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こっぺ、ナイアガラにいく の巻  2001.8.2426

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8月24日、快晴。今回はおにぎりに加えて発泡スチロールの箱+氷、飲み物と、万全の体制を整えて午後2:00アパートを出発。ナイアガラはここから450マイル(730km)。カーナビの予想所要時間は7時間弱。ボストンからシアトルまで続くI-90をひたすら西へ西へ西へ。Massachusetts州を出るところに、「LEAVE MASSACHUSETTS, COME BACK SOON」の案内標識。そんなに帰ってきてほしいのね。MassachusettsをでるとNew York州。ここからがとにかく長い。広大なとうもろこし畑や牧草地が点在する中をひたすら西へ。おかげでNew Yorkのイメージがすっかり変わってしまった。

進行方向はほとんど真西なので、西日がまぶしくて仕方がないのに、なかなか日がしずまない。8:00にようやく沈んでくれた。シカゴ発着の飛行機なのか、西の空にいくつもの飛行機が白い筋を引いていく。

ようやくアメリカ側 Niagara Fallsに到着。ここからRainbow Bridgeをわたる($2.50)とおなじみの料金所のような税関がある。入国審査を済ませて渡米以来2度目のカナダ入国。川沿いのNiagara Park wayにいくはずが、うっかり Victoria AVEにはいってしまい、川沿いに行こうとして曲がったところが、一番の繁華街Clifton Hill. CASINOの近くとあって、ものすごい人と派手なネオン。車が前にすすみゃしない。9:30 ようやくホテルにたどり着いた。

せっかくのナイアガラということで、ホテルは奮発して滝が見えるといううわさのMarriotto Fallsview。部屋は19階。部屋にはいって窓の外を見ると、眼下にはライトアップされたカナダ滝とアメリカ滝。写真ではちゃんとおみせできないのが残念。10時すぎには、アメリカ滝の前から花火も打ち上げられた。12:00ライトアップが終わったころをみはからってこの日は就寝。

Niagara Falls Marriott Falls view

8月25日、目をさますといきなり、朝のナイアガラ。画面ははめ込み合成ではありません。

CANADIAN HOSESHOW FALLS

こちらが幅675m、落差56mのカナダ滝(CANADIAN HOSESHOW FALLS)。手前がカナダ滝を一番近くで見られるTABLE ROCK。

 

AMERICAN FALLS

そしてこちらが、幅320m、落差58mのアメリカ滝(American Falls).    左に見えるのは昨日国境越えでわたってきたRainbow Bridge。

INCLINE RAILWAY

朝食をとったあと、まずは徒歩観光へ。ホテルをでると、快晴なのに霧雨が降っている。とおもったら、ここまで水しぶきが飛んできていた。まずはミノルタタワーに上る。でも、ホテルからの眺めとほとんど変わらず。あたりまえか。となりだもんな。次はやっぱりTABLE ROCKでしょう。階段つかっておりるのかとおもったら、ホテルの裏にケーブルカー(Incline RailWay)の駅。片道1 カナダドル。こりゃらくちん。

TABLE ROCK

滝の水がまさに落ちているところ。大迫力。水しぶきのほうも、はんぱじゃない。

付近を一回りしたら、水しぶきでこのありさま。しかもレンズに水滴がつきまくって、こんな写真になっちゃった、、、

WHIRL POOL

ホテルに帰って着替えてから、いよいよ車でナイアガラめぐり。ここから川沿いにつづくNiagara Park Wayを下っていく。
下流にいくと、ナイアガラの激流が削り取ってできたWhirl Pool がある。上流から流れてきた激流がここで渦をまき、流れのスピードを落として左手下の下流に流れていく。真中のケーブルは、NIAGARA SPANISH AERO CARというロープウェイツアー。でも高所恐怖症だからパスね。

 

Butterfly Conservatory

さらに下流に下ると、Botanical Garden という花いっぱいの公園がある。ここは園芸学校の実習場らしい。その中に2000羽の蝶が群れ飛ぶButterfly Concervatoryがある。温室みたいなところにきれいな色の蝶がたくさんいる。だけど、昆虫が群れているのはあんまり気持ちいいものではないかも。

