います。お勧めの情報がありましたら教えて下さい。

2007. 9. 22. Sat
 本日、当HP訪問者が750,000名を超えました。ありがとうございます。今日で、学会が終了しました。今日印象的だったのは、術後4年の患者さんがsurvivorとして感想を発表していました。彼女は患者の会を立ち上げ、乳癌治療と早期発見を呼びかけているそうです。学会に患者の会が参加して意見を出す場があるのは大変有意義なものです。看護師のSessionも2日にわたって開催されていました。日本でも是非行ってもらいたいものです。
 学会後、唯一の観光として、Victoria Peakに上ってきました。1年半前には、濃霧で100万ドルの景色も全く見えず、雲の上にビルの先端が突き出るような光景でした。今日は、快晴。日が差して暑くなりました。山頂からの眺めは絶景でした。さらに、前回は工事中だったPeak Towerも完成していて、魔天台に上りました(22ドル: 高か!)。さらに一面に開けたビル街から海の方まで見渡すことが出来、大満足でした。帰りは、念願のPeak Tramに乗り下山ました。ほとんど45°以上の斜度があり、なかなかのものです。
 香港の感想は、まず親近感。電車などの広告が気になりますね。月餅、痩身、コンドーム?、こんなのばっかり。やたらなまめかしく見える女性の写真のポスターでどうもフィットネスのようなのですが。バスのテレビも停留所の案内などは全くなく宣伝ばかり。電車内の電光も駅に着くギリギリまで宣伝が流れている。慣れれば何ともないのでしょうね。日本だと子供に良くないなどと言われそう。車内で携帯電話はみんな平気でかけていますし、特に制限もないようです。しかし、携帯電話が極端に小さいですし、ハンズフリーのイヤホン式のものをつけている人も多いですね。なんか独り言を続けているようで少し不気味。子供も大人も携帯ゲーム機は多くの人がやっていて、DS:PSP=3:1の割合ですね。でもそんなに周りの人に迷惑をかけている様子もないし、制限しない方が便利ですよね。電車の中でこそ電話したいですよね。一部の大人の意見でみんなが迷惑をしている一つですよね。それから、香港は全く地震がないのでとんでもない脆弱な構造の建築も林立しており、高層マンションも古くから建てられているせいか、いずれも老朽化が目立ってきています。日本のようにリフォームはあまりされていないようで、ペンキがはげて汚れて一部崩れたような建物もあります。しかし、町は決して不潔ではなく、ゴミもほとんどみられず清潔にしているので、生活する分には全く苦になりません。むしろ生活感があり良いです。しかし、商店街のあのアメ横というか谷中のおもちゃ屋というか、あんまりごちゃごちゃしていて、商品も古そうだし、と思えるのですが、あれがまた良いんですよね。私はあまり購買意欲がわきませんが。中華料理はとにかく良いです。ファーストフードの大家楽は、言葉が通じないので苦労しますが、とにかく安くて美味い。いつもレジの前に行列が出来ています。私の所で流れが滞るののは恐縮しますが、めげずに注文しました。吉野家なんかどうなのかな、と思うのですが、結構はやっています。牛丼1杯15ドル(255円)ですよ。コーヒーというとなんかチョコレートっぽい味がするのですが、スターバックスなどではいつもの味ですね。こちらはむしろアイスミルクティーが多いようです。とりとめもなく、香港生活の感想をまとめてみました。香港に行かれる際には参考にして下さい。

2007. 9. 21. Fri
 今日も一日学会です。今日の収穫は、大勢の先生方とお近づきになれたこと。夕方、Gala dinnerがJumbo Kingdamという船上レストランで開催されました。多くの著明な乳癌専門の先生方とお話しが出来、大変有意義でした。特に、Dr. LeongにはBSI入会のスポンサーにもなってくれると約束して下さいました。4月のニューヨークが楽しみです。これで今回の仕事の90%を達成したところで、あと明日1日を残すのみ。帰ったら、引っ越しの支度と次のソウルと天津の準備をしなければならない。魔の10月が目の前に迫っています。どうしよう。

2007. 9. 20. Thu
 ついに、シンポジウムでの発表とFree Paper Sessionの座長の仕事を無事終えました。今回は、乳腺内視鏡手術の発表をしたのですが、またまた大好評で、韓国や台湾の先生から是非日本に行って内視鏡手術を勉強させて欲しいとか、共同研究をしましょうとか、大変有意義でした。また、座長の方は初の国際学会での座長ですが、恙なく進行でき、大興奮です。またまた仕切り屋の本性が出てきたような気がします。海外の著明な先生方を前に司会をするのは良いものですね。これを機に病みつきになりそう。
 今回の香港は、前回とは一転して観光をせず、町に溶け込むことを考えています。すべて足と電車、バスに乗ります。今日は海洋公園から中環までバスに乗り、初めてトラムに乗りました。大昔のおもちゃみたいな2階建ての路面電車で、冷房もありませんが、2階は風が心地よいし、眺めも良いし、最高です。しかし、ちょっと遅すぎますが。まるで町が古い遊園地のようなんです。何と楽しそう。今日も例によって、夕食は決して高級中華ではなく、町中の食堂をねらって訳の分からないメニューから漢字から類推して注文しています。漢字文化は良いですね。1食21ドル(360円)~今日はちょっと贅沢して48ドル(820円)で満腹です。今日は海鮮のそばでした。でも、ホテルやレストランだと200ドル(3400円)以上するのです。食材が違うでしょうが。また、毎日、香港人に溶け込む生活を努めています。毎夕、飲み物とスナックを買いに同じスーパーに通っているのですが、ついに今日、レジの人に話しかけられました。だから、中国語分からないって言っているのにって。香港は良いですね。なんかヨーロッパにはない親近感を感じます。

