3月3日 桃の節句


今日は快晴。おかあさんと2人で、猫柳を見に小板にいく。
広島北インター近くにあるスーパーで、手土産に桜餅を買う。広島北インターから中国縦貫道を西へ。相変わらず、車が少ない。戸河内インターを降りて、191号線を進むと、松原の峠を越えたあたりで、日陰に残雪が出現。

例のごとく、松原の交差点を過ぎると、残雪の量が多くなる。とはいえ、深入山もずいぶん雪が解けて、残雪の面積より、山肌の面積の方が広いぐらい。そろそろ恒例の山焼きの季節も近い。

廃校になった小学校の近くに出来た、「醍醐」という食堂兼民宿の店で遅い昼食を食べてから、見浦牧場へ。(写真は醍醐の前、国道191号線前の田んぼの様子)

手土産を広げて、話に花を咲かせていたら、なぜか窓のむこうを駆け抜ける牛の姿が目に留まる。

「脱走しとるぞー!」。なんと、牧場に放牧されていたはずの牛たちが大量脱走。全員総出で牛追いに。親父たちに追われて、家の前を牧場に向かって帰っていく牛たち。でも、せっかく脱走したんだから、何もせずに帰るのはしゃくだといわんばかりに、産室の中に入ったり、

花壇の中に入ったり。(家の2階から撮影)

いったん肥育牛舎方面に集めてから、牧場の入り口に引き返す。脱走時と違って、いかにもしぶしぶという感じで足取りは重い。

ようやく無事に全頭収容完了。ところで、これだけ沢山牛がいて、どうして全部の牛が帰ってきたかがわかるのか?親父に尋ねると、しんがりになる牛(遅刻の常習犯?)はいつも必ず決まっているのだそうだ。その牛が帰るのを確認すれば、すべての牛が帰ってきたことが確認できるんだって。面白いね。

川の中や川岸には、お目当ての猫柳。ぽわぽわの猫毛が太陽の光を浴びて、今年も春の到来を告げている。

家の前には、昔ながらのクロッカスが鮮やかな黄色い花を咲かせている。写真を撮ろうとおもったら、もう、本日の営業は終了してしまいました。

では、今日の牧場の仕事のワンシーン。

弟がショベルで牛の餌を運んでいるところ。ショベルの前に積まれているのは、去年の夏に作っておいたラップでぐるぐる巻きにされた牧草のロール。乳酸菌発酵しているので、冬の間中、くさらない。(作成方法はこちらを参照)

このロールは、家の前の平地に、こんな状態でずらっと並べて保存されている。冬の間の牛たちを養ったおかげで、その数はずいぶん減っていた。こんなところにも、春が近いのが感じられる。

ところで、あの子猫たちはどうなったかというと、こんなに大きくなってました。最近、前にいるキジが4日ほど家出していたのを、後ろのトラが迎えにいってつれて帰ってきたそうだ。どこに家出してたのかな?


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