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4月27日〜5月11日 2度目の渡米


有給休暇も復活、仕事も何とか休めるぐらいにけりをつけて、2度目のアメリカに行ってきました。


4月26日(金)

荷造りが進んでいなかったので、早めに帰って怒涛の荷造り。本、ビデオ、食料品で今回も30kgの大荷物。


4月27日(土)

朝6:50家を出発。おかーさんと一緒にタクシーで中筋、リムジンバスで広島空港へ。9:05のJALで羽田へ。連休初日、遊びに出かける人でディズニーランド行きのバス乗り場は大盛況。それを横目で見ながら、がらすきのリムジンバスで成田へ。昼過ぎに到着。AA5:20発、サンノゼ行きのチェックインはまだ始まっていないので、荷物を預かり所に預けて成田探検。そうだ、今日は、例のネットナビ6月号の発売日。本屋で探すとあったあった。さて、0カメは載っているかなーと探したら、ほんとに載ってました。でもこんなちっちゃいの。

お昼を食べて2時ごろ、チェックインカウンターも開いたので、一万円をドルに換金し(たった75$)、荷物を引き取ってからAAのカウンターへ。カウンター前のチェックインで、「荷物調べさせてくださいね」と引き止められた。スーツケースのベルトを頑丈に締めすぎていたので、なかなか解けず、数分間の悪戦苦闘の末、なんとか開けるのに成功。あけたらびっくり、食い物ぎっしり、ちょっと恥ずかしいぞ。

チェックインを済ませて、登場ゲートへ。ゲート近くの喫茶コーナーで時間をつぶす。近くの席で外人さんが、ラーメンやうどんを「ずるずる」じゃなくて、「もしゃもしゃ」食べてる。なんかすごくまずそう。外国で食事に苦労するのは、どこの人もいっしょだねぇ。

最後の携帯メールを打って、いよいよ出発。座席は25B。座っていると、見るからにカップルの若い外人さんが、私の隣と前の席に別れて座ろうとしている。隣の女性に、前の人はあなたのパートナーですか?と聞いたら、「Yes!」というので席を替わってあげました。そしたら、お礼に、とくれたのが、なぜか大福。

サンノゼまでは、約9時間のフライト。眼下にサンフランシスコと思われる大都市が見える。

サンフランシスコを過ぎてまもなく、サンノゼに到着。びっくりするほどこじんまりした到着ゲートで入国審査と税関検査。連絡バスにのって少し離れた国内線のターミナルに移動。また、セキュリティチェック。アメリカ国内のセキュリティは、前回に比べてかなり厳しくなっている。パソコンなどは袋から出して、トレーにのせないといけないし、上着も脱いでX線を通さないといけない。ゲートの向こうには、迷彩服を着て、機関銃を持った兵士が目を光らせている。本当は写真を撮っちゃいけないかもしれないんだけど、思わず証拠写真を撮ってしまいました。

現地時間12:40サンノゼを出発。サンノゼの景色は、ボストンと違って山がすぐ近くに見える。現地時間12:40(ボストン時間 3:40)サンノゼ出発。ボストンまで5時間半もかかる。アメリカって、ほんとに広いのねえ。

ボストン時間PM9時過ぎ、ボストン到着。荷物を受け取って、電話をかけようとおもったら、一番近くの電話は故障中。重い荷物をひきづって電話のある場所まで行き、教えてもらっていたプリペイドカード方式で電話をかけようと思ったら、サンノゼでの長電話がたたって、つながったとたんに料金切れ。向こうの声は聞こえるけど、こちらの声は聞こえないみたい。もう一度かけたら、クレジットカードを使うかとかいろいろ聞くので、あきらめてコインでかけようとしたら、75セントの手持ちがない。コインに崩すなんて、どこでできるんだろう?informationの人に、「コインをもってないけど、電話をかけたい。」といったら、地上電話か携帯電話かと聞かれた。携帯電話だといったら、それならコインはいらないとのこと。これはいいことを聞きました。ようやく電話をかけるのに成功。おとーさんは、手荷物受取所に到着してました。久しぶり。元気そうだね。車で懐かしいアパートへ。11時前(日本時間AM10時前)、日本の家を出てから27時間ようやく到着。無事ついて、よかったよかった。


4月28日(日) 曇り

ばてばてで昼まで寝てしまった。広島よりまだ春は浅く、肌寒い。前回は見るもの聞くものすべて目新しいものばかりで、気づかれしちゃったけど、今回はなんだか懐かしい感じ。ところで、この日は何をやったんだっけ??