2007. 9. 19. Wed
 昨日、香港入りし、今日は発表と座長の準備をし、昼過ぎから、会場へ向けて出発しました。まず、ホテルのすぐ前の鰂魚河Quarry Bayから地下鉄に乗り、中環Centralまで行き、町をさ迷い、昼食(21ドル:360円)をとり、2階建てバス<70>に乗ったまでは予定通りだったのですが、停留所の案内が全くないのです。あっという間に終点の香港仔Aberdeenに到着してしまいました。ここからが苦難の始まりです。このあたりの地図は全くありません。会場付近のしかなく、現在位置が全く不明。黄竹坑という案内を頼りに歩くこと1時間以上、やっとの事で辿り着きました。汗だくで、足が熱を持って腫れていましたが、決して辛くはありませんでした。registrationをして、発表のスライドを提出し、会場内を案内してもらいました。21日夕にGala Dinnerが珍寶海鮮舫Jumbo Kingdamという船上レストランで行われます。今回の唯一の贅沢として参加することに決めました。楽しみ。帰りは、また大変。バスが来ない。北角行きが来たので乗り込みました。2階建ては良いですよ。眺めが良くて、良い観光です。北角フェリー埠頭から、またホテルまで歩きです。さすがに疲れた。

2007. 9. 18. Tue
 いよいよ旅立ちです。飛行機は全日空、台湾付近に台風がいるため、航路を避けて1時間ほど出発が遅れました。香港は2回目です。前回は観光をばっちりしたので、今回は歩き回りたいと思っています。慣れたもので、空港からはAirport Expressに乗り香港駅へ、Octopus Cardを購入し、中環から地下鉄で北角へ、ここまでは順調でしたが、ここからホテルが見あたらない。結局、タクシーに乗り(15ドル: 255円)、ホテルに到着しました。とりあえず、気を取り直して、町中に出て念願の食堂で鮮茄肉片蛋花湯飯(24ドル: 400円)なるものを食べました。不思議に甘いお粥でしたがまあまあで満腹になりました。この調子で挑戦を続けてみよう。

2007. 9. 17. Mon
 明日、香港に出発します。学会では、20日のFree Paper Session 2の座長を依頼されてしまいました。英語で座長とは、さらなるプレッシャーに見舞われております。英語の特訓の成果はいかがなものでしょうか。心配。

2007. 9. 11. Tue
 カナダからの帰国後、9月1日からの外来から、殺人的多忙を極め、バタバタしているうちに早いもので、香港へ出発1週間前となってしまいました。準備はまだまだです。困った。このところ外来は厳しすぎます。お待たせする患者様にも申し訳ないのですが、もう爆発寸前です。おそらく本院異動の10月末まで、この状態は改善する見込みがなさそうです。トホトホ。今は、香港行きだけが心の支えになっています。11月からは皆さんよろしくお願いします。

2007. 8. 29. Wed
 学会は、7:30から始まるので、急いで7:00にはホテルを出発して、センチネルリンパ節の微小転移についてのディベートに参加しました。発表は予定通り、緊張のため多少閊えましたが、恙なく終えました。表彰状をいただき、一安心です。帰りにおみやげを買い、帰国の支度をしなければ。名残惜しいですが、明日には出発です。仲間は、山に入ったり、ケベック・シティに行ったり、ニューヨークやボストンによって帰るそうですが、私はそのままトロント経由で帰国するのがもったいないような気がしています。もっと英会話の勉強をしなければ!9月のシンポジウムまでには何とかしたい。

2007. 8. 28. Tue
 2日目になり、疲れ気味です。ホテルはダウンタウンの反対側にあるので、学会場には距離があり、地下鉄で向かいます。朝は8:30から始まり、夕方までみっちりと発表を聞きました。Free Paper Sessionで加藤乳腺クリニックの加藤先生が乳腺内視鏡手術のQOLについて発表されておりました。唯一ですので嬉しかったのですが、お忙しいようで明日には帰国されるそうでした。夕方には、ジャパン・ナイトがハイアット・リージェンシー・ホテルで開催されました。ISWの総会長の北島先生や山川先生も出席され、2011年には横浜で開催される予定で、その時の会長渡辺先生達の挨拶もあり、盛り上がりました。いよいよ明日、発表を控え、緊張が高まります。寝ないで頑張ろうなどと思っていたのですが、ホテルに着いた後、すぐに熟睡し、目が覚めたら5:30になっていました。

