刀幣(剪首刀(せんしゅとう))
春秋時代晩期から戦国時代中期に「燕」で流通していた小型尖首刀の刀首部分を剪去し、「斉」で流通 した貨幣です。 ただし、どこで剪去したのか、いつから「斉」にて流通する様になったのかは現在明らかになって いません。
剪首刀は小型尖首刀を首部先端部より刀背に向かって直線に剪去したもので、更に剪去した物も僅かに 存在します。
※現品画像がありませんので、概念図として参照して下さい。
剪断面は必ず直線的になっており、鋸状等の変形した形状は無い様です。また、剪去部分は必ず刀首部 先端部より行なわれている様です。
剪首刀の面文は、小型尖首刀の面文の中より現在16種が知られています。
刀幣に戻る