北陸旅行 H17.7.25〜30
輝(+熊吾郎)の念願がやっと叶って、北陸旅行に行ってまいりました。
事の発端は、数年前、熊吾郎が職場の旅行で金沢にいき、「兼六園が素晴らしかった!!」と言ってしまった事。
輝の頭の中では兼六園だけではおさまらず、東尋坊・立山黒部アルペンルートが加わり、さらに「どうせ行くのなら」、と熊吾郎の願望も加わり、+近江市場・五箇山合掌造り集落・白山スーパー林道、etc.と膨れ上がり、気がつけば5泊5日の旅行となりました。
(今回の写真撮影には、デジタルカメラ以外に携帯電話のカメラも使用しているので、一部鮮明じゃない写真が含まれます。)
出発前日まで
今回の旅行では、5泊中4泊までは車中泊と決めていたので、RB2のシート2列目と3列目を倒し、マットを敷くことに。
なかなか良い具合のマットが手に入らす、結局ホームセンターで普通の折りたたみのマットを購入。
(出発2日前、一応マットを敷いて寝てみた。結構、寝心地が良いので安心!)
前泊
25日の晩、9時に岡山を出発。備前市内R2沿いのガストで夕食をとり、備前ICから山陽道へ。
順調に走り、姫路東ICを通過してしばらくすると、走行車線にかなり旧式の黒いセドリック(!?)が走っている。
かなり旧式の割りにきれいな塗装、純正ホイール・・・・・覆面P!?と思いつつ、追い越し車線からゆっくりと近づいていくと、車内には案の定、青服のおじさんたちが・・・。
(前の車との車間をとるふりをして、)しれーっと速度を落とし、後ろについて様子をうかがう・・・。
そこへRB2の後ろを走っていたスパ○オが前が空いたので勢い良くダッシュ!
覆面Pはすぐさま車線をかえ、追跡→赤色灯点灯+サイレン→前に出て制止。
停車指示に従い減速しているスパ○オの横を抜きざまに運転席を見ると、おじさんが憮然とした態度でハンドルを握っていました!
初めて高速での取り締まりの瞬間を見ました!(大人しく走ろうっと!)
中国道に乗ったころから台風の影響を受けた雨が降り始め、あとはずっと雨にあいました。
吹田ジャンクションから名神高速に乗り換え、米原ジャンクションから北陸道へ。
福井県に入り、南条SAに車を止め、おやすみ〜!
1日目(雨)
金沢入り。
ナビに従い、近江市場へ。
昼食は市場内の回転寿司へ。(3年前に行ったときのお店ではなかった・・・。)
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昼食後、市場内を見て周り、互いの両親への品を考える。予算もあり、思案に思案を重ね、初めて見たガタエビと旬の甘エビ、サザエをセットにしてクール便で発送してもらう。
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兼六園へ移動。
兼六園
雨の中の散策となりましたが、緑がはっきりと映ってこれはこれできれいだったと思います。
やっぱり雪の季節がきれいだろうなぁ!
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次は、世界のガラス館へ!と考えていたのですが、ガラス館は小松市だった・・・・。
金沢を出て、能登道路に乗り、西回りで輪島をめざす。
能登道路の降り口を間違えましたが、R249号に乗り換え、志賀町〜富来町〜門前町を経由して輪島へ。
途中、能登金剛の一部(機具岩)やゴジラ岩などを見て回る。
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台風の影響による風が強く、ゴジラ岩を見た後、輝が運転席のドアを開けた瞬間、ドアポケットに入れていたプリントが飛ばされ、輝が猛ダッシュで踏んでキャッチ!(今までに見たことがないくらいの速さでした!)
そんなアクシデント(!?)もありながら、何とか輪島入り。
輪島の道の駅で立ち寄り湯の場所を聞く。お勧めは「ねぶた温泉」。
温泉の位置を確認し、夕食は近くのラーメン屋さんに入る。
あちらのラーメンは太麺が主流なのかな!?
晩御飯の後、ねぶた温泉へ。
なかなかいい湯でした。
温泉のあと、一度道の駅に戻りましたが、輪島の朝市の駐車場に移動して2泊目おやすみ!
2日目
輪島朝市を見て回る。
お店を出している人に聞いて朝ごはんを食べられるお店を聞く。
二人して朝定食(焼き魚定食)をいただき、満足!