2007. 8. 27. Mon
 今日はBSIのPostgraduate Courseがあり、朝から夕方まで学会場に缶詰でした。論文では知っていた有名な先生方がつきっきりになり、激しい質問が飛んでいました。残念なのは日本人が1人もおらず、香港やインドの方が頑張っていました。未だに時差に身体がなれておらず、日本時間の夜、つまりこちらの昼過ぎになると睡魔が襲ってきます。ホテルに18:00に着いて、熟睡してしまい、夕食を食べ損なってしまいました。

2007. 8. 26. Sun
 いよいよISW2007開催です。レジストレーションを済ませ、オープンセレモニーが派手に開催されました。一番歴史の古い学会で、世界の著明な名医達が会員に名を連ねていました。今回はAwardを受けているので、いつもになく緊張が高まります。出番は29日でまだ先ですが。次回は、2年後にオーストリアのアデレードだそうです。パーティー後、ジャック・カルティエ広場のレストランに我グループが集合して、これからの活躍を確かめました。

2007. 8. 25. Sat
 モントリオールを歩いて見物しました。曇りのうちは良いのですが、日が差すととても暑い。ダウンタウンから回りました。世界の女王マリア聖堂はバチカンのサンピエトロ寺院にそっくりで、天蓋などはすばらしいと感動したのですが、1/4のレプリカだそうです。そんなことあるんだ。そのほかにも多くの古い建物が多く、高いビルの間に誇り高く立っていました。しかし、ほとんど道路を歩いている人がいないのに、ビルの中にはいると何処も大勢の人が集っているのは不思議でした。旧市街に来ると様子は変わり、道や公園に人があふれ、一転して観光地の雰囲気を出しています。ノートルダム寺院、ジャック・カルティエ広場は賑わい、馬車の観光もあります。旧裁判所前では3組も結婚式の記念写真をとっていました。のどかですね。帰りは地下鉄に乗ってみました。始めに切符を改札機に入れると戻ってこないので、何処まで乗っても運賃は同じなんですね。

2007. 8. 24. Fri
 本日は、滝見物。テーブルロックで記念撮影をとりまくった後、Maid of the Mistという船に乗り、全身に青色のカッパを着て、滝壺に向かいました。水しぶきと霧がすごく。全く前が見えない状況もありました。この水量はすさまじいものがあります。その後、ナイアガラ河の上流から下流まで見物し、十分にナイアガラを堪能できました。その日のうちにモントリオールへの飛行機に乗り、ホテルにたどり着いたのが22:00になっていました。カナダは最高気温が25℃で秋のような気候だとばかり思っていましたが、暑い!30℃にも上がり、湿気もあってとても暑い。これでは日本と変わらない?汗だくでした。クーラーのあるところで涼んでいたい気分です。

2007. 8. 23. Thu
 いよいよ出発です。17:05発エアカナダAC002トロント行きです。機体はB777と新型で、座席もゆったりとしていましたが、なんせ12時間は長いです。出発までが長かったせいか、疲れが溜まり、飛行機が離陸したのも分からず寝入っていました。トロントからエアバスに乗り換え、ナイガラフォールまで約2時間、遠いです。ホテルはナイアガラ・カナダ滝を真正面にみられるすばらしい眺めの部屋で、ジャグジーつきの風呂に入りながら雄大な大瀑布を楽しめます。なんと贅沢。夜はカジノのある繁華街まで散歩してライブ演奏をしていたヒルトンホテルで夕食をとりました。時差は-13時間で、ほぼ昼夜が逆さまです。

2007. 8. 21. Tue
 今日は何と言っても、外来の混雑ですね。受診者数が今までの記録よりもさらに10名以上多く、記録更新78名です。皆様にはお待たせしまして大変申し訳ありませんでした。診察が終わったのはすでに19:45、完全消耗状態でした。その後、当直先へ急ぎましたが、大遅刻です。そのまま熟睡ですが、すぐに急患で起こされました。また、明日も頑張ろう。これから、10月いっぱいまでこの調子が続きそうですので怖いような気がしますが、出来るだけ多くの方にスムーズに千駄木へ移行していただけるよう願っています。明日も外来がありますが、終わればいよいよカナダへ出発です。準備は全く整っていませんが、何とかなるでしょう。旅の様子はまたこちらでお知らせいたしますので、ご期待下さい。

2007. 8. 18. Sat
 香港への出発が早まったため、18日(火)を休診にさせていただきます。18日に診察予約をされていた方には大変申し訳ありませんが、できれば25日(火)に変更させていただけますようお願いします。

2007. 8. 14. Tue
 いつの間にか5周年を迎えたのですね。おめでたいことですが、何か記念すべき事をしたいですね。ご意見・ご希望がありましたら、ご連絡下さい。まずは、ご希望がありました、私の予定を掲載することにしました。ご参考にして下さい。ところで、11月に本院への移転があるため、9月で武蔵小杉での手術を終了します。すでに予約・予定された方で一杯となりましたので、特別の場合を除き、以後は11月から本院での手術となります。まだまだ乳腺内視鏡手術をご希望の方には融通しますので、早めにご来院下さい。

2007. 8. 7. Tue
 今日も殺人的な外来でした。この先不安です。ここで、嬉しいお知らせがありました。9月20日から香港で開催されるアジア乳癌学会ABCSで私の演題がシンポジウムに選出されました。快挙です!が、壇上で、英語で、討論するの?困った・・・。頑張らねば。突然ネイティブばりにしゃべれるようになれるものでしょうか。でも、大丈夫。何とかなるでしょう。喜ばしいのは喜ばしいのです!