4月29日(月) 雨

あいにくの雨模様。おとーさんは会社。引越しに備えて、台所の掃除、洗濯などをしてすごす。アパートの前にある、ひめりんごのようなピンクの花が満開。

おなじみのリスも出現して、芝生の中に何かを隠している模様。それとも、探しているのかな?

夕方、以前、折り紙を折って送ってあげた、会社の同僚Davidさん宅へ。家族全員で出迎えてくれた。娘2人Alison と Laura はまるで、人形のようにかわいい。

成田空港で買った、木のこけしのキーホルダーをあげると、かばんにじゃらじゃらぶら下がっているキーホルダー群の仲間にしてくれました。

そのあと、2人が2階のLauraの部屋に案内してくれた。ドアにテープでずらっと貼られているのは、以前送った折り紙作品の数々。うれしい。気に入ってくれてたのね。

夕食は、鳥の丸焼き。Davidが電動ナイフを使って、らくらくカット。あのナイフ、ちょっとほしかったりする。

地下室には、フロアいっぱいに、David自慢のコレクション。列車模型の街。

全部動く。列車が走るのはもちろんのこと、蒸気機関車は煙を吐きながら走るし、ミルクの缶を降ろす(投げ飛ばす?)、フォークリフトがドラム缶を積み込む、列車から馬が乗り降りする。馬の下にはブラシがついていて、振動させると、前に進むという仕掛け。いやー。楽しい。見事なもんだ。

Laura はバイオリンを弾いて聞かせてくれた。

その後、アイスクリームとAlison お手製のチョコチップクッキーのデザートタイム。Alisonはテーブル手品を披露してくれました。

持参の折り紙の本をLaura と二人でめくりながら、これなんだ?をやったところ、ほとんど正解。折り紙の造形は、世界で通用するらしい。英語でなんていうのかわからないものを教えてもらった、磯巾着はなんとアネモネなんだそうだ。何か折ろうか、といったら、家と木を作りたいって。私が折るのを見るだけで、見事に折って見せてくれました。うーん、器用。Laura はできた家に早速ドアと窓を書いて完成させたけど、2階建てにするところが、アメリカっぽい。

そうこうしているうちに、そろそろ退散の時刻。記念にみんなで記念撮影。全員で撮りましょう、といつも携帯している超ミニ三脚を取り出すと、なかなか好評。Davidのカメラで、はいチーズ。