あとはブラブラと見て回り、輪島塗のお箸と「いしる」を購入する。
塩辛を売っていた威勢の良いおじさんに聞いてお勧めの「いしる」の店を教えてもらう。
(おじさんの店では何も買っていないのに、親切にしていただいてありがとうございました。)
朝ごはんといい、「いしる」といい、あちらの味付けは濃いなぁ!と感じました。
輪島朝市をあとにし、奥能登を目指して走り出す。
最初に寄ったところが、白米の千枚田(この名称で合っているのかな!?)。
大小いくつもの棚田が斜面に広がっているのを見て、昔の人々の努力にひたすら敬服。
千枚田ポケットパークから景色を眺めながら、ふと沖合いをみるといくつかの島影が・・・。
まず見えたのが七ツ島で、大島・狩又島・竜島・荒三子島・烏帽子島・赤島・御厨島からなる諸島(!?)
舳倉島との中間に位置しているらしい。
ポケットパークに店を開いていたおばあちゃんに「あの島は人は住んでいるの??」と聞いたら、昔素潜り漁をしによく行っていたと話してくれました。
おばあちゃんのお話。
「昔、大島(たぶん)には平家の落人が逃れてきて住み着いていたらしく、その怨念(祟り)が島の山奥に入った者に災いをもたらす事があったそうです。実際に、おばあちゃんが若いころに、言い伝えを信じなかった青年が山に入った後、焼けた貝のふた(たぶん)が目に当たり失明した事があるそうです。
千枚田を過ぎ、さらに奥能登を目指して走るが、途中眠たくなってしまい、輝に運転を代わってもらう。
奥能登を回り込み、珠洲市の見附島(軍艦島)を見に立ち寄る。
どうすりゃこんな形の島が出来るんだ??と思いながら、さらに海岸線を走る。
このあたりでは、特に見て回りたいポイントを設定していなかったので、本当にただ走るだけ!
(後から、能登半島についてのHPを漁ってみると、自分たちが素通りしたところにも良いポイントがあったような・・・。)
能登島に渡り、水族館を目指す。
こじんまりとした水族館でしたが、一息入れるにはちょうど良い。
能登半島を回り終え,高岡市内へ。
時間が予想以上にかかってしまい,やむなく北陸道を使用。
富山西ICに向かっていると,頭上に変な雲が・・・。(もしかして地震雲!?とひとしきり話題に)
富山西ICから富山ICまで走行していると,高速道路の標識に「脇見注意 飛行機が上を通過します」の看板が・・・!
確かに富山空港に離発着する飛行機のコース下に高速道が位置していました。
街中を流れる川の河川敷(!?)に空港が見えました。
この日の車中泊は立山駅前駐車場と決めていたので,目的地に行く前に,マットの補充と夕食・お風呂を考える。
マットの補充とは,あらかじめ買っておいたマットでは厚みが足らず,背中(腰のあたり)がでっぱりに当たって寝心地が
悪いので追加したわけです。
ナビのコースから少し離れたところにあった”しまむら”で長方形の座布団のようなマットを2枚購入し,さらに夕食はせ
っかくの日本海側なので,お寿司(もちろん回転していますが・・・。)に決定!
ちょっと値段高めのネタではありましたが,地方によって魚の呼び名が変わることを楽しみながら美味しくいただく。
「ざす」というネタがわからず,食べて美味しかったけど,板前さんにきいたら「カジキマグロ」のことでした。
寿司屋の店員さんに立ち寄り湯を教えてもらい,お風呂を済ませ,いざ!(改めて)立山へ。
ナビに従い,途中コンビニで飲み物などを補充し,立山駅を目指す。
どうもナビの案内は旧道が多く,川の反対側にどう見てもキレイな道があるのに,がたがた道を走らされた気がする。
ようやく立山駅前に着くが,「環境保護のためエンジンは切ってください」の看板に,嫌な予感が・・・。
車を駐車場に止め,寝る準備を始めるが,外気温は20℃を切っているのに車内が暑い!
なんとかウチワでしのぐが限界!
立山駅までの途中に見かけたスキー場の駐車場に移動して,気が引けながらもエアコンをかけて就寝!
(ただ,クマなどの野生動物に注意の看板があり,トイレに行くのが少々怖かった!?)
28日
目覚めると,朝日に浮き立つ立山の山々が美しく,しばらく寒いのも忘れて眺める。
身支度をして立山駅に向かい,ちょうどあったケーブルカーに乗り込む。
(標高が高いので紫外線が強い,ときき,サングラスを購入。)
いざ!立山黒部アルペンルートへ!!(往復1人10,490円が痛い!)