2007. 8. 5. Sun
 本日、HP来訪者が740,000名を超えました。このところ、外来受診者が今までになく多く集まっているため、お待たせしてご迷惑をおかけしています。特に新患が多く、予約の方を圧迫している状態です。昨日の外来診察が終わったのは7時すぎていました。7月末に乳腺担当の貴重な戦力を失ってから忙しさが倍増です。何とかしなくてはと思いますが、本院への異動準備もあり、モントリオールの支度もあり、てんやわんやです。

2007. 7. 22. Sun
 マンモトーム生検を実施しています。傷もほとんど目立たず、内出血も少なく、安全に施行可能です。より多くの方にも実施して確実な診断を目指していきます。ところで、ついにハリーポッターが発売されましたね。すでに自宅には届いているようなのですが、現在当直中ですので読めません。一体どうなったのでしょうね。ハリーの運命はいかに。
 乳房切除後、平坦になった胸壁に人工乳房を接着することによる乳房再建をする方法があります。年々技術が向上し、本物と見間違うほどの人工乳房も作られるようになってきました。まりさんより、人工乳房について見学に行った際の感想をいただきました。「友の部屋」にUPいたしましたので、ご覧下さい。手軽なものですと、アモエナがあり、5万円程度で手に入りますが、まりさんの見学されたようなより本物に近いタイプのものはどうしても高額になってしまいます。

2007. 7. 17. Tue
 ハリー・ポッター第5作の映画を観に行ってきました。シリウスの最期はあっけなかったけれども、全体に良くできていて、傑作です。なかでも後半の戦闘シーンは圧巻です。話の内容からも暗くなってきてしまいますが、これは仕方ないですね。皆さん、これはお勧めです。まもなく、原作の最終刊第7作が発売となります。楽しみですね。ハリーには絶対に死んで欲しくないです。ハッピーエンド希望。

2007. 7. 10. Tue
 ようやく風邪が治ったようで、一安心です。本院への移転の件について、今までおかかりの患者さんにお伝えを始め、希望を募っております。早いもの順というわけではありませんが、出来る限り多くの方に今まで通り、私の外来を受診していただけるようになることを切に希望しています。

2007. 7. 3. Tue
 29日乳癌学会が盛大に開催されました。前年よりも遙かに多くの参加者があり、特に女性の多いことには驚かされました。医師以外の方も多いようでした。乳癌への関心が確実に広がっていることが伺われました。私は初日に発表を終え、学生さん達とおいしい寿司屋に行って打ち上げをしたのは良かったのですが、それまでの疲れが一挙に出たのか、翌日熱発し、立ち上がることが出来ない状態になってしまいました。身体が弱くなったのか、無理しすぎなのか、このところ体調を崩すことが多くなったような気がします。でも、日曜のコアセミナーには出席できるまで回復しました。まだ、咳は続いており、声もおかしいので、今日の外来では大変ご迷惑をおかけしたと思います。申し訳ありません。
 さて、月日が経つのは早いもので、次はいよいよモントリオールです。すでに、飛行機・ホテル・ツアーの予約を済ませましたので、余裕ですね。ただ、夏休みと言うこともあり、旅行費が高くついたのが難点です。

2007. 6. 26. Tue
 いよいよ第15回日本乳癌学会総会が29日(金)・30日(土)に開催されます。センチネルリンパ節生検も多くの施設から報告があり、3D-CTリンパ管造影も6施設が報告しています。私もその中で発表いたします。新しい情報が得られましたら、またこちらでお知らせいたしますので、ご期待下さい。

2007. 6. 23. Sat
 このところ、手術希望者が増えております。診療案内で現在の予約状況をお知らせすることにしておりますで、ご確認下さい。もちろん緊急を要するような方には、何とか早く入れられるように努力いたしますので、ご心配なく。

2007. 6. 22. Fri
 好評をいただいておりますリハビリ体操のビデオですが、ご要望に応えてサイズを大きくしました。接続環境の良い方は、より見やすくなったと思います。是非ご利用下さい。尚、パスワードが必要ですので、ご覧になる方は一度メールを送って下さい。

2007. 6. 19. Tue
 乳腺内視鏡手術をさらに向上させるために新たなる手法を開発しました。従来、乳輪縁にも傷をつける場合がありましたが、全ての操作を腋窩の小切開2.5cmから出来るようになりました。腫瘍が乳房内のどの位置にあっても手術可能です。今まで以上に満足が得られるように工夫を凝らしましたので、ご期待下さい。皆様からのお問い合わせをお待ちしています。