FORT GEORGE

気をとりなおしてさらに下流へ。河の両側の断崖がおわると、ワイナリーの点在する田園地帯Niagara-on-the-Lakeという街に入る。ワイナリーを探していたら、フォートジョージについてしまったので、とりあえずそこを見学。ここは、17世紀末アメリカとイギリスが戦争したときのイギリス軍の砦。当時の武器や将校の部屋、火薬庫、牢屋まである。今の戦争から考えると、戦争までのんびりしている感じ。

LAKE ONTARIO

ここまできたら、オンタリオ湖をおがまなくっちゃ、というわけで、Niagara-on-the-LakeのはしにあるRYERSON PARKという小さな公園でオンタリオ湖の湖岸に下りる。どう見たって海だろ、っていうぐらい広いけど、水はしょっぱくなかったよ。おとーさんの頭の右側にかすかに対岸のトロントの町が写っている。

WINEARY

もときた道を戻って、さっき行きそびれてしまったワイナリーへ。延々とつづくぶどう畑は棚ではなく柵につるを這わせて作っている。

GREAT  GORGE ADVENTURE

ナイアガラの滝とWhirl poolの間に位置している。滝を流れ下ってきた水は、川幅の狭いここではものすごい激流となって一気に下流にくだっていく。昔はここをたるに入って下った命知らずの冒険野郎もいたらしい。

 

夕食はおとーさんのお気に入りの店、Tony Roma'sで。西海岸への出張で味をしめたんだけど、東海岸にはなくて残念な思いをしていたのに、ホテルのまん前がなんとTony Roma's.。おいしいRIBを堪能しました。

アメリカ滝正面

夕食後、今度はアメリカ滝の前を散歩。カナダ滝は水煙がすごいので、ライトアップがしにくいらしく、夜景はアメリカ滝に軍配。

 

8月26日。Tony Roma'sで朝食。隣のテーブルのアメリカ人のミドルカップルが、ビュッフェスタイルの食事を何度も何度もお替りしてばくばくたべてるのに圧倒されました。ホテルをチェックアウトして、税金の払い戻しがうけられるというDUTY FREE SHOPへ。すごい込みよう。何とか駐車場に滑り込むと、払い戻しだけならこの紙に書いて送って、って紙をわたされて、そのまま駐車場の外へ。それならそうといっておいてほしかったな。

RAINBOW BRIDGE

再びRainbow Bridgeをわたってアメリカへ。橋の上は週末をナイアガラで過ごした車で大渋滞。今日は風がすごく強くて、橋の上の旗が上にたなびいているのにびっくり。

MAID OF THE MIST

税関を通ってすぐのParkingに駐車し、「ここまできたら、滝の下からも見たいよね」というわけでMAID OF THE MISTに挑戦。これは、船で滝のすぐ近くまでいって帰ってくるというもの。橋のすぐ近くにあるOBSERVATION TOWERのエレベータにのって、MAID OF THE MISTの船着場へ。MAID OF THE MISTはカナダ側からもアメリカ側からも船がでてるけど、カナダ側のほうが人気とあって、こちら側はすいている。船にのると、ビニールのカッパが渡されるけど、これがただのビニール袋と変わらないような代物。こんなカッパで役にたつのか?
カッパをきこんでいざ出航。まずはアメリカ滝の前を通過。下から見るとアメリカ滝もなかなかの迫力。右手前に見えるのは、風の洞窟ツアーの順路。

いよいよ船はカナダ滝の正面へ。ここまでくると、強烈な水しぶきで撮影が困難に。船の運転席の陰に隠れて何とかカナダ滝を下から見た図の撮影に成功。写っててよかった。。。

落差56メートルの水しぶきの大迫力。水しぶきと強風で,もう何も見えません。

というわけで、この旅2度目のぬれねずみ。カッパのフードは半ちぎれ、ズボンをまくっても効果なし。替靴を準備してこなかったのが大失敗。

PROSPECT POINT

不公平にならないように、アメリカ滝の水際の姿もご紹介。あの水しぶきのあとだと、静かな流れに見えるでしょ。

PEDESTRIAN BRIDGE

ここはアメリカ滝の上流。カナダ滝の上流の緩やかな流れと違って、結構な急流。大木が流されて河の中にごろごろ。

このあと、昼ご飯を食べて、3:00にナイアガラをあとにした。あとはひたすら東へ走るのみ。カーナビの予想通り、10:17にようやくアパートに到着。またしても Great Outdoorsな旅で、おなかいっぱいです。


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