香川県でコウノトリを見つけたら

 

2010年2月、香川県でコウノトリを観察した、との報道がありました。

皆さんの身近な場所に渡来することがあります。

そこで、皆さんがコウノトリを見つけたら、ぜひ下記の点にご注意ください。

 

INDEX〕

●コウノトリの生活と、地元の方の生活を最優先する。

●安易に情報を広めない。

●写真・ビデオ撮影を優先しない。

●「記録」は報告する。

●コウノトリの生活と、地元の方の生活を最優先する。

 

むやみに近づいたり、騒いだりすると、コウノトリが休めずに体力を消耗したり、逃げたりします。

また、大勢の人間が集まると、地元の方の生活に悪影響がでます。

そこで、次のようなことにご注意ください。

 【地元の方の生活を守るために】 野鳥観察者・撮影者は、マナーを守りましょう!!

・通行の邪魔になるような駐停車をしない。

・地元の方の通行を邪魔しない。

・道路をふさぐような観察・撮影はしない。

・ゴミを捨てない。

・田畑に入ったり、畦道を歩き回らない。

【コウノトリのために】 

・むやみに近づいたり、追いかけない。

・大きな声をださない。

餌を与えない。(安易に餌を与えると、栄養が偏ったり、人を恐れなくなって思わぬ事故に繋がりかねません。)

 

●安易に情報を広めない。

 マスコミで報道されたりすると、思いがけない人数が集まることがあります。

そのため、地元の方が困ったり、コウノトリが逃げる可能性があります。

 マスコミに積極的に連絡する必要はありません。

  

●写真・ビデオ撮影を優先しない。

 記録のためなら写真は数枚でよく、むしろ観察メモが重要です。

 ところが、「記録のため」と言って、毎日写真をとったりビデオをとる方がいます。

しかしこれらの「記録」が、きちんと学会誌等に報告されることはめったにありません。

 記録のためなら、遠くから観察しましょう。

 撮影に執着すると、ついつい追いかけるようになりますので、ご注意ください。

 

●「記録」は報告する。

 いつ・どこで・何羽いたかという記録は、コウノトリの保護に役立つ情報となります。

 ぜひ、本会にご連絡ください。

 なお、特にマスコミを通じて保護を訴えなければならないような場合でない限りは、

本会からマスコミへの情報提供は原則として行いません。

 

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