2007. 6. 17. Sun
 本日、HP来訪者が730,000名を超えました。ここのところスローペースですので、もっと力を入れてHPの改装をしていかないといけませんね。頑張らないと。11月からは、このHPが頼りになりますので、皆様により受け入れられる情報と交流の場を提供していきたいと思います。よろしくお願いします。

2007. 6. 14. Thu
 日本臨床 増刊号 「乳癌 基礎・臨床研究のアップデート」と言う本が出版されました。乳癌診療においての貴重な情報源となることを期待します。私も乳腺内視鏡手術について執筆しておりますので、是非、ご購入の上、ご覧下さいますようお願いします。医師向けですが、大変参考になるとても良い本だと思います。

2007. 6. 12. Tue
 10日、国際外科学会で発表いたしました。9割くらいは日本人ですが、使用言語は、もちろん全て英語です。でも今回の発表でいささか英語の自信が着いてきたような気がします。よし、これからも頑張ろう。雨が降ったりやんだりで不安定な天気でしたね。道路はオフシーズンで空いてました。終了次第、速攻で帰京することとなりました。ところで、インドで行われる予定のELSAに出席する予定でしたら、世情不安のため、やはり取り止めるのが無難でしょうね。残念です。では、次はモントリオールで開催されるISW2007となります。
 ここで、ご報告があります。日本医科大学本院への異動が、11月1日にほぼ決まりました。これからは今までになく、乳腺内視鏡手術に力を入れて頑張っていきます。近隣の方だけではなく、遠方の方にも利便をはかり受け入れていきますので、是非ご希望の方はいらっしゃってください。また、今まで武蔵小杉病院でお掛かりの方も引き続き本院で診察させていただきます。手続きは10月に行う予定ですので、ご遠慮なく申し出てください。また、しばらくの間、武蔵小杉病院でマンモグラフィがとれず、ご迷惑をおかけしましたが、ようやく新しい器械が稼働し始めました。最新のデジタルマンモグラフィですので、満足していただけると思います。お待ちの方はいらっしゃって下さい。

2007. 6. 9. Sat
 再び、始発ののぞみに乗り、京都入りしました。実は、今日発表のつもりで意気込んで学会場に乗り込んだのですが、私の勘違いで、発表は明日でした。と言うわけで、何故か足は宇治の方に向かってしまいました。大雨のあと、快晴となり、三室戸寺のあじさいは今、5分咲きでしたが、元気良さそうでした。世界遺産 宇治上神社、平等院を訪れましが、平等院は改修中で中に入れませんでした。参道で三星園上林三入本店に立ち寄り、宇治金時を食べました。抹茶の粉がたっぷり掛かり、抹茶ざんまい、粉粉、ジャリジャリ、とういうかすばらしい体験でした。つまり、美味い。宇治茶の歴史などたっぷりと聞き、資料室も拝見させていただきました。本物の宇治茶は希少価値なのだ。

2007. 6. 5. Tue
 31日は朝4:00起きで、6:00始発ののぞみに乗り、名古屋へ向かいました。8:00には、会場の東急ホテルに到着しました。開催されたのは日本内分泌外科学会です。私の出番は、2番目8:38でした。朝早かったためhyperの状態で、あっという間に終えた感じでした。お昼は、教授と教室の同僚達と一緒に、熱田の蓬莱軒本店に行き、ひつまぶしをいただきました。本家本元のひつまぶしは初めてです。うまかった。ただの鰻丼よりも楽しめて良いですね。ファンになりました。実は、名古屋は地元なのですが、ひつまぶしにはあまりなじみがなく、東京に出てきてから耳にするようになりました。熱田神宮を散策した後、会場に戻りました。この旅で、これからのやる気が生まれてきました。頑張れば報われる、と信じて頑張っていこうと改めて誓いました。次は、9日・10日と京都で国際外科学会が開催されます。準備万端です。また何かを掴めることを期待して行って参ります。あじさいを見てくる予定もあります。

2007. 5. 27. Sun
 31日から日本内分泌外科学会が名古屋で開催されます。初日早朝からの発表でちょっと大変です。8月にインド・ハイデラバードでELSA2007(アジア内視鏡外科学会)が開催される予定なのですが、最近テロの噂が流れ、とても心配しています。サラエボの弾痕を思い出し、逃げ回る夢まで見てしまいました。すでに申し込みを済ませてしまっているので、引くに引けず困っています。何か情報がありましたら教えてください。
 ところで、28日よりマンモグラフィの準備が整い、検査を再開できる予定でしたが、どうやら遅れています。1~2週間程度の遅れが見込まれますので、ご容赦下さい。

2007. 5. 15. Tue
 NHKサイエンスZEROを観まして、感慨に浸りました。今までに知られている物質以外に5倍以上の質量を持つ未知の暗黒物質が存在します。さらに17倍以上の謎の暗黒エネルギーが存在するらしいのです。つまり、我々の知る物質は全体のほんの4%程度にすぎないのです。何でも科学で説明できるような気になっている現代人のなんと儚いことか。かつてより私は、超能力でも実際に病気を治すことができるのなら、それはすばらしいことで、是非取り入れたいものだと思っています。かといって客観的に評価できないと認めるわけにはいかないので、何とか評価方法を考える必要があるでしょう。未知の力があるはずです。今は飛躍的な第1歩を探しています。