David家のみなさん、楽しいDinnerに招待してくれてありがとう。


4月30日(火) 曇り

今日もおとーさんは会社。今日は風呂を掃除するぞー。掃除の合間にアメリカの草花でもとろうと、裏の森に散歩に出発。木々はまだ新緑が芽生えたばかり。

アパートの入り口のカエデは、なんだか変わった形の花をつけている。

アパートの前のトウモロコシ畑の淵には、黄色い花束のような花。名前がちっともわからないのが残念。

トウモロコシ畑の中に何か動いているな、とおもってよく見ると、ニルスの大冒険に出てくるCanadian Gooseの群れ。渡りの途中なのかな。

森の中に続く道に入ると、道端に直径3cmはあろうかという、巨大なイタドリの林。

林の中に、巨大なぜんまい。

赤い花が咲いているとおもったら、もみじの種によく似た種が房になっていた。

見たことがあるようなないような、不思議な形の白い小さい花。えーん、ぜんぜん名前がわかんないよー。

道を外れて、湖のほとりの林に入ってみると、散り積もった落ち葉がまるで分厚いじゅうたんのよう。

どの木々ものびのび、堂々と育っていて、見上げるとひっくり返ってしまいそう。

湖の周りはこんな感じ、まだ、春が浅すぎて、ほとんど花が咲いていない。

手もすっかり冷えてきたので、今日の探検は終了。
さて、明日はいよいよ引越し前日。がんばって荷造りしなきゃ。


5月1日(水) 曇

引越し前日。新しいアパートの鍵をもらって手続き。3階建ての3階。重いものを持ってあがるのはきついなあ。部屋に上がって、設備類、窓などをチェック。床がガコガコするところが一箇所。洗面所が詰まってる。こういうのって日本じゃあんまり考えられないけどね。

家に帰って、水周りの掃除の仕上げと、ダンボールへの箱詰め。ダンボールがなかなか面白い。箱には、部屋の名前がすでに印刷してあるんだけど、ベッドルームだけで4種類。さらに、ガレージに屋根裏部屋(ATTIC)まである。これが標準的なアメリカの家の構成なのね。

さらに、上になるほうのふたの部分は、2箇所切り離していない部分がある。ふたを閉めない場合に備えているのか。上下を間違えないようにしているのか。これはいいアイディアのような気がするなあ。

というのはおいといて、ひたすら箱詰め。夜中までかかって、30個の箱詰めを完了し、やっと就寝。明日は、8:30から引越しだ。


5月2日(木) 雨

あいにくの雨。3階に荷物をもってあがるのは避けたいので、冷蔵庫の中身なども全部箱詰め。引越し屋さんが到着。体格のいいおじさん1人と、若い男の人2人。2時間弱で積み込み完了。そのまま直行するというので、われわれも後を追う。アパートについて、車の中で少し待っていたら、トラックが来た。さすがの屈強なアメリカ人も、3階はこたえるらしい。2時間ぐらいで搬入完了。引越し屋さんが帰ってから、旧アパートの片付けの仕上げ。いくつか用事をすませて新アパートに戻り、荷物の開封。台所は私、ほかはおとーさんが担当。ケーブルテレビ、電話を接続。DSLがないのが不自由。洗濯機+乾燥機は明日11:00から1:00の間に届くらしい。明日、カナダに行こうという話もあったが、こんなにめろめろにつかれてるんじゃ、明日出発は無理だな。風呂を使っていたら途中でお湯が出なくなった。部屋についてあるタンクにためてある分がなくなると、しばらくお湯が出ないらしい。


5月3日(金) 

洗濯機+乾燥機が届く。洗濯機の上に乾燥機がついたでかい代物。どうやって運ぶのかとおもったら、searsの人が2人でなんだか楽そうに運んできた。よくみると、2人とも背負い紐みたいなのを背中にかけていて、それから出た紐が洗濯機の下を通っている。なるほど、これはいい方法だ。早速取り付け。鼻歌なんか歌いながら上機嫌でやっている。大丈夫なんかな?

早速テスト運転。終わったのがわかるし、乾燥は低温でできるし。前のアパートの共同コインランドリーに比べると格段に便利。

夜、ずっと懸案になっていた、カメラの絞りを絞ると被写界深度が深くなる理由を、おとーさんに解説してもらい、何とか記事完成。これで夜、安心してねむれるぞ。


5月4日(土)〜5月8日(水) 

カナダのおばちゃんちへドライブ。(くわしくはこちら


5月9日(木)

帰国前日。早いなあ。

昨日、カナダから帰ってみると、部屋にメンテナンスのおじさんの書置きが。留守中に洗濯機でトラブルがあったらしい。朝、アパートに連絡してメンテナンスのおじさんに来てもらった。洗濯機の水の配管の取り付けが悪くて、バルブから水がもれ、下の階が水漏れで水浸しになったらしい。SEARSの兄ちゃん、ちゃんと仕事してよー。

洗濯機を動かして直したとメンテナンスのおじちゃんがいうので、何度も痛い目にあっているおとーさんは、念のため、乾燥機のパネルをあけてもらった。おとーさん、心配性だなーと思ってみてたら、乾燥機の排気管が外れている。やっぱしか、、、。何とか復活させて、洗濯開始。しかし、こっちでは、命に別状がなければOKとするぐらいの気構えでないと、やってられないかも。