<往路>
美女平までケーブルカーで上り,高原バスへ乗り継ぐ。
熊吾郎は途中で睡魔に襲われ,そのたびに輝に小突かれる。
高原バスで室堂まで行き,記念撮影。(近くにいたおじさんに頼んだら,立山がフレームアウト・・・。)
室堂のあたりには残雪があり,高い山といえば大山と阿蘇山くらいしか知らない熊吾郎は驚き!
立山山腹を貫くトロリーバスへ乗り換え。立山の反対側の大観峰へ。
立山の山腹にこんなトンネルをくり抜いたなんて発想がすごい!
大観峰からの景観に息をのむ!
大観峰からロープウェイで黒部平へ。1700mあまりのワンスパン方式なので確かにゆれは少ない。
が,とにかく高所恐怖症の熊吾郎は両足がむずむず!
それでも写真を撮りまくる。
黒部平に着き,そのまま黒部ダムへケーブルカーで降りる。
いよいよ黒部ダム!
確かに大きいが,何より「こんな山岳地によくもこんなでっかいダムをつくったなぁ!」に驚き!
目当ての放水をしているところを堰堤から見下ろし,虹ができていたので写真に。
ダムのほとりの売店で一息入れながら改めて立山を見上げる。
その雄大さにただただ眺めいるだけ。
ダムを見下ろす展望台まで汗をかきかき上がって記念撮影し,降りる。
後付けの階段なので隙間から下が見えて怖いのなんの!!
<復路>
往路の逆順で帰るだけだが,途中黒部平の”黒部そば”で早めの昼食とし,ロープウェイを1つやり過ごしのんびりする。
100円払って望遠鏡で立山頂上付近をのぞくと,登山者がいっぱい。
とてもじゃないですが,あんなところまで登れない!!
さらに大観峰まで戻って屋上の展望台から改めて景色を写真に撮る。
室堂まで帰り,お土産物などを物色し,アイスコーヒーでもう一息休憩。
高原バスでの往路は正直ほとんど寝ていた。
何とか頑張って起きていた輝も,朝一での出発だったのでさすがに居眠り・・・。
気が付けば美女平についていた・・・。
ここでもお土産を物色し,ケーブルカーで立山駅に降りる。
何度もアルペンルートに足を運んでいるおじさん達が話していたのですが,これだけの好天に恵まれる日もそう無いそうです。
もしかしたら,台風のおかげかな!?
新婚旅行のカナディアンロッキーでも,地元ガイドさんに年に数回しかない好天と言われたので,「これで運を使い果た
したかな!?」なんて話を二人でしていました。
立山黒部アルペンルート,終了〜!
下山後,高原バスから見えた「称名滝」へ。
途中まで車で行けましたが,最後はやっぱり歩き・・・。
暑い中,へいこら歩き,やっと滝壷に近づいた時は冷たいミストで生き返った気分。
その気持ちよさに,76歳のおばあちゃんが「天然のクーラーじゃー」「生き返る〜!」とはしゃいでいたのが印象的。
さらにこのおばあちゃんが,「これで思い残すことはない。いつお迎えが来てもええわぁ!」と。
「元気でここまで上がってこれるんじゃから,そう簡単には死ににゃぁせん!」と楽しい会話(!?)
称名滝を後にし,今度は五箇山方面へ。
夕暮れが近づいていたので,先に夕食にし,途中の温泉場に立ち寄る。
後は寝場所を決めるだけ!
が,ここから「くまてる夫婦らしいアクシデント」が・・・!
目当ての道の駅を指定してナビに従い走行していくと,これまた激しいルート!
曲がりくねっているし,途中に落石防止のトンネルみたいなつくりが連続!
街灯すらなく,目当ての道の駅が近づいても町なんてどこにもない・・・・。
とうとう道の駅到着!
まわりには人気のない,峠にぽつんとある道の駅。
野生動物+αが出そうな場所・・・・。
こんなところで寝れるか!!
(道の駅の名前をよく見ると,自分が目当てにしていた場所じゃない・・・。間違えた〜!!)
(ナビは素直だから,言われたとおりにしか案内せんわなぁ!)
再度,ナビに正しい道の駅までの設定をし直し,走行開始!
けっこう回り道しながら何とか到着。
今度はちゃんと人気のある,町中の道の駅でした。
寝る準備をして,DVDを見ながらのんびり。
さすがに車中泊の疲れか,DVDも半分観たころには眠くなり,そのまま就寝。