2007. 5. 8. Tue
 今日9:30頃、新丸子駅前の「茶月」に強盗が押し入り、店長らの手足を縛り、現金およそ4万円を奪い逃走したそうです。身近でこの様な事件が起こるとは、怖い世の中になりましたね。まじめに働いている人が報われる世界になることを希望します。ところで、連休があっという間に終わってしまいましたが、いかがお過ごしでしたか。サラエボ遠征の余波のためかほとんど何も出来ずに過ぎてしまいました。今日の外来は何故か空いてました。ほとんど待ち時間なくできました。当たり前?これから私は4つの演題登録を控え、締め切りに追われる日々になりそうです。

2007. 4. 30. Mon
 本日、HP来訪者が720,000名を超えました。サラエボ紀行いかがでしたでしょうか。もうちょっと懲りたかったのですが、この程度でご勘弁下さい。6月には、名古屋、京都、横浜で学会がありますので、その際にもご紹介いたします。ご期待下さい。ところで、このHPを充実させたいと思いますが、何かご意見がございましたらご提案下さい。お待ちしています。

2007. 4. 24. Tue
 今朝、サラエボから無事帰国いたしました。これから少しずつ旅日記を遡ってupしていきますので、ご期待下さい。とりあえず、疲れと時差ぼけで眠いので、詳細は後ほど。しかし、紙面でしか知ることの出来なかった世界的な大先生と直接お会いすることが出来、大感激の学会でした。来年のベルリンでのEBCC参加を誓ってきました。よし、次はインドとモントリオールだ。頑張ろう!

2007. 4. 23. Mon
 今日、帰国します。7:45発の飛行機なので、5:00起床して、5:30にはホテルを出発しました。タクシーがないのかホテルのおじさんが送ってくれました。感謝していたら、15KMとられました。サラエボ国際空港には5:45に到着したのですが、チェックインは6:30にしか始まらないとのこと。出国手続きなどもあるのに大丈夫なの?と思っていたが、チェックイン後はスムーズでした。おみやげはどうしようか。コーヒーがおいしかったので、ボスニアコーヒーを買うことにしました。いわゆる観光地の土産物というのはないのです。今度は、ウィーン(シュベヒャート空港)にトランジットが5時間もあるため、再びCATに乗り、市中心へ。ここで、実感。昨日までのSarajevo観光は一体何だったんだ!カルチャーショックです。やはり、Viennaは良いですよ。何から何までは荘厳で、すばらしい。駅からStadtpark公園を散策して、Johann Strauss II像など著明な音楽家の像が方々にあり、探しながら歩いているとアコーディオンが聞こえてきました。のどかなひとときで、ベンチでスタンドで買ったサンドイッチを食べて一休みです。次に、向かったのはMorzarthaus Viennaです。モーツアルトが約4年間住んでいた現存する唯一の住宅です。博物館となりモーツアルトの歴史を解説しながら見て回ります。その後は、狭い路地を抜けて出たとたんに、巨大な教会に出くわし驚嘆した。これが、St. Stephans churchです!絶句。巨大なことと、外壁に極めて多数の像やレリーフがあり、全体が美術品の固まりのような物です。また、周囲の広場にはカフェ・レストランのテーブルが並べられ、多くの人が食事をしていました。また、回転木馬やオルゴール、道化師のパフォーマンスがあり、遊園地のよう。観光用の馬車も多数あり、楽しみですね。教会の中に入るとミサが始まり、パイプオルガンの演奏や聖歌隊の歌を聴くことも出来ました。教会内の装飾もすばらしいですが、このオルガンをモーツアルトが弾いていたのですね。もうここで、時間一杯です。CATで空港へ戻り、ついに最後のフライトに乗りました。

2007. 4. 22. Sun
 今日は、市内観光。まずはタクシーでSkenderijaまで行き、ここから徒歩で回ります。ここは、以前オリンピックの屋内競技場となった施設で、現在もスポーツ競技が行われていますが、地下はショッピングセンターになっており、大勢の地元の人が子供連れで集まっていました。様々なモスクや教会を巡り、再び暗殺現場を通ったあと、今度は丘の上まで坂道を上り、昔の要塞の見晴らしに行きました。ここからの眺めは最高ですが、所々に白い新しい墓碑の集団があり、心痛める風景ですね。その後、カフェでイチゴケーキとコーヒーをいただきましたが、わずかに3KM(240円)です。多くのレストランの店先ではアイスクリームを売っていて、みんなアイスを食べながら歩いているので、私も。1KM(80円)なり。おみやげを探しましたが、絨毯の織物や錫製品などが名産らしいのですが、とくに土産物らしい物はありませんでした。

2007. 4. 21. Sat
 IBCM最終日です。今日も大勢の先生が登場しましたが、目玉はGoldhirsch先生です。さすがに貫禄のある存在感で、優しそうな先生でした。何時の日か仕事で関わっていけるようになることを祈りました。しかし、ネットにつなげられない状態が続くと不安ですね。ようやく大学のネットに接続でき、メールを見られるようになったのですが、迷惑メールを含めすでに160通のメールがある。日本語表示できないので、何のメールかも分からない。英文だけは見られるので、すこしだけ返信は出来ました。とにかく日本に帰らないとどうしようもない。自分のPCを持ってきているのに使えないのは辛いです。カンボジアでも使えたのに残念ですね。明日は一日freeになりますので、再び市内を歩き回りたいと思います。

2007. 4. 20. Fri
 今日は朝8:30から19:30まで、みっちりと一日中講演が続きましたが、各国の著明な先生方の熱弁に感動してあっという間に時間が過ぎました。お昼はランチバイキングで、ワインやウォッカも出ていました。夕食はHoliday Innでとりました。何がこの地方の料理か分からず、またイタリア料理となってしまいましたが。

2007. 4. 19. Thu
 いよいよIBCMの開幕です。会場の所在地も分からないので、とりあえずホテルで呼んでもらったタクシーに行き先を言い辿り着きました。National assemblyというのですが、外壁ははげ落ち、弾痕が生々しく残った建物です。前には国会議事堂がガラス張りで綺麗にできあがっていましたがまだ完成していないようです。Wikipediaをみるとこの建物が炎上している写真がUPされており、戦争の恐ろしさを感じました。会議場の中は外見と違い、非常に綺麗で豪華でした。私はポスター発表なので、受付をしたところ、女性スタッフが軽々と高いところまでポスターを貼付してくれました。なんだか自分が小さくなったような気分。講演は、あの有名なPiccart先生のお話しを聞くことができ、話の中にJapanとも言ってくれたので、大満足です。会場は超満員でした。日本人は私を含め、わずかに2人で、前から2列目中央席を陣取っておりました。夕方19:30、ポスターの筒とパソコンの入った重い鞄を抱えて、歩いてホテルに帰ったが、遠かった。

2007. 4. 18. Wed
 今日は1日フリーなので、市内観光をと思って、フロントで聞いても地図もパンフレットもない。ホテルがどの位置にあるのすら分からない。出発前にprint outした地図から推測して何とか駅まで辿り着き、Informationで地図を購入しました。そこで、得体の知れない地元のツアー案内に捕まり、市内観光を15ユーロで行うことになった。とりあえず、サラエボではユーロは使えず、KMに両替した。さらに郵便局で日本に電話できたので、ホットしました。ツアーと言っても全て徒歩。博物館から市内の寺院、教会など見て回り、約2時間。疲れた。市内の建物には未だに銃弾の穴が生々しく残っており、どうして治さないのか不思議で仕方がない状態です。崩れたままの建物や路面にも穴が空いています。路面電車があり便利そうです。ただ、これも20年、30年前の古いぼろぼろの車体です。フランツ・フェルディナンドの暗殺現場も観てきました。第1次世界大戦のきっかけとは大変なことですね。

2007. 4. 17. Tue
 IBCMに参加するため、早朝、成田空港に向かいました。まず驚いたことには、両替でなんと1ユーロが160円もするのです。ベルリンに行ったときには100円くらいでしたから、なんと6割も大損です。250ユーロで4万円近くもかかりました。今回は、ポスター発表で一枚刷りで作成したため、大きな筒状の荷物が軽いけど邪魔ですね。飛行機はオーストリア航空でウィーン(シュベヒャート空港)行き10:55発です。機内は、窓側席で、和食が出たり、快適でした。飛行時間は約11:30程度で、15:30頃(時差 -7時間)着きました。乗り換えに4時間もかかるので、CATを使ってVienna Mitteまで16分で行きました。路面電車Ringに乗って町を一周し、オペラ座からモーツアルト像や宮殿の公園Burggartenを散策してきましたが、これで時間一杯です。残念ながら空港に引き返し、20:05発、21:20ついにサラエボに着きました。入国審査後もう遅いので、すぐにホテルへタクシーで直行しました。ホテルはインターネットで予約したホテルイタリア。インターネットありとなっていたのにネット接続がない。ロビーに一台、古い富士通のPCがあるだけで、インターネットも28.8kbpsと10年前に戻った様な有様です。しかも日本語が表示できない!何故か大学のメールが見られない。Skypeも使えないわけで、困った。また、あまりうまく英語が通じないので、電話もつながらない。どうしよう。孤立した気分。部屋は広いけど、古ぼけて閑散としている。もう、寝るしかないね。