車でおとーさんの会社へ。昨日は気づかなかったけど、数日カナダにいっている間にすっかり景色が春めいている。会社に到着。ハナミズキのハナが満開。

重要な会議中とかで、主要な人は会議室にこもっていたが、何人かの人に紹介してもらった。こっちの人はなんかみんなタフそう。

郵便局によって、CDを発送。郵便局も清算はデビットカードで。キャッシュバックもOK。うーん、相変わらず、便利。郵便チェックのため、旧アパートにもいってみる。ピンクの花はすっかり散っていて、不思議な形の花をつけていたカエデはすでに種になっていた。

夜は帰国に備えて荷造り。食料品、ビデオ、本など全部置いていくので、くるときと打って変わって、スーツケースはがらがら。


5月10日(金)

朝3:00起床。4:00出発。車で50.7mile南にある、Road Island州のTheodore Francis Green State AirPortへ。5:10空港へ到着。広島空港ぐらいのこじんまりした空港で、混雑もなく、らくらくチェックイン。搭乗機は6:10発のニューヨーク行き。前回は見送りの人も、出発ゲートまで入れてたんだけど、警備が強化されてからは、見送りはセキュリティチェックを通れない。おとーさんともここでお別れ。じゃあ、またね。今度は秋かな?

登場ゲートは、空港の一番端の1階。やけに小さい待合室。飛行機への通路は、地面に直接おかれていて、通路を抜けると、目の前に小さいプロペラ機と昇ったばかりの太陽。

1列たった3席しかない。飛行機というよりバスみたい。滑走路に出て加速を始めると、分解するんじゃないかと思うほどすごい振動と騒音。

何とか離陸して、眼下に見渡す限りの新緑の森や、どこまでも続く長い海岸線を見ながら、一路ニューヨークへ。

約1時間、家々の間隔が狭くなったと思ったら、まもなく、ニューヨークに到着。

到着ゲートから、国際線のターミナル8番へは、歩いていける距離。空港はあっちこっちが工事中で、8番ターミナルへの通路は、ベニヤの壁にトタン屋根。これが天下のJFK空港とはとても思えない。

出発時刻はAM11:50、まだ4時間も時間がある。別にすることもないので、ゲートまで行って暇をつぶすことに。セキュリティチェックで、電子機器でパンパンのリュックが引っかかり、荷物を広げさせられた。出発ゲート近くでお土産を買い、ユニクロのコートをかぶって、ひとねいり。と思ったら、2時間しか寝ていないこともあって、けっこう熟睡してしまった。

AM11時過ぎ、搭乗が始まる。搭乗口でまたもやセキュリティチェック。最初に私が呼ばれて、今までのなかで一番徹底してチェックされた。上着は脱がされ、体をセンサーで調べられた。脇で反応があるといわれたが、そりゃ、あんたブラのワイヤーですがな。さすがにこれは見せろといわれなくてよかった。靴も脱がされて確認。荷物検査も徹底していて、全部のポケットを入念にチェック。なにせ、壊れそうなものはすべてリュックに詰め込んだもんだから、後ろに人が並んでいるのに、チェックしないといけないものが出るわ出るわ。ノートパソコン、デジカメ、日本の携帯電話。電子機器はすべて電源をいれて確認。私のノートパソコンは起動、終了が遅いので参った。パソコン用のカメラは箱からだすし、双眼鏡はのぞくし(それ反対なんですけど。。。)。ご苦労さまです。ようやくチェックが終わって飛行機へ。

やれやれ、これから13時間半の長旅。寝たりおきたりを繰り返し、11日午後2時半、成田到着。リムジンバスで羽田へ、羽田からJALで広島空港。リムジンバスで広島駅、タクシーで家へ。到着したのは、夜9時半。所要時間29時間。

あーあ、あっという間の2週間だったなあ。


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