2007. 4. 12. Thu
 本日、日本外科学会で3D-CTリンパ管造影について、報告してきました。センチネルリンパ節に転移があっても次のリンパ節に転移がなければ腋窩郭清の省略が出来るのではないかとの報告です。さらに検討を加え、実現できるように頑張ります。この度、主任教授よりお許しを得ることが出来ましたので、このHPを大々的に宣伝し、さらに盛り上げていくことが可能になりました。また、10月には本院の日本医科大学病院(東京都文京区千駄木)に進出することが決まりました。武蔵小杉病院の方々には不自由をおかけいたしますが、私は今まで通り、何処に行っても皆様のことを一番に考えて診療を行っていますので、ご心配になさらないでください。これからは自由に最善の治療のために努力していきますので、ご期待下さい。まだ、先のことなので具体的な診療体制が決まっておりませんが、決まり次第、このHPでご連絡いたします。現在の診療案内を公開しますので、ご参考にしてください。

2007. 4. 10. Tue
 モントリオールの国際外科週間の論文はすでに投稿をすませ、明日、大阪に出発します。サラエボについての情報が全くありません。どなたかご存じの方は教えていただけませんでしょうか。発表よりも心配です。飛行機とホテルは確保しているのですが、交通機関や観光名所など前もって調べておきたいです。

2007. 4. 3. Tue
 この度晴れて講師になることが出来ました。これからも頑張っていこうと決意を新たにしました。論文のアクセプトの連絡が入り喜んでいるところに、8月のモントリオールの国際外科週間での優秀演題に選ばれた事が分かり、喜びが倍増です。さて、来週は外科学会で大阪です。さらに再来週はIBCMに出席のため、サラエボに出発します。ウィーン経由の飛行機で行きますが、少しは観光が出来ないでしょうかね。St.Gallenではリスク分類に変更はありませんが、前回、HER2過剰発現の人にはすべてハーセプチンを投与することが勧められています。これも問題なく認められました。

2007. 3. 27. Tue
 今年のSt.Gallenでは大きな治療方針の転換はなかった模様です。リスク分類表もそのままで、マイナーチェンジと言ったところでしょうか。詳細を検討してHP内に掲載いたします。

2007. 3. 20. Tue
 2年に1度の乳癌初期治療指針を検討する国際会議 St.Gallen が開催されています。新しい情報が入り次第、皆様にお知らせできるように情報収集をしています。もうしばらくお待ち下さい。私事ですが、4月1日に講師に昇進いたします。これからは、さらに活発に乳癌撲滅に向けて頑張っていきたいと思いますので、ご協力をお願いします。

2007. 3. 13. Tue
 風邪をこじらせ、未だに苦しんでいますが、少しは快方に向かっています。このところ、乳がん検診の運営委員会など続けてありましたが、検診受診率が6%程度ではやはり死亡率の減少にまではなかなか至りません。今の目標は10%を越えることですが、せめてアメリカ並みに70%を超える程になるのを目指していきましょう。皆さん、是非検診を受けましょう。我々は頑張って、マンモグラフィの読影に励みます。

2007. 3. 10. Sat
 本日、HP来訪者が710,000名を越えました。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。

2007. 3. 6. Tue
 研究会終了後、4日には腰痛で身動きがとれなくなり、今日は風邪を引いてしまいました。気が抜けたのでしょうかね。Q&Aも回答が終了しましたので、これから復活です。さあ、次はサラエボへ向けて準備を整えています。

2007. 3. 4. Sun
 第19回吊り上げ法手術研究会を主催し忙しさを極めたため、しばらくの間、HPを休業しておりました。長い間、ご迷惑をおかけしました。これからは、HPを再開し、従来通り運営していきますので、よろしくお願いします。この間にご相談や相互リンクなどのお問い合わせに十分対応できなかったことをお詫び申し上げます。こうしているうちにこのHPも開設5周年を迎えていたのですね。この5年間にいろいろのことがありましたが、少しはこのHPがお役に立てたことがあるのではないかと思います。乳癌治療はこの5年で大きく変わってきました。乳腺内視鏡手術も徐々にではありますが、多くの方に知れ渡ってきています。私は、海外へ向けても広めていこうと頑張っていきますので、よろしくお願いします。

2007. 1. 27. Sat
 2月1日よりついに輸液療法室(化学療法)が始まるため、今まで外来化学療法で来院していた方の全員に説明をして、予約を入れたりするのに大変でした。始まってしまえば何とかなるものでしょうが。患者さんにしてみれば、ゆったりとした良い環境で点滴を受けられるようになり、朗報でしょう。

2007. 1. 22. Mon
 本日、HP来訪者が700,000名を越えました。3月2日に内視鏡手術の研究会を開催するための準備に追われており、なかなか対応が追いつかず、ご迷惑をおかけしております。何とか成功できるように頑張っていますので、応援してください。

2007. 1. 20. Sat
 研究会が迫ってきていて、少々焦り気味のこの頃です。今年も始まって早々から、乳癌患者さんが多く訪れ、手術予定が2月一杯入りました。この調子でいくと、昨年の記録を更新できそうですね。2月には、学会でカンボジアのアンコール・ワット遺跡に行きます。情報をお待ちしています。

2007. 1. 1. Mon
 あけましておめでとうございます。今年は、昨年以上に忙しい年になりますが、このHPもさらに充実させていきますので、よろしくお願いします。皆さん、検診を受けましょう。万が一、乳癌になろうとも、早期発見でき、治る病気です。気になったら早く病院に行って診察を受けましょう